宅録ミュージシャン6月15日 「Listen To The Music」  | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

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名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
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ドゥービー・ブラザーズとイーグルスはよく比較されていた。

共にコーラスワークがすばらしい。

そして、イーグルスはカントリーっぽいけどバラードが多く、ドゥービーの方は意外とファンキーだったりする。

その後イーグルスは「ホテルカリフォルニア」以降、ロックっぽさを急激に深めて行き、逆にドゥービーのほうは1978年の「ミニット・バイ・ミニット」以降、急激にAORっぽさを深めて行った。


 

ドゥービーのこの音楽的な大変化は、フロントマン・トム・ジョンストンが1974年頃から一時的にグループを離れたこと、スティーリー・ダンのブレーンだったマイケル・マクドナルドの加入が原因ということで、彼のボーカルの泥臭さこそが、ある意味ドゥービーの代名詞だったわけであり、それが無くなったサウンドはもはやドゥービーではないと、多くの古来からのファンが怒り、失望し、離れたという。


 

自分的には1972年の「Listen To The Music」こそがドゥービー・ブラザーズである。

アコギのストロークがもうそのもので、このストロークはイーグルスの「TAKE IT EASY」、ウイングスの「BAND ON THE RUN」と並びもっともグッと来るストローク(笑)。