9月9日は
重陽の節句
正しくは旧暦なので
今年は10月25日となります。
別名「菊の節句」といい
菊酒や菊ご飯などを頂きます。
こういう伝統的な行事は
断然旧暦派の私。
だって、まだ暑いし、
菊の花咲いてないし・・・
なので10月25日の旧暦9月9日に
想いを馳せてみる。
こんな音楽聴きながら
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Cordero 'Cadencia'
played by Tara Rose Davison
中国の陰陽思想では奇数を「陽」、偶数を「陰」ととらえており、この奇数が重なる日を縁起の良い日として祝い、あわせて邪気払いなども行われていたのですね。
桃の節句の3月3日、端午の節句の5月5日、七夕の7月7日、そして菊の節句と言われる重陽の節句の9月9日。これらを総称して「五節句」
ことに9月9日は、奇数の中で一番大きな「9」が並ぶので、最もおめでたい日とされ、ゆえに「重陽の節句」なわけですね。
日本には奈良時代に入ってきて、以後定着。ことに江戸時代には大変盛んになったよう。
秋の菊の盛りなので、収穫を感謝する秋祭りのイメージとも重なりますね。
しかし、ある意味、それがアダとなって(?)、明治以降は秋祭りにその重要な座を奪われ、徐々にすたれていったのですね。
江戸時代の庶民の間では「栗の節句」としても親しまれたと言いますから、まさに秋の恵みに感謝する行事という感じがありますね。
今現在の、西暦9月9日だと
まだまだ夏の名残が色濃くあって
落ち着いた秋の色彩にスイッチしてないので
こんな紅葉や菊の花のイメージは
ピンとこないけれど
きっと10月25日のあたりでは
こんな色彩がピッタリくる色彩感を持つことができると思います。
(実際、この写真を撮ったのは10月末か11月初旬ですし)
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西暦9月9日は
本当の重陽の節句の
予告編の日!
というわけで、私にとっては
いわば「予告編」みたいな
西暦9月9日の
「重陽の節句」
写真はまだ
モノクロの菊の花で!
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photo by Aran-Mira
©Aran-Mira/Keiko Kamma
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MAY YOUR DAYS
BE BRIGHT!
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みなさまの上に
素敵なことがたくさん
舞い降りてきますように!
あらんみらより
~愛をこめて~
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お元気でお過ごしでしょうか。
列島西部を台風が駆け抜けていきました。
被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
私の母方の故郷は長崎、そして五島列島ですが
幸いなことに親族は大きな被害にあうこともなく無事でした。
それでも停電があったり、牡蠣の養殖に被害が出るなどのニュースに接し
心が痛みます。
長崎といえば、異国情緒豊かな街で
子供の頃親戚の家に遊びに行ったときに見た
「おくんち」という龍踊り(じゃおどり)が町内を練り歩くお祭が
中国っぽいお囃子(?)とともに印象的でした。
その「おくんち」
実は重陽の節句だったんですね!
今回、調べていてはじめて知りました。
「9日」を「くんち」と呼び、
さらにそこに丁寧語の「お」をつけて
「おくんち」
そういうことだったのか、と
映像としての記憶と、その由来が今回ピッタリと重なりました。
季節の変わり目で
まだまだ不安定な天候が続くようです。
どうぞ皆様、ご自愛くださいますように!
As-salamu alaykum
السلام عليكم
Shalomשָׁלוֹם
■Aran-Mira
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