クランクレーデ・オペラ「ドン・ジョヴァンニ」 | クランクレーデ Klangrede

クランクレーデ Klangrede

兵庫県西宮市を中心に、阪神間で活動しています。古楽器の管弦楽合奏と
モダン楽器の室内管弦楽団、二つのアンサンブルを展開しています。

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~たとえ地獄に堕ちようと、この手に「女」を抱かずして、我が人生に意味なし~

17世紀スペインの伝説のプレイボーイ、ドン・ファンこと、ドン・ジョヴァンニ参上!

クランクレーデでは来る12月4日、びわ湖ホール中ホールで、関西を代表するオペラ指揮者、日本でも最もオペラ演奏会数の多い指揮者の一人、牧村邦彦さん指揮により、モーツァルトの傑作オペラ「ドン・ジョヴァンニ」公演を開催いたします。

この「ドン・ジョヴァンニ」公演は、去る7月21日から29日まで、牧村邦彦さんの監修により、演出家の岩田達宗氏、コレペティトゥーアの服部容子氏を講師に迎え開催された「若いソリストの為のオペラスクール@サンスクエア堺」受講生の皆さんに加え、素晴らしい客演の方々をキャストにお迎えして、実現できる運びになりました。

また、今回の公演は、オペラ公演に十分な術を持たないアマチュアオーケストラ主催のため、私達だけでは開催がおぼつかないところ、ひと肌脱いでやろうという、指揮者の牧村邦彦さん、ステージングの薮川直子さん、コレペティ・ピアニストの西尾麻貴さんの全面的なご協力、バックアップを得て実現できるものです。

私たちの普段の活動場所からは遠く離れた、滋賀県大津市のびわ湖ホール中ホールでの演奏ですが、モーツァルトの大傑作、しかも日本でも屈指のオペラ指揮者牧村邦彦さんの指揮で、素晴らしいソリストの皆さんを得ての演奏です。感動していただけることうけあいですので、ぜひご来場いただきますよう、お願いいたします!

キャストはつぎのみなさんです。(敬称略)

Don Giovanni 奥村 哲

Donna Anna 奈良 絵里加
Donna Elvira 松尾 知佳
Don Ottavio 藤田 大輔

Zerlina 楠永 陽子
Masetto 安田 旺司

Leporello 萩原 次己

Il Commendatore 武久 竜也


物語あらすじ

希代の女たらしで放蕩者の貴族、ドン・ジョヴァンニ。ドンナ・アンナをものにしようと、こんな役目はこりごりとぼやく従者レポレロを見張りに立て、とある日の明け方、彼女の屋敷に忍び込むが、その父の騎士長に見つかり、切りかかってきた彼を殺害してしまう。何とかその場を逃れたドン・ジョヴァンニ。そこにかつて捨てた女、ドンナ・エルヴィラが登場。それをレポレロに押付け立ち去ると、今度は結婚式に出くわす。花婿マゼットを尻目に、みごと花嫁ゼルリーナの誘惑に成功、というところにエルヴィラ、父の復讐を誓ったアンナとその許婚のドン・オッターヴィオが登場し、彼の悪事を暴く。窮地に追い込まれたドン・ジョヴァンニだが、隙を見て逃走する。

そんなことがあっても意に介さない、ドン・ジョヴァンニ。同じ日の夕方、別の女に近づくため従者のレポレロと衣服を取り替える。ちょうどそこにエルヴィラが現れたので、レポレロを自分だと思わせて押付け、また女を誘惑に向かう。そこにアンナ、オッターヴィオ、マゼット、ゼルリーナが現れ、ドン・ジョヴァンニと間違われたレポレロは危うく殺されかけるが、彼をドン・ジョヴァンニと思い込んだエルヴィラは命乞いをする。それに皆が驚く間にレポレロは逃走。皆はあきれ果てる。ドン・ジョヴァンニとレポレロは真夜中に墓場で落ち合うが、そこで騎士長の亡霊に出合い、不敵にも亡霊を晩餐に招待する。約束通りドン・ジョヴァンニを訪ねてきた亡霊は、改心を迫るがそれを拒み、地獄へと堕ちてゆく。