1796500 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

最新情報 前立腺がんの診断と治療

最新情報 前立腺がんの診断と治療

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2023年04月23日
XML
カテゴリ:前立腺がん

​◆◆ 神戸で日本泌尿器科学会総会が開催されました。 ◆◆​​

​私Uromasterも参加してきました。

前立腺がんに関しては、ゲノム診断(遺伝子診断)

そしてその結果から治療への応用に関する報告が多い印象でした。


ゲノム診断が、近年可能となったため、

各施設からゲノム診断の結果が報告されています。

遺伝学用語が飛び交っていました。

ゲノム診断(遺伝子診断)とは、

BRACAnalysis診断、

前立腺がんの生検標本や転移組織、そして循環腫瘍細胞のゲノム診断を行い、

前立腺がんに、

どんな遺伝子異常があるかを解析するものです。

まだ、ゲノム診断結果が、なかなかいい治療に結び付きませんが、

プレシジョンメディシンへの足掛かりとして、

今、世界中で、解析、臨床試験が行われています。

現時点で、実際の治療に結び付くのは40%前後のようです。

BRCA遺伝子変異陽性であれば、リムパーザ(一般名オラパリブ)が、

他の治療より有効というのが、わかっています。​

1つのプレシジョンメディシンとして、実際の医療に使えるようになりました。

MSI-Highのゲノム診断(遺伝子診断)であれば、

キイトルーダが、効果的といわれています。

プレシジョンメディシン、個別化医療と大袈裟ですが、

一般的な治療に抵抗性で、悪性度が高く、進行がはやいものが多いため、

治療で、遠回りしないという意味では画期的です。

問題は、必ずしも、根治治療とまではいかないことです。

今まさに、端緒についたばかりという状況です。


​その他に、私Uromasterの目をひいたのは、

神経内分泌がん(小細胞がん)に関する発表、講演、解析結果の報告です。

​今年は、神経内分泌がんの報告が多かった。

神経内分泌がんが、稀な疾患ではないことが、再認識されたためと思います。

特に去勢抵抗性前立腺がんの中で、

神経内分泌がんが占める割合が少なくないことがわかってきています。

本日4/23の電子配信で、神経内分泌がん(小細胞がん)について解説しています。


また、過去の配信でも、

2019年8月、9月

『前立腺小細胞がんとは? その1~その3』

2020年1月、11月

『前立腺小細胞がんは、去勢抵抗性前立腺がんでは、実際多くて、急激に悪化する!?』

『日本癌治療学会総会と日本泌尿器腫瘍学会 内臓転移とNSEと前立腺小細胞がん』

で、解説しています。

興味がある方は、参考にしてもらえればと思います。

​その他には、

AI、Artificial Intelligence(人工知能)の医療への応用も、

今回話題になっています。





面白かった、ためになったという方は、クリックしていただけると嬉しいです。 






​​​前立腺がん治療の最前線の電子配信

この配信は、進行前立腺がん、転移性前立腺がん、去勢抵抗性前立腺がん、再発性前立腺がんの方を対象にしています。

ご希望であれば、過去のバックナンバーも見ることができます。​​​

​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023年04月23日 15時14分57秒
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.