大恵陽子の地方競馬遠征記

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昨日の園田FCスプリントを勝ったダノングッド(高知)。



馬場へは先出しだったのですが

(馬番順ではなく、誘導馬より先に馬場入りすること)


ふと馬を引いている外国人厩務員さんを見て




どこかでお見かけしたことあるなぁ🙄




と。



で、後ろ姿を見てすぐ分かりました💡








テトラクォークを担当しているサロモンさん!



テトラクォークと大の仲良しで

いまでは自作のテトラクォークTシャツも持っているとか💡


(園田FCスプリントで着ていたのは

同厩舎のスペルマロンポロシャツ。

西森功オーナーからのご提供でファンプレゼントもされていましたね)



テトラクォークとサロモンさんについては

以前、女性騎手コラムで少し書きましたので参考までに。



https://www.keiba.go.jp/ladiesjockeys/weeklyreport/column11.html





そして、園田FCスプリントのレースレポートは

ウェブハロンにて。



https://www.keiba.go.jp/furlong/2021/20210624_01/



Twitterを見ない方もいらっしゃると思うので

アメブロにも貼っておきます。









なお、参考までに
今年(2021年1月1日〜2021年6月17日)に
園田競馬場と姫路競馬場で行われたレース数の比較を記しておきます。




園田820m・姫路800m               93レース
園田1870m・姫路2000m           67レース



上段(短距離)と下段(中距離)はスタート地点がまーったく同じです。


同じ位置にゲートがあって
ワンターンであっという間にゴールするか
序盤はゆったり進む1周半のレースか、という違いだけ。


それぞれの距離のレース数の差は
平均すると月4レースほど。
つまり、どちらもレースが行われる頻度は大差ないのです。


騎乗したヨハネスボーイは
兵庫移籍後、1400mと1500mばかり走ってきて
今日が初めての1870m戦でした。



私も先入観でコラムを書き進めてしまうことがあります。
入稿前にファクトチェックしていて
「え、なんでこんな書き間違いしてるの!?」
とめちゃくちゃ驚くことも。


日常生活ですぽーんっと大切なことを忘れてしまうことだってあります。



17歳の大山龍太郎騎手がまた競馬場に戻ってきた時は
温かく迎えたいです。
昨日の東海ダービー当日、
ゴールデンウィークに落馬し
脳しんとう、肋骨骨折、肺挫傷、頚椎骨折で休養していた宮下瞳騎手が
復帰しました。


以前、LADIES JOCKEYS内のコラム
「Yoko’s Weekly Report」でも少し触れたのですが
落馬直後でめまいと吐き気がひどく
家の中でも四つん這いでないと動けなかった時
後輩の今井貴大騎手が週末に子どもたちを預かってくれたのでした。


「あまりにもつらそうだったので
週末に子どもたちに『泊まりにおいで』と誘ったんです。
コロナの前は月に1回くらい一緒にみんなで食事をしていたんです」


と今井騎手。
家族ぐるみで仲が良かったようです。


そんな心優しき32歳が今年の東海ダービーをトミケンシャイリで制覇。
ダービー4勝ジョッキーとなりました。









トミケンシャイリは1番人気に支持されながらも
ダービーまでの調整過程は順調といえるものではなかったようです。

ダービー出走を目指し、5開催連続で出走し5連勝を挙げた後
東海ダービーまでの6週間は体調の回復とダービーへの仕上げという
矛盾する2つのことを抜かりなく行わなければならない状況。

最終的にそれに応えたトミケンシャイリも
ここまで持ってきた陣営も素晴らしく、今井騎手は

「すごく嬉しいです。
自厩舎で勝てるのが一番の嬉しさですね」

と一昨年のエムエスクイーンに続いて自厩舎でのダービー制覇を喜びました。



(ダービーのパネルを食べようとするトミケンシャイリ)




一方、口取り撮影が行われる直前
悔しそうな表情を見せながらも、どこか清々しさも感じられたのは加藤誓二騎手。









デビュー21年目の彼は、実はこれが「東海ダービー初騎乗」。


「僕、ダービーにはまだ乗ったことがなかったのに
まさかの“ダービー初騎乗”が期間限定騎乗中の北海優駿(2020年ルージュ
クィーン9着)
だったんですよね(笑)」


2カ月前のある日
門別への期間限定騎乗中の思い出とともにそんなことを教えてくれました。

ジョッキーにとって
その土地で行われる「ダービー」というのは特別なもの。


毎年、この季節になると彼らの口から
ダービーの特別感が伝わってきます。



普段、検量室付近で取材をしていると
「これ、どうぞ」と自販機でコーヒーやジュースを買って持ってきてくれる加藤騎
手。

この日も2R終わりに数名で宮下瞳騎手の取材を行っていると
男性にはコーヒー、私にはりんごジュースを渡してくれた思いやりに
「今日のダービー、がんばって!」
と心の中で声援を送ったのでした。


2強ムードの東海ダービーで
加藤騎手は6番人気のスズノスケで4着。







悔いも残るようですが最後にこう話しました。


「お客さんがいなくて寂しかったですけど
『あぁ、ダービーやな…!』って思いながら乗っていました。
ダービー初騎乗、楽しかったです」