「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」 | MCNP-media cross network premium/RENSA

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「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」

 “DOCTOR STRANGE IN THE MULTIVERSE OF MADNESS”

    (2022/アメリカ/ウォルト・ディズニー・ジャパン)

 

 監督:サム・ライミ

 脚本:マイケル・ウォルドロン

 

 ベネディクト・カンバーバッチ エリザベス・オルセン ソーチー・ゴメス

 キウェテル・イジョフォー マイケル・スタールバーグ

 ベネディクト・ウォン レイチェル・マクアダムス

 

 おすすめ度…★★★☆☆ 満足度…★★★★☆

 

 
GWはもともと映画界が興行を盛り上げるために作った和製英語。
だからGWには映画を観るのが正しい過ごし方なんです。
 
そんなタイミングに合わせてマーベルスタジオズの新作映画が公開初日を迎えました。
 
しかも通常は金曜日が公開初日になるのが定石の中で、あえてGW後半の三連休のど真ん中の水曜日に設定という大勝負。
 
話題の作品の中でも特に楽しみにしていたものやマーベル作品などは出来るだけ初日に観に行くようにしていますが、さすがに初日初回とかは無理。
 
公開初日に関してはタイムテーブル次第ですが、仕事終わりの金曜の夜の回に駆け込むパターンが多くなります。
 
今回は休日ということで前売り発売直後に席を確保。
当初の予定ではライブ観覧のための広島遠征から帰路に就く日だったので、初日初回は最初から無理だったわけで、コロナ感染でライブが中止になった結果、今回のチャンスが巡ってきたというわけです。
 
10時上映開始回ということで、9時半前にはシネコンのあるショッピングモールに到着。
スクリーン入場開始時点で列ができていたので、やはり楽しみにしていた観客が多かったようです。
 
ちなみに上映時間の5分前に販売サイトをチェックしたら、見やすそうな席はほぼ満席状態になっていました。
 
 
さて、ネタバレはやめておきます。
とにかくいろんな意味でめちゃくちゃです。
 
MCU(マーベル・シネマテック・ユニバース)シリーズとしては、前作の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」を受けての作品で、「ドクター・ストレンジ」シリーズとしてはこれが2作目であり、なんと5年振りの続編というわけです。
 
もっともその間も前述の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」だけでなく、「アベンジャーズ」シリーズにも出続けていたので、久々感はまったくなく、逆にシリーズ1作目の内容を覚えていません。
 
それにしてもここまで話が大きくなってしまうと一連のシリーズ初見の人はついていけないかもな。
 
しかも「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で登場したマルチバースの世界観がさらに拡大していくので、もう何でもありになっています。
 
そしてテレビシリーズの「ワンダビジョン」から続く物語でもあるので、そちらを観ていないと一部わかりにくいという複雑な設定。
 
自分も「ワンダビジョン」は観ていなかったですが、何となく話の流れで背景は理解できたので助かりました。
 
個人的には最初に出てくる目玉怪獣みたいなのがツボでした。
ちょっと既視感みたいなのがあって、いろいろ思い返してみたら「ジャイアントロボ」に出てきたガンモンスそのものじゃないですか。
 
 
最初からワクワクで楽しめたので良しとします。
 
マーベルの作品ですが上映時間的には120分そこそこでそれほどの長尺ではない。
それにしてはやたら長く感じたのは、いろんな要素を詰め込みすぎて、逆に散らかしっぱなしになってしまって、それを最後に強引に収束させた結果、お腹いっぱいになっちゃった感じでしょうか。
 
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」ではスパイダーマン好きにはたまらないクライマックスで盛り上げましたが、シリーズを知らない人にはチンプンカンプンだったでしょう。
 
今回もMCUの世界観をある程度知らないと厳しいのかもしれません。
自分はそこそこ程度の知識と映像体験なので何とかついていけたといったところでした。
 
 ユナイテッド・シネマ前橋 スクリーン5