ゆうれい | 新小岩は 楽しいミュージアム

新小岩は 楽しいミュージアム

東京都葛飾区新小岩
地域文化を楽しみながら〝まちの活性化〟に繋げるプレゼンテーションです。

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山口 恵以子さんの小説「ゆうれい居酒屋」を読みました。背表紙には『新小岩南口、下町情緒溢れる商店街の裏路地にある居酒屋・米屋。カウンター七席の小さな店に今夜も悩みを抱えた客が訪れる。定番のお酒と女将の手料理を口にすれば、いつしか心は軽くなって…。でも、この店には大きな秘密があったのです。「食と酒」小説で大人気の著者が贈る。ちょっと不思議でしみじみ温かい居酒屋物語。』記載されています。「ゆうれい居酒屋」は、葛飾区新小岩の「ルミエール商店街」のアーケードから脇道を入ったところにあると設定されています。本文中にも『新小岩駅は総武線の快速各駅停車駅だが、両隣の平井駅と小岩駅に比べると駅ができたのは三十年ほど遅かった。それで、本当は「下総小松駅」という駅名にしたかったのが「小岩の手前の駅」というほどの意味で「新小岩駅」になったという経緯がある。駅の南側にはルミエール商店街という、かって日本一の長さを誇ったアーケード商店街がある。各地でシャッター通りとなる商店街が増える中、すべての店が営業しているのは立派と言う他ない。その周辺の路地にも小さな飲食店が軒を連ねていて、駅に近い場所にはラブホテルも数軒存在する。これは戦後、亀戸で空襲に遭った業者が小岩と新小岩に移転して「赤線」を形成した名残だろう。つまり新小岩とは、気取らない下町の繁華街であり、ちょっぴりレトロでいかがわしさも残る地域なのだ。米田秋穂は駅裏の飲食街で「米屋」という居酒屋を開いている。』と書かれています。

あとがきにも『…。こうして誕生したのが「ゆうれい居酒屋」です。ただ、この世ならぬ居酒屋の出現する街は、なじみのある土地を選びました。新小岩は子供の頃から映画や買物で訪れ、小学校時代は日本舞踊のお稽古にも通った土地なので、ルミエール商店街も庭のようなものでした。占い師のおじさんと仲良くなって、あんみつを奢ってもらったのも懐かしい思い出です。当たり前ですが、半世紀の間に随分変わりました。これから現在の新小岩を舞台に、懐かしさと新しさを発見しながら、どんな物語を紡いで行けるのか、作者である私自身、とても楽しみです。』と書かれています。著者紹介には『山口 恵以子(やまぐち えいこ)1958年、東京都生まれ。(東京都江戸川区出身。東京都立両国高等学校)早稲田大学文学部卒業。会社員を経て派遣社員として働きながら松竹シナリオ研究所で学び、2時間ドラマのプロットを多数作成。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務するかたわら、小説の執筆に取り組む。2007年に「邪剣始末」で作家デビューを果たす。13年、「月下上海」で第20回松本清張賞を受賞。著書に「食堂のおばちゃん」シリーズ、「婚活食堂」シリーズ、「夜の塩」「食堂メッシタ」「いつでも母と」「毒母ですが、なにか」「さち子のお助けごはん」「ライト・スタッフ」などがある。』と記載されています。

気温の上下変動が激しい一週間でしたが、やっと「雪月花」がほぼ満開に花を咲かせました。桃の節句の3日は、最高気温が深夜の「00:15」に「14.4℃」を記録し、夜にかけてドンドンと気温が下がり最低気温が「1.6℃」となりました。前日までの「4月並みの陽気」から「真冬の寒さ」に一気に変わりました。3、4日は「雪」も降り、強めの「北向きの風」が吹き「体感温度」の寒い日が続いています。天気予報によると、今晩は「みぞれ」「湿雪」の降る寒い夜になるようですが、明日の昼頃には太陽が顔を出し「13℃」位まで気温が上がるようです。その後は「4月並みの陽気」の日が続くようです。「湿雪(しっせつ)」は水分量が多くとても湿ってはいますが「雪」です。「みぞれ」は雨まじりで降ってくる「雪」のことです。(最高気温/最低気温/1日19.7℃/6.5℃、2日22.1℃/7.9℃、3日14.4℃/1.6℃、4日5.4℃/0.4℃、5日8.4℃/0.8℃、6日11.7℃/6.6℃、7日12.2℃/3.2℃、8日-℃/1.5℃[03:35])


屋根のない博物館(Virtual Museum)で「人が歩けば、活性化する」〝地域文化を楽しんで次世代に遺す〟プレゼンテーションです。メインナビ(本画面上部)「Home」より、地域資源利活用研究会「HOME PAGE」をご覧頂けます。