「生きづらい」まま生きていく | 「ひとりぼっち」のあなたへ

「ひとりぼっち」のあなたへ

NHK福祉番組出演、各地講演、生きづらさ書籍執筆――

幼少期の傷、自殺未遂、DV、依存…心の病サバイバー、咲セリが伝授する
生きづらい人生が「しあわせ」に変わる100の習慣と生の体験談
(「周りの人ができること」アドバイス付き)

(続きです)



「生きづらさ」は治しきらなきゃいけないの?



その疑問が、私の中に湧き上がったのは、
本当に最近のことでした。



確かに、生きづらいことは、しんどい。


もっと、「健常(あえてこの言葉を使います)」な人みたいになれたら…。


でも、そう思っているときって、
「今の自分」を、「否定」しているってことなんですよね。


今の、ふつうより少し歪んでしまった自分は、
過去につらい経験があり、
それでも生き延びるために、死なないために、
なんとか踏ん張ってくれた証。


そんな自分を否定してしまったら、
きっと、「がんばってきた私」は悲しむ…そう思ったんです。



それに、もし、私のこの異常なまでの過敏さを失くしたら、
もしかしたら、人の痛みを我がことのように思える優しさも失くし、
不安だからこそ、がんばるという向上心も失くし、
夕焼けを見て、毎日泣けるほど感動する感受性も失くしてしまうかもしれない。



だったら……



「このまま、生きていく」



という選択肢もありなのじゃないかなと思ったんです。




もちろん、苦しい症状については、
引き続き、病院や、家族や、自分自身の力を借りて、
少しでも、苦しみが和らぐ方法を模索したいと思います。




でも、ちょっとの歪みは、私が私である証。


人に合わせなきゃと、焦るのはやめました。



もし、これを読んでいるあなたが、
「人と同じでなければならない」と苦しんでいるのなら…


そのままのあなたの魅力を探してほしいと思います。


「私なんて、いいところはひとつもない!」


そう思われるかもしれません。




だけど、自分で「ダメ」だと思っているものも、
裏を返せば、あなたにしかない優しさだったりするんです。



「生きづらさ」から逃れる、最初の一歩。



それは、「生きづらさ」を、
「個性」だと受け止めること。




そこから、その中の、
「本当に取り除きたい物」を探していければと思います。




周りの無責任な

「治さなきゃ、しあわせになれない」

に負けないで。


「生きづらい」まま、
あなただけの「生きやすさ」を探していけたらいいなと思います。







 

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