引用 楽天モバイル



 比較してみましょう!



 楽天モバイルからの新商品、ホームルーターのRakuten Turboですが、これってオススメできる?と知り合いから相談されたので、ついてに記事にしてみました。

 ネットで見たら「楽天スマホのsimカードをフリーのポケットwifiに入れた方が良い」と言う意見がありますよね?まさしくそうなのですが、とりあえず最初は置いておいてRakuten Turboはホームルーターですので、他社のホームルーターと比較をしましょう!後半で語ります。
 なお、記事はとても長いですので、結論だけみたいなら最下部のでは最後に」からお願いしいます。


 ということで、まずはこちらの画像から。
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まずは毎月の費用として、4840円。
これに加えてRakuten Turbo 5Gの価格が4年割賦販売で月866円。
ただし最初の3年間は1155円引き。
よって……
①36か月まで(3年間)
(4840円+866円)-1155円=4551円
②37か月目以降
4840円

となります。

では他社比較。
1,ソフトバンクAir
毎月5368円
Airターミナルが3年割賦販売で1980円
ただし、最初の12か月は2288円引き。
かつ36か月は1980円引き。
①12か月
(5368円+1980円)- 2288円-1980円=3080円
②13か月以降
5368円

となります。
 最初の12か月は楽天の方が17652円高く、その後は楽天の方が毎月528円やすくなります。
 よって55か月目以降は楽天の方が毎年安くなります……が、約5年は契約を継続しなければならないということになりますね

2,ドコモhome 5G
毎月4950円。
ホームルーターが36か月で1100円。
ただし36か月は1100円引き。
かつドコモポイント15000円。
①36か月まで
4950円+1100円-1100円=4950円
②37か月以降
4950円

となります。
 36か月までは楽天の方が14364円安く、その後も毎月110円楽天の方がやすくなります。
 ただし仮にポイント還元分を含めたとすれば、42か月以降になって初めて楽天の方が安くなる計算です。3年6か月くらいですか……実刑か執行猶予かの瀬戸際ですね(知っている人だけの知識)

 なお、私は「実質料金」と言う表記が嫌いです。
なので、足して引いた価格をすべて掲載していますしポイントキャッシュバック等についてもあまり好きではありません。


 で、結論から言えば、超短期で見ればソフトバンク、中期ではドコモ、長期では楽天が一番安くなると思います。基本的にソフトバンクは入り口は安く出口は高い、ドコモはだいたい同じという印象がありましたので、その通りという感じですかね?
よって、楽天を選択肢に含める、というのは、ホームルーター市場においてはあながち間違いとは言えないと思います


 では、なぜYoutube等でRakuten turboの評判が悪いのか?
 それはturboの競合相手が他社のホームルーターではなく、自社の楽天モバイルにあるから、ですね。
 本来モバイル市場とホームルーター市場は競合相手にはならないはずなのです。なぜならモバイルは容量の上限があるから。
例えば、ドコモですが、モバイルの容量の上限が5GBとしましょう。これは映画でいえば解像度にもよりますが概ね5時間程度です。とすれば、映画2本分ですね。毎月土日が8回あって、8本映画を見ようとすれば当然5GBでは足りません。その足りない分を自宅のホームルーターに割り当てる訳です。
 もちろん、これは大雑把な理屈ですが、理屈は合っていると思います。基本的には大容量の動画等を見る場合は自宅の無制限のホームネットワークを使用しますからね?
 なので、モバイルとホームルーターのすみわけが出来ているから、ホームルーターを選択する場合にモバイルプランと比較することは余りないかと思います。もちろん、家でネットを使うからスマホは低用量プランにしようとかはあると思いますし、私もそうしていますが、それは料金のバランスを考えているだけであって、ホームルーターの競合としてモバイルあり、という感じではないはずです。
 しかし、楽天……お前は違う。
 楽天は、モバイルプランの容量上限がありません。これは事実上ホームルーターの特徴であった容量の上限がないことと同じことになります。そのため、モバイルのプランが楽天のホームルータープランと競合してしまっているのです。
 もちろん、楽天モバイルは自社のプランだけでなく他社のホームルーターとも競合しています。しかし、他社においては通信速度の安定等選択肢がありますが、自社同士においては選択肢といえば値段しかないのですよね。
 なら、同じ条件なら値段が安い楽天モバイルで契約してテザリングするか、それともフリーのポケットwifiにsimカードを突っ込むかでいいんじゃね?となる訳です。ようは「自社のプランに足を引っ張られている状態」なのですよ。これは競争以前の話として自社プランとの整合性を取っていない、と取られても仕方ないんじゃないかと思います。





 では、最後に。
 迷っている人は以下の条件に合致するかで判断できると思います。
 ①どうしてもホームルーターが欲しい
  →Rakuten Turboも選択肢に入ると思います。
   あとは自身のモバイル端末の会社であったり通信速度で判断すればいいでしょう。
   今回の料金には家族割り等は考慮しておりませんので。
 ②ホームルーターにはこだわりはないが容量無制限がいい(自宅で動画垂れ流し)
  →楽天モバイルでテザリングかsimフリーポケットwifiの方が安いです。
   ただ通信速度を考えるとフレッツ光等といった光回線の方が早いです。
 ③楽天に拘りがない
  →どの程度、容量が必要なのかを確認してから判断しましょう。
   ahamoの20GBで概ね事足りるかもしれません。
   また楽天は通信の品質に劣りますのでそこも考慮する必要があります。

 如何せん、特別悪いという訳ではないですがメリットもないんですよねRakuten Turbo。それもモバイルと比較をしない場合であれば、ですが、やはり楽天モバイルと比較をするとお勧めする理由がないです。
 まあ、最初に安すぎたものを提供してしまったが故ですが、所謂デフレ企業が値上げをすると人が離れるの典型例だと思います(スシローやくら寿司のように)。最初が安すぎた場合、付加価値を高く設定しなければ値段があげられないんですよ。例えば、通信速度が速いとか……。もちろん楽天モバイルの安さというのは消費者が望んだからということもあるかと思いますが、少なくとも、今の時世において料金を高くすることを消費者は望んでいないんですよね?この値段にするタイミングがあまりにも悪かったと思います。





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