まなぶ | 新小岩は 楽しいミュージアム

新小岩は 楽しいミュージアム

東京都葛飾区新小岩
地域文化を楽しみながら〝まちの活性化〟に繋げるプレゼンテーションです。

「葛飾区郷土と天文の博物館」は、郷土「かつしか」の自然と歴史を学ぶ「郷土展示室」と、宇宙や天体に親しむ「プラネタリウム」「天体観測室」などの設備を併せ持った、葛飾区白鳥(しらとり)にある博物館です。(所在地:葛飾区白鳥3-25-1 電話:03-3838-1101)「葛飾区郷土と天文の博物館」のある白鳥は『1966年(昭和41年)の住居表示により青戸町、亀有町の各一部を町域として新設された新しい地名で、大正初期までこの地に存在した白鳥沼に由来する。鳥類が多く訪れ、江戸時代には徳川家の鷹狩地であった。(出典: Wikipedia)』だそうです。2019(令和元)年10月7日から2階の「郷土展示室(常設展示)」は大規模改修の改装中なので見学することはできません。改装内容は『葛飾区の歴史を時代順にストーリー展開し、デジタル情報の活用やバリアフリー化、さらに照明や展示ケースの入替えを行い、見やすく分かりやすくします。明るく開放的で居心地の良い空間に生まれ変わりますので、お楽しみに。2階特別企画展示室および「かつしかのくらし」エリアも封鎖します。プラネタリウムおよび天文展示室、フーコーの振り子、天体観測室は通常通りご覧いただけます。(葛飾区郷土と天文の博物館HPより)』リニューアルオープンは、2020(令和2)年7月上旬とのことでしたが、新型コロナウイルスの影響により延期となり、再開日時の発表はおこなわれていません。

「郷土展示室」は「Ⅰ-1、水とかつしか/-1自然のなりたち、-2水のめぐみ、-3水の克服/Ⅰ-2、かつしかのあゆみ、-1大嶋郷(おおしまごう)の時代、-2葛西城の時代/Ⅰ-3、かつしかのくらし、-1葛飾区の都市化、-2蘇る昭和30年代の葛飾」の3中項目(7小項目)で構成されています。「Ⅰ-3、かつしかのくらし」では『かつしかのくらし/近世以降の葛飾区の人々の生活文化とその変化の過程を紹介していきます。葛飾区は昭和7年に7つの町村が合併して成立しました。江戸時代から明治・大正にかけては農業の盛んな地域でしたが、関東大震災を契機に都市化がはじまり、特に戦後の高度経済成長期には中小の工場が飛躍的に増え、現在に至っています。-1葛飾区の都市化/東京東郊の農村だった葛飾区域は大正時代になると工場が進出し人口が急増します。この展示室ではこうした葛飾区の近現代史を都市化という視点で紹介していきます。太平洋戦争を経て高度経済成長期になると玩具産業や金属加工業などが急成長し、日本の高度経済成長を支えました。都心に通勤するサラリーマンが住居とする都営住宅や公団住宅などが建てられるようになり、葛飾区はすっかり様変わりしました。しかしそうした新しい町にも農村だったころのコミュニティーや習慣が見え隠れしています。そんな都市化のスタイルが「かつしからしさ」を醸し出しています。『-2、蘇る昭和30年代の葛飾/昭和30年代はかつしかの暮らしがもっとも激しく変化した時代です。このコーナーでは戦後の葛飾の花形産業であったボルト・ナット製造工場と昭和30年代の住居を再現します。復元された住居の茶の間にあるテレビの画面の中では、昭和30年代に活躍したヒーローが当時のままに登場してくれます。また、当時の冷蔵庫や洗濯機など電化製品も展示されています。葛飾区の町工場は戦後の経済復興に大きな役割を果たしてきました。今日も町角のどこかで息づいている町工場の歴史をこの展示室でたどってみましょう。(出典:葛飾区郷土と天文の博物館HP)』のコンテンツ展示解説がおこなわれています。

経済のあり方から個人の働き方まで、企業・経済の前提を覆した新型コロナとの共存が求められているようです。私たちは従来の常識とはかけ離れた「ニューノーマル」の世界の入り口に立っているようです。コロナ禍を人類の歴史から多くのことを学ぶことができます。発表される、新型コロナウイルスの感染者数を追跡調査すると、都道府県の人口密度との関係に強い相関があることが分かってきたそうです。人は集まりすぎると病気になってしまう。これは歴史上ずっと続いてきたことだそうです。東京圏への人口流入には歯止めが掛からず、先進各国と比べても集中度が飛び抜けています。出生率が2.0を割り、人口の再生産が出来なくなったことは、これまでの社会や文明の行き詰まりを端的に示していることのようです。リニューアルオープンした暁には、是非再度歴史から学びに「葛飾区郷土と天文の博物館」を訪れてみたいと思っています。


屋根のない博物館(Virtual Museum)で「人が歩けば、活性化する」〝地域文化を楽しんで次世代に遺す〟プレゼンテーションです。メインナビ(本画面上部)「Home」より、地域資源利活用研究会「HOME PAGE」をご覧頂けます。