今朝

 

店舗のマネージャーから相談をうける。

 

 

”〇〇シニアマネージャーは、

 

 貧乏を経験したことが無いから 生活が厳しい人に寄り添えないのです。”

 

 

?????

 

 

”なんのこと?”

 

 

 

”自分が担当している店のスタッフではないんですが。。。

 

 

 今回、

 

 ○○店の○○さんが、コロナの陽性になり、長い間、出勤停止になってしまったんです。

 

 その為、収入が減り、困っているのです。

 

 

 

”有休で対応すればいいのでは。”

 

 

 

わたしも、

 

有給届け出を出すように話をしたんですが、

 

 どうも

 

 シニアマネージャー(直属の上司)で、書類が止まってしまって、有給が使えなかったそうなんです。

 

 

 

 

 

”だったら

 

 今から 

 

 有給届出書を出したら”

 

 

 

”それが。。。

 

 先月の話なんです。

 

 もう給与明細が届いてしまっているので、

 

 過去にさかのぼって、有給取得は出来なんです。”

 

 

 

”そりゃそうだね。”

 

 

”だったら今月で、取るようにしたら?”

 

 

 

”むりです。

 

 彼女は、週5日、働いているので、

 

 有休をとって、休みは取れても、結局、収入は変わらないんです。”

 

 

 

 

。。。。。。。。。

 

 

 

”シニアマネージャーは、

 

 生活の厳しいひとの気持ちが分からないのです。”

 

 

 

 

。。。。。。。。

 

 

 

” お米が買えない人のつらい気持ちなんか分からないんです。”

 

 

 

 

。。。。。。。。。

 

 

 

 

どうも話を聞くと。。。

 

彼女の彼氏も、収入が低く、

 

ふたりとも

 

コロナの陽性となり、収入が減ってしまったとの話だった。

 

そして

 

クレジットカードも無いとの話だった。”

 

 

 

”しょうがない

 

 優先的に、彼女に残業をしてもらい、多少の賃金フォローをすることくらいしか考えつかない。”

 

 

 

 

店舗マネージャー

 

”すいません。

 

 明日くらいに、彼女から電話が入ると思います。

 

 彼女の やり場のない悔しい気持ちを聞いてあげてほしいです。”

 

 

 

”わかりました。 しっかりおわびします。”

 

 

 

 

彼女から

 

電話が掛かってくることは無かった。

 

 

 

後日

 

シニアマネージャーに

 

部下の有給届出書の件を確認すると、

 

 

”自分も、彼女に 急ぎ提出するように言ったのですが、もう大丈夫です。いいです。”との話だったので、

 

それ以上は、聞きませんでした。”

 

 

 

 

 

 

最近、

 

そういう冷たい話を聞くことが増えた。

 

 

 

なんだろう。

 

 

 

 

 

人事において

 

絶対に必要なコトがある。

 

 

 

”真摯(しんし)さ”

 

 

 

真摯さがあって

 

初めて、

 

組織は、組織と言える。

 

 

 

 

強みより

 

弱みに目を向ける人を

 

マネージャーに任命してはならない。

 

 

 

人の劣っている事には、

 

よく気づくが、

 

秀でている事には目が行かない人を、

 

マネージャーに任命してはいけない。

 

 

 

何が正しいかよりも、

 

誰が正しいかに関心を持の人を

 

マネージャーにしてはならない。

 

 

仕事よりも

 

人を重視することは、

 

組織全体を、いづれは堕落させる。

 

 

また、

 

真摯さより

 

頭の良さを重視する人を

 

マネージャーに任命してはならない。

 

 

そのようなものは、

 

人として未熟であり、

 

しかも、

 

その未熟さは、

 

通常、

 

なおることは

 

無い。

 

 

 

極端に言えば、

 

仕事はザル。

 

判断力も

 

行動力も無い。

 

しかし、

 

マネージャーとしては無害。という人がいる。

 

 

一方、

 

知識は豊か、

 

聡明で、うまく仕事をこなしている。

 

しかし

 

真摯さに欠けている人、

 

この人の存在は、

 

会社を破壊してしまう。

 

 

 

会社のなにを破壊するのか?

 

それは、

 

会社にとって

 

もっとも

 

かけがえのない資源である人間を破壊してしまう。

 

結果、

 

会社の精神を損ない。

 

会社は消えてゆく。