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最新情報 前立腺がんの診断と治療

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2024年12月30日
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​​​◆◆ 浴室を温めて、『お風呂熱中症』を予防しよう! ◆◆

以前勤めていた病院で、救急車で来院して、

死亡確認した(来院時すでに亡くなっていた)

患者さんの検討をしたことがあります。

 

冬場11月~3月に多いのは、

風呂場での溺死でした。
ほとんどが、高齢者です。


浴槽に沈んだ状態で、家族に発見されて、

救急車を呼んだものです。

 

独居であれば、見つかるのが遅くなり、

病院には運ばれず、浴室での死亡確認というケースも

実は多いようです。

 

ここでも紹介していますが、どうもこの原因の大半は

『お風呂熱中症』

と考えられています。

このブログでも、取り上げたことがあります。

​​気を付けましょう、冬の熱中症​

 

昨今、風呂場での『ヒートショック』がいわれています。

急激な温度変化が、心血管系の異常で、身体に悪影響を及ぼすことを、いいます。

 

ヒートショック、急激な体温変化による事故は、

実際は、
入浴中に体調悪化した高齢者の1割未満との報告があります。

 

12/25/2024の朝の ​​モーニングショーで、

『お風呂熱中症』​

​​という言葉を 初めて 使って、特集してましたね(実はみていませんが)。

 なぜ、入浴中に、溺死するのか、そして、冬に多いのか?

 

その理由として、

入浴中の熱中症​

がようやくクローズアップされたということです。

 

夏場に多い熱中症で、

亡くなる方の大半は、高齢者です。

おそらく簡単に言うと、

『高齢者は暑さに鈍感で、寒さに敏感

 

高齢者は、暑さに鈍感で、体温調節機能も低下していて、

暑い中、気付かずにいて、重症の熱中症になりやすく、

死亡事故も多いというわけです。

​一方、

​冬の入浴中の熱中症は、どうして起こるのでしょう。​

 

寒い日が続いています。

外に出れば、身体は芯から冷えて、簡単には温まりません。

寒く、冷えた体には、

お風呂でしっかり暖まりたいというのは、私も最近感じます。

 

寒さに敏感な高齢者が、お風呂に入って

ゆっくり暖まりたいという気持ちは、
よくわかります。

 

 

ヒートショック対策とは別に、

浴室の温度は、できれば、高くしましょう。

浴室の温度が低ければ、浴槽から、出たくありませんね。

 

しっかり温まるために、

結果、湯温を43℃以上にあげて、長時間湯船につかることにつながります。

湯舟では汗も出ませんし、体温調節ができません。

 

高齢者が温まったと感じるときは、

すでに、『お風呂熱中症』​の寸前かもしれないのです。

 

『お風呂熱中症』​になれば、

意識消失し、風呂場で溺死という結果になります。

 

 

冬の入浴中の溺死の多くは、高齢者です。

家族が見守れる場合は、入浴中に時々声をかけましょう。

 

独居だったり、細かく目が届かない場合は、

短時間で、湯温を上げない入浴を勧めます。

 

1つの解決策として、浴室温度を上げることです。

 

浴室が寒ければ、浴槽から出ることが難しくなります。

温まるために、必要以上の高温そして長時間の入浴になってしまいます。

 

というわけで、

入浴時は、浴室の温度を上げ、湯温も~42℃とし、

短時間の入浴を心がけましょう。

 

夏の室内の熱中症と冬の入浴中の熱中症

似てないようで、実はどちらも危険!​​​



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最終更新日  2024年12月30日 10時41分21秒
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