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◆◆ 浴室を温めて、『お風呂熱中症』を予防しよう! ◆◆
以前勤めていた病院で、救急車で来院して、 死亡確認した(来院時すでに亡くなっていた)
冬場11月~3月に多いのは、
浴槽に沈んだ状態で、家族に発見されて、
独居であれば、見つかるのが遅くなり、
ここでも紹介していますが、どうもこの原因の大半は 『お風呂熱中症』 と考えられています。 このブログでも、取り上げたことがあります。 気を付けましょう、冬の熱中症
昨今、風呂場での『ヒートショック』がいわれています。 急激な温度変化が、心血管系の異常で、身体に悪影響を及ぼすことを、いいます。
ヒートショック、急激な体温変化による事故は、
12/25/2024の朝の モーニングショーで、 『お風呂熱中症』 という言葉を 初めて 使って、特集してましたね(実はみていませんが)。 なぜ、入浴中に、溺死するのか、そして、冬に多いのか?
その理由として、 入浴中の熱中症 がようやくクローズアップされたということです。
夏場に多い熱中症で、 おそらく簡単に言うと、 『高齢者は暑さに鈍感で、寒さに敏感』
高齢者は、暑さに鈍感で、体温調節機能も低下していて、 暑い中、気付かずにいて、重症の熱中症になりやすく、 一方、 冬の入浴中の熱中症は、どうして起こるのでしょう。
寒い日が続いています。 外に出れば、身体は芯から冷えて、簡単には温まりません。 寒く、冷えた体には、
寒さに敏感な高齢者が、お風呂に入って
ヒートショック対策とは別に、 浴室の温度は、できれば、高くしましょう。 浴室の温度が低ければ、浴槽から、出たくありませんね。
しっかり温まるために、 結果、湯温を43℃以上にあげて、長時間湯船につかることにつながります。 湯舟では汗も出ませんし、体温調節ができません。
高齢者が温まったと感じるときは、 すでに、『お風呂熱中症』の寸前かもしれないのです。
『お風呂熱中症』になれば、 意識消失し、風呂場で溺死という結果になります。
冬の入浴中の溺死の多くは、高齢者です。 家族が見守れる場合は、入浴中に時々声をかけましょう。
独居だったり、細かく目が届かない場合は、 短時間で、湯温を上げない入浴を勧めます。
1つの解決策として、浴室温度を上げることです。
浴室が寒ければ、浴槽から出ることが難しくなります。 温まるために、必要以上の高温そして長時間の入浴になってしまいます。
というわけで、 入浴時は、浴室の温度を上げ、湯温も~42℃とし、 短時間の入浴を心がけましょう。
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最終更新日
2024年12月30日 10時41分21秒
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