TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 408

2022年12月04日 | エッセイ
 一年ほど前に、ネズミの侵入経路を全て塞いだ。特に浴室の入り口は速乾性コンクリートを買ってきて完全に穴を埋めた。その上、以前にも書いたように古くなった浴室を壊し、ユニットバスにした。これでねずみの侵入経路は全くなくなった筈だ。

 ある日、洗濯機の上の小窓に大きなネズミを発見した。長い尾を窓の中に入れ、ゆったりと寛いでいるようだった。それからネズミとの再度の戦いが始った。夜間には全ての窓をネズミが入れないほどにしか開けておかないようにし、念のために食料は食卓の上に一切置かないようにした。

 出来る限りの対策をしたつもりだが、夜になるとダイニングキッチンをネズミが猛スピードで走り抜けるのを何回も目撃した。冷蔵庫の下に潜り込んだのを見た家内は強力な、医薬品に指定されているゴキブリ殺しを噴霧した。またある日は洗濯機の下に潜り込んだ。そればかりではない、夜中に家内の部屋中を走り廻っているそうだ。朝に目覚めると、枕にネズミの糞が幾つもついていることがあったらしい。

 ネズミにこれほどのさばらせては人間様の沽券にかかわる。ねずみ捕りかごを2種類、プロが使う業務用強力ネズミ捕り用粘着板、置くだけでネズミが寄り付かなくなる侵入防止袋、そして最後に猫の匂いのする噴霧剤を購入した。かなりの額になったが、その倍は支払ってもこの戦いに勝ちたかった。

 私が商品を選んでいると、自信ありそうに商品を手に取っている私と同年配の客がいた「それ、効くんですか?」と聞くと、「いやわかりません。試してみるつもりです」と云っていた。彼もネズミに翻弄されている哀しい仲間であったらしい。

 夫々の商品を、夫々の場所に置き、楽しみに次の朝を待った。結果、ネズミは一匹も捕獲されていなかった。家内が粘着版のそばに米粒をわざと撒いておいた。米粒はかなり減っていたが、粘着版には人間様を馬鹿にしたように糞が一つついていただけだった。家内の枕元に置いておいたネズミが寄り付かなくなる侵入防止袋は効果があったらしい。あと何日か現状を続け、それでだめならまだ使っていない猫の匂いのする噴霧剤をあちこちに噴射してみるつもりだ。猫を飼えば一番いいのだが、世話も大変だし、死に別れるのがもっと嫌だと家内に反対されている。

 二、三日後に成果があった。洗濯機の上に置いた粘着板に子ネズミが一匹かかっていた。これで奴らを全滅に出来ると楽しみにしたが、その後の成果は全くない。今は次の対策を家族で協議しているところだ。

 11月の半ば過ぎに、日本民家園に行った。写真仲間たちと写真を撮りに行くのは一年ぶりだった。コロナが蔓延するまでは月に2度か3度ほどあちこちの撮影地に行っていたが、コロナの感染者がこれほどに増えると安心して皆を誘えない。而し、仲間の元看護婦さんが「夜の飲み屋に行かない限り、公園のような空気のきれいな場所なら心配ないわ」と私に再開を求めた。往復の交通機関での行動に気を付け、昼食は出来得る限り外のベンチでとることにして彼女の希望に応えた。お昼を途中で買い求めるのも楽しい。




 山田家のチンダル現象だが、決定的な失敗作である。安易にオートのピント合わせを使ってしまったのだ。ピンの甘い、ボケたチンダル現象になってしまった。マニュアルでチンダル現象そのものにピンを合わせるべきだった。以前にはそのようにして撮っていたと今回の安易な撮り方を反省している。

 以下は西門から出て、民家園の外から撮ったものである。そば処の山下家と佐々木家の下辺りである。毎年、この辺一帯の紅葉が一番きれいである。










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