エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#幻のお役目 #とても大切な善いもの

2024-04-22 07:02:31 | エリクソンの発達臨床心理
「発達トラウマ障害 Enpedia」
は、内閣府情報調査室が情報操作をしているだろうGoogle検索ではなさらず、
MSN検索、あるいは、 Bing検索にて、ご参照ください。
としましたが、1日で、MSN検索、Bing検索にも、内閣府情報調査室が施したであろう、情報操作が入りました。
それだけ、「発達トラウマ障害 Enpedia」の真実が大事。 
 Toys and Reasons『おもちゃ と 賢慮』
 p.80の第2パラグラフから。

 
 世の中に対する見通しと毎日礼拝を,『子どものころと仲間たち』で最初に関係づけた,人類学的なちょっとした情報と結びつけましょうね。と申しますのも,初めによくよく知っておくことになっているのは,毎日礼拝は,毎日の暮らしを見る一つの視座なんですから、この毎日の暮らしを見る一つの視座は,自分のところより,外国の文化,よその階級,よその家族の方が判りやすいものです。その場では,毎日礼拝は,単に,そうするのが当たり前な唯一のこと,としてしか思えないことなんですね。疑問なのは,「どうして、みんながみんな、私のようにしないんだろう?」ということです。確かなのは,私が人類学者の皆さん(専門家も、アマチュアも)と分かち合っているのは,驚き(訳注:不思議に思う気持ち)だ,ということです。その,驚き(訳注:不思議に思う気持ち)とは,その土地で,「昔はこのあたりじゃぁ,こうするのがよかったんじゃよ」と静かに語って,人の道として,あるいは,生活実感として,髪の毛一本も見逃さない天が正しいと間違いなく認める 一つの解釈を示す,その古老との出会う時です。ファニーという ユーロック族のシャーマンが私に教えてくれた 普通の食事の正しいとり方をご紹介しましょう。それは,北カルフォルニアのユーロック・インディアンの間でのことです。厳格に人や物の配置が決まっていました。「物心がつく」頃の子どもがしつけられるのは,型通りの食事の仕方です。ユーロック・インディアンの子は,スプーンにほんの少しの食べ物を乗せて,ゆっくりと口に運び,食べ物を噛んでいるときには、スプーンを下げるようになるように定められているのです。特に,食べ物を楽しみ飲み込みながら,今ここで豊かになっているんだと想像するように定められているのです。食事中は誰もが沈黙を守るのは,皆が思いを1つにして貝殻のお金とサケに集中するためなんです。このような毎日礼拝は,昔懐かしいニーズを,口を介した一種の幻に引き上げましたね。

 
  幻と言われたら,馬鹿な事,夢幻の当てにならないこと,と思いがちですね。でも,この毎日礼拝の幻は,とても大切な善いもののようですね。
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