七十二候「雷乃収声（かみなりすなわちこえおさむ）」

秋分は、春分とならんで、彼岸の中日で、国民の休日です。
彼岸は秋分の日、春分の日を中日として、前後三日をあわせた七日間をいいます。
春分を「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」
秋分の日を「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日」として、制定されました。

両日とも、昼と夜の長さがほぼ同じになります。太陽が真東から昇って真西に沈むこの日が、西にあるとされる、欲や煩悩から解き放たれた世界である彼岸と、東にあるとされる、我々の住んでいる欲や煩悩にまみれた世界である、此岸（しがん）がもっとも通じやすくなると考えられ、先祖供養をするようになったそうです。


「雷乃収声（かみなりすなわちこえおさむ）」

春分の「雷乃発声」に始まり、鳴り響いた雷が鳴らなくなるころ

春の候と秋の候は対になっているものがあり、始まりから終わりへと季節の移ろいを感じます。
 

昨日はお天気も良く、まさに秋晴れでした。