最近

 

社長から

 

”イソロク”と、呼ばれる。

 

 

 

そう、

 

山本五十六(ヤマモトイソロク)のことだ。

 

 

畏れ多い。

 

 

 

 

なぜ、

 

そのように呼ばれているのか?

 

 

 

 

 

先日、

 

”そろそろ床屋に行こうかな。。。”

 

と、

 

つぶやいたら。

 

 

家内から

 

一言。

 

 

 

わたしは

 

いつも

 

仕事の合間に床屋さんに行く。

 

なので

 

完成度より

 

スピードが命♪

 

料金も安い♪

 

 

 

わたしは

 

顔など

 

くっついていればいいと思っている人間なので

 

髪型などは、

 

床屋さんにお任せ♪

 

 

 

先日

 

家内から。。。

 

”お金を出すから

 

 ちゃんとした

 

 床屋さんへ行ったら”

 

 

 

家内の問いかけは。。。

 

”行ったら?”

 

と、やさしく提案しているように聞こえるが

 

 

”絶対に行け!” という命令なんですね。

 

 

 

家内から指令が出る。

 

”いつもより

 

 髪を短く切れば、

 

 床屋さん行く回数も減るからボウズにしたら♪ニコニコ” 助言を頂く。

 

 

家の近くの

 

昔ながらの

 

床屋さんに行った。

 

 

 

床屋のおじいさんから

 

どうしますか?

 

 

さすがに

 

いくらなんでも

 

ボウズはヤダな。と思い、

 

山本五十六(ヤマモトイソロク)のような感じでお願いします。と、伝える。

 

 

髪の毛の短い人のたとえが

 

山本五十六しか

 

思いつかなかった。

 

 

すると

 

床屋のおじいさんから

 

”山本五十六は、坊主ですけど、いいんですか?”

 

 

じゃあ

 

”山本五十六が、ちょっと髪の毛を伸ばした感じでお願いします。ウインク

 

 

そして

 

完成したら

 

やたらと。。。

 

頭が寒い。

 

家に帰ると

 

家内から

 

”えっ チャボみたい。”

 

 

?????

 

チャボですか?

 

 

 

そして

 

翌日、会社に行くと。。。

 

社長から

 

変わった髪型だな。。。

 

かっこいいのか。ダサいのか分からない。

 

 

床屋さんで、

 

”山本五十六みたいにしてください。”とお願いしたら

 

こうなりました。

 

 

 

 

 

 

有識者たちは

 

将来

 

コンピュータの進化で

 

中間管理職(ミドルマネジメント)は滅亡する。と断言していた。

 

 

しかし

 

予測ははずれた。

 

 

企業は

 

新種のミドルマネジメントを必要としたから。

 

 

新種のミドルマネジメントとは。。。

 

 

有識者たちが絶滅を予言した、

 

ミドルマネジメントとは、まったく異質なものだった。

 

 

 

昔からあった

 

ミドルマネジメントとは、

 

自分の下の者に向かって、

 

”指示をだす。”

 

シンプルなマネジメントの事だった。

 

”あれをやれ”

 

”これはダメ”

 

 

つまり

 

自分に報告する人間に対してだけ

 

責任を持つマネージャーのことを意味した。

 

 

しかし、

 

新種のミドルマネジメントとは、

 

自分の上の者に向かって、

 

あるいは、横の者に向かって、

 

もっと言えば、

 

自分が命令できない偉い立場の人間に対して、

 

責任を持つことを意味した。

 

 

 

 

新種のミドルマネジメントは、

 

専門家の側面を持つ。

 

 

具体的には、

 

工場長

 

支店長

 

そして

 

マーケティング、財務、広告といった、

 

大昔なら、

 

知られることの無かった新種の業務を行う人たちのこと。

 

 

この新種のミドルマネージャーたちの決定と行動は、

 

会社のトップではないが

 

会社の方向とポテンシャルに、

 

重大な影響を及ぼす。

 

 

たとえば、

 

P&Gのプロダクトマネージャーは、

 

ラインのマネージャーではない。

 

ましてや、

 

スタッフでもない。

 

彼らの仕事は、アドバイスや指示をする人でもない。

 

 

リアルな仕事をする人。

 

地位、

 

ミッション、

 

報酬は、

 

トップマネジメントをする人には遠く及ばないが

 

P&G社に与える影響は、

 

トップマネジメントと同じ責任を負う。

 

 

彼らは、

 

トップではなく

 

ミドルだが、

 

”われわれの事業は何か?”

 

”われわれの目標は何か?”

 

”優先度の高いものは何か?”

 

の意思決定を行う立場にはないが、

 

それらの会社の意思決定において

 

必要な知識を供給することによって貢献をする人たち。

 

しかも

 

それらの意思決定は、

 

彼ら新種のミドルがみずからの責任と権限に基づいて実行に移さない限り、

 

真の効果のあるものにはならない。

 

 

会社は、

 

新種のミドルマネージャーたちが、

 

能力、成果をいかにあげさせることが出来るか、

 

これが新種の課題。

 

 

会社の課題とは、

 

凡人をして非凡なことを行わせること。

 

天才の登場をあてにしてはいけない。

 

 

凡人から強みを引き出し、

 

ほかの者の助けとすることが出来るか否かが、

 

会社の良否を決定する。

 

 

同時に、

 

会社の役割は、

 

人の弱みを無力化することに尽きる。

 

 

 

テレビで

 

ロシア大統領の話を観ていると

 

山本五十六が生きていたころの日本と

 

オーバーラップする。