こんにちは
昨日の夜、奈良から帰ってきました。
牡羊座の満月の昨日、17時台なので
空のそう高くない位置に
奈良では雲も少なく月蝕がはっきりと見えました。
東京からも雲の合間から見えていたようですね。
とても幻想的で
そして、月の死と再生を感じさせましたね。
普段の旅はゆっくりなのですが、
今回の奈良は、それぞれの日に予定があり、とても充実した3日間でした。
今回の旅のきっかけは、8月に綴ったこちらの記事
上野で行われた"聖徳太子と法隆寺"で目にした一枚のチラシと
写真にしてなお、そこに遺された想いを感じるものがあり、
クラウドファンディングさせて頂き、
限定公開にて、目に触れ、感じる機会を今回頂きました。
昭和24年に原因不明の火災により焼損した金堂壁画と柱や梁。
その当時のものがきれいに貯蔵庫に遺されていました。
最古に近い、釘を使わない木造建築は
燃えてもなお、それを組み替えることが出来る。
色を失ってしまった壁画も
それは単に壁画なのではなく
一つ一つにまだ菩薩さまや観音さまが存在し、
飛天図の天人(天女)たちが存在している。
そこに居て、息付いているのを感じました。
1300年の時を超えて変わらないもの。
外気に触れることで現状を維持するのが難しいのか、いま何とか一般公開していけないか、
この限定公開を通して、調査もされているようです。
500人の限定公開の中で、
早い日にちを希望していたのですが、
やっと申し込みができた日が
月蝕の日の最後の回
とても死と再生
そしてその死とは完全なる終わりではなく
ある層においての死であり、
だからこそ再生という始まりがあるのを感じる一日でした。
聖徳太子は亡くなり
その後で、太子さまを想う人たちが
法隆寺を創建したように。
修学旅行で訪れたのか?
この地で生まれた友の案内だならなのか?
記憶が曖昧なのですが、
感覚的には、初めて訪れたように感じます。
私にはとても開かれていて
とても優しく、柔らかく
そして今なお聖徳太子、太子さまを感じられ
太子さまのオーラの中に居るような
そんな感覚を感じる場所でした。
この建物が金堂です。
人々の想いで当時が復元されている。
技術の継承と
想いの継承。
そうやって日本の歴史的建造物は作品は
生き続けている。
行く前に偶然目にしましたが、
ミッドタウンのサントリー美術館でも
11/17〜来年1/10まで
聖徳太子 日出づる処の天子
開催されているようです。
最古の憲法となる
十七条憲法
冒頭(第一条)と末尾(第十七条)で、
独断の排除や議論の重要性について、繰り返し説かれている
誰もが小学校で習う
"和を持って貴しとなす"
学校に限らず、
私たちの世界でも教えることは出来ても教えを生きている人は少ない
本当のその意味を分かっている人にしか
意味を教え、意味を伝えることなんて出来ない
1400年の節目にいまを生きる私たちが
その意味をもう一度、考え、見直し、感じ
政も(まつりごとも)その原点に還る時であるのを教えてくれているかのように
聖徳太子展が続いていますね。
展示では個人的には特に文字を見てほしいです。
経典の意味を真に理解しようと、書き直したり、書き足したり、腑に落ちた時の書き留めている
その文字に上野の展示の時にはとても胸に響くものがありました。
単に霊性高く、高貴で、智慧のある方だったのではなく
そこにはちゃんと思いや情熱や努力が感じられました。
今回の旅のきっかけであり、1番最後に訪れた地で感じたことから綴る流れとなりました。
12/1の大甕神社への流れもありましたので、
それはまた綴らせて下さいね。
今日は午後よりマルチレイヤークリアリングです。
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