”お前は飛ばしすぎだ。”

 

 

 

社長から注意を受けた。

 

 

 

会社で一番 飛ばしているのは社長。。。のはずですが。。。。言われてしまいました。

 

 

 

そういえば

 

数年前

 

社長から

 

”お前から どんなに良い提案が出て来ても すべて ”ノー ” だ。

 

 

そう 

 

いわれてしまった。

 

 

当時、

 

コトバの意味が理解できなかった。

 

 

社長から

 

今日

 

”飛ばしすぎだ。” と指摘され

 

ようやく、

 

今ごろになって

 

当時の

 

ノーの意味に気づく。

 

自分の無能さに、

 

笑えてくる。

 

 

 

 

戦国時代

 

黒田如水(くろだじょすい)という

 

稀代の天才軍師がいた。

 

 

豊臣秀吉から

 

自分以外で、

 

次の天下を狙える男は、

 

黒田如水だと言われるほどの男だった。

 

 

 

黒田如水のコトバ。

 

”草履片々(ぞうりかたがた)木履片々(ぼくりかたがた)” 

 

 

意味は、

 

天下の一大事の時

 

あわてて

 

片方が草履(ぞうり)で

 

片方が木履(きぐつ)という間違いを犯してしまうことがあるが、

 

それでも

 

すぐに進まなければ、

 

チャンスは逃げて行ってしまう。という意味になる。

 

 

しかし

 

彼は

 

戦国随一の頭脳を持ちながら

 

天下を取れなかった。

 

地盤の九州ですら、統一は出来なかった。

 

なぜか?

 

 

企業経営には

 

本当のようなウソの話がたくさんある。

 

 

一般的には。。。

 

イノベーションこそ、企業の未来を切り開く。と言われている。

 

しかし

 

現実は違う。

 

業界のパイオニア企業は、

 

その業界のトップには だいたい立てない。(例外もあるが)

 

 

実例はいくらでもある。

 

ひげそりの安全カミソリを発明したのは、

 

”ジレット”ではなく、

 

”スター”という会社になる。

 

 

インスタントカメラを発明したのは、

 

ポラロイドではなく、

 

”デュプロー二”

 

 

PC向け表計算ソフトを開発したのは、

 

マイクロソフトではなく、

 

ビジコープという会社になる。

 

 

現在、市場を制覇しつつある

 

アマゾンでさえ

 

オンライン書籍販売のパイオニアではない。

 

あとから追いかけて

 

トップに立った企業なんですね。

 

 

 

 

 

先進的なイノベーションを生み出す企業で、

 

最終的に市場の覇者となり、

 

競争に勝ち残ることが出来た企業は、

 

統計的には

 

一割にも見たいない。

 

 

 

 

本当のようなウソの話 2

 

〇不確実な世界の中で、成功するリーダーは 大胆で、進んでリスクをとる。 ×

 

 業界トップの会社は、

 大胆ではない。

 創造的でもない。(きっぱり)

 実証的なデータに基づいて、”何が有効か””なぜ効果があるのか”の

 PDCAをまわし、コツコツ慎重に前に進めていく。

 しっかりとした意思があり、徹底した現実主義。

 

 

〇不確実な世界で生き残るためには、イノベーションが肝。×

 

 分かりやすい例としては、

 織田信長は天才イノベーターだったが、

 天下を最終的に取ったのはイノベーターではない徳川家康だった。

 企業を大きくする能力は、

 0→1を生み出す能力ではなく、

 1→10にスケールアップさせる能力。

 創造力と既存の仕組みを融合させ発展させる能力なんですね。

 

 

〇不確実な世界では、スピードが重要。×

 

 先に話した、

 スピードを重要視した戦国武将

 黒田如水の結果を見ればよくわかります。

 

 彼は、

 戦国一の頭脳を持っていながら、

 九州すら統一できなかった。

 

 環境が急激に変化する時代では、

 素早い判断と行動が求められることは否定しないが、

 ”スピード・そうでなければ死” ではない。

 

 クルマの運転同様、

 スピードを出す過ぎると、

 だいたい

 事故を起こす。

 

 世界が劇的に変化したからといって、

 自分自身が劇的に変化を遂げる必要はない。

 

 

〇業界のトップに立つ企業は、運に恵まれている。×

 

 業界トップに立つ企業は、むしろ不運からスタートしている場合が多い。

 成功のカギは、運に恵まれているかどうかではなく、

 未来からやってくる幸運、不運に対し

 どう向き合ったかで決まる。

 

 

 

最後に

 

黒田如水の名言をひとつ♪

 

 

”上司の弱点を指摘するな。”

 

 

 

物事は、結果を出さなければならない。

 

結果を出すためには、

 

上司を味方にしなければならない。

 

上司が

 

有能か、無能かは

 

結果を出すために関係ない。

 

 

 

上司の悪口、他人の悪口を言っている人で、

 

大きな仕事をしている人を見たことがない。