おぢゃっこさんですが、おかげさまでレベル48に相成りました。
きっとなにがしかが成長したのだろうと信じたいところです。
が、一方で全く成長していないと確信できるステータスが幾つかございまして、
物覚えもさることながら食べ方が幼少期から進歩しておりません。
介護というと食事、排泄、清潔行為が介護におけるいわゆる三大支援とも言われたりします。
が。
実はおぢゃっこさん。
自分への食事介助が絶望的なまでに下手です。
特に食べこぼしは酷い。
中でも、あの口に入れようとした途端に粉が舞ってしまう大福やきな粉餅などの類…
あれを全く散らすことなく食べる業。
習得できておりません。
もはやできる人たちの神技が意味不明。
おぢゃっこさんに至っては口に近付けることはおろか、そこまで運ぶ過程においてまるで春の終わりを告げる風に舞う桜の花びらのように軽やかに空中に大量散布します。
あれは舞い散りまくるものではないのですかっ
さらには破片がどんどん増殖する類のパイ生地や地層崩壊系のサクサク触感系スイーツの類…
あれも厄介極まりない。
そもそも個装などされているものが多く、袋を破った時点すでに崩れてしまうこと多数。
挙句噛みつこうものならボロボロと崩れ落ち、慌てて拾おうとしようものならさらに細かくなり指に唾でもつけてくっつけて拾いでもしないと無理ゲーになるあれ。
無傷で食べるなど到底無理
それはもう小さな頃から食べこぼしやらマナーがなっておらず、父に食事の度に叱られまくっていました。
食べ方が汚かったり、マナーが悪かったり、零したりすると小突かれ、デコピンされ、蔑まれ、そりゃあもう…食べることが苦痛でしたwww
まー、そこでしっかりとご指導賜って直せばよかったのでしょうが、どっこいおぢゃっこさんが取った手段は
極力一緒に食べない。
食べてる姿を他人に見せない。
出来る限り一口で強引に頬内に格納。
これを最優先とするようになりましたwww
一種の早食いと言いますか隠れ食いと言いますか、とにかく人前で食べない。または食べている姿を隠ぺいする。
隠し切れさえすれば
どんなに食べ方が汚かろうが、
出鱈目だろうが、
マナーがなってなかろうが
食べた後を証拠隠滅すれば
問 題 ナ シ
とにかくなるべく人前では食べる様子を見せない。
これを極めていったのです。
したがって食べ物の好き嫌いの基準は
零しにくいか
汚しにくいか
食べやすいか
早く食べられるか
一人で食べられるか
人目につかないか…
といった外的要因によって大きく左右されることになります。
事あるごとに「カレー」を押し出していますが、マナーが問われる状況ならば…カレーであっても嫌いにもなり得るという事です(白ワイシャツ時にカレーうどんという絶望的状況など)。
きな粉餅や大福に至っては、大嫌いと公言していますが…人目につかない状況…すなわち!
粉が舞ったり、手にベタベタくっついたり、色々零れてしまったりしても全くお咎めがない奇跡的状況さえそろっていれば…
大好きです
当然ではありますが、公共の場面や緊張感を伴った会食の場やお値段の張る食事などはおいしさ云々関係なく
大嫌いです
なんなら過敏性大腸炎により、もれなく厠の住人と化すこと間違いなしというオプションも加わることになりましょう
もう、私の前に運ばれてくること自体が食材にとって不幸でしかなく、いかに素晴らしい料理人が超絶技巧を駆使して調理したとしても
「猫に小判」
「豚に真珠」
「馬の耳に念仏」
「おぢゃっこさんに高級料理」
なのであります。残念
…そんなこんなでお祝いのケーキは不要です。特に高級なのはむしろ却下で。
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