横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「文字を丁寧に」の前の「準備」。何年生でも。

2020-10-11 20:46:37 | 発達や学習が心配
急に「涼しく」なって、洋服探しに苦労してます・・・

早く「衣替え」しないと。

1週間前は「冷房」でしたが、昨日からなんと「暖房」。

からだがついていくのが大変!

せっかくの「運動会」も雨で延期になったところもあるかしら。


今日は、「指先」の話。

先日、新聞にはさまれた「小学生版」(朝日進学情報)をみていたら、

「指先を器用に動かそう」というタイトルが目をひきました。

何年生になっても「字を丁寧に書きましょう」と先生に指摘される子が

います。

何度も消して、消して・・・・書き直す。

図形の問題では、定規がすべって直線が引けず

分度器の目盛りが少しずれて、

作図で満点がもらえない。

「視知覚」の課題がありそうだとは以前に書きましたが、

「指先」の力の入れ方についてはこの記事を読んで

「なるほど!」と思いました。

お子さんによって、

「にぎり」(寿司ではありません!)



「つまみ」(お酒のお供ではありません!)

のどちらの段階に苦手があるかを調べることから始めるそうです。

「にぎり」の段階のお子さんは、

かさを持つ手がぐらぐらしないかをみる。

てのひら全体の力が弱いそうです。

そのためのトレーニングは、

「ペーパータオルをくしゃくしゃに丸める

「ペットボトル」に水を入れ、握って縦や横にふる。10回を3セット。

ビニール袋にペットボトルのキャップをたくさん入れて

一気にたくさんつかめるようにする。

・・・など。

「つまみ」段階になったお子さんは、

ページをうまくめくれるかをみる。

上手にいかないときは、人差し指に力を入れて両手でおかしなどの包み紙

(別の紙でもよいかも)を固くひねる。

カレンダーに親指を上手に使ってシールをはる。

などの練習があるそうです。

詳しくは、

神奈川県立福祉大学の 笹田 哲先生が講演されたり本を書いたりされて

いるようです。

なるほど。

「にぎり」段階の子に「つまみ」トレーニングをしても

あまり効果はないそうです。

塾でも入学前のお子さんに「えんぴつ」を持つ前に

こんなことをしてみました。



段ボール板に穴をあけ、毛糸を通す作業です。

毎回同じだとあきてしまうので、

違う色にしたり、クロスさせたり。

・・・・これは、「つまむ」方かな。

慣れてきたころには、「工作」のように好きな色・通し方にすると

とっても意欲がわきます。

作品にして、かざってもすてきです。

学年に関係なく、学習の前に「ゲーム感覚」で

費用や手間をあまりかけなくてもできそうです。

トレーニングではありませんが、文字の形がとりにくいな~と思うお子さんに

3cm×3cmのマスに1字書いてもらうととてもきれいに書けることがあります。

(驚くほど違います)

「叱る」のではなく、マスを大きくしたり

(学校指定のノートのマスの大きさが小さい、と思ったら)

書く量を減らして、「きれいな文字」を目指したり

また、毎日上に書いたようなトレーニングを勉強前にしたり

することで「〇がもらえる文字」になるかもしれないです。

私もさっそく取り入れてみます!



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)









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