皆様お元気でしょうか

 

我が家では今、モンシロチョウの幼虫が最盛期を迎えております

 

食草の菜の花は終わりを迎えていて、種が出来て

徐々に枯れていっていますので

残された葉を幼虫に与えつつ

いれば幼虫も保護し

なんとか全ての幼虫を送り出したいなと思っている次第なのですが

 

実はこの菜の花。モンシロチョウの幼虫以外にも

シャクトリムシとか何種類か青い幼虫が付きます。

 

その中に、ツマキチョウがいるのですね

 

これを知ったのは4年前

そもそも菜の花を植えるようになったのは

ヤブキリやキリギリスの若虫がその花の花粉を食べるので

その餌としてだったのですが

ちょうど今の時期に、その役目を終え、菜の花を刈って

来年の為の種を作るため干した時

数匹青い幼虫が出てきたので、一応チョウの幼虫ではないことを確認(特にモンシロチョウの幼虫)して、

ヤブキリの餌として、残った葉っぱと一緒に飼育箱に入れておいたのですね

 

しかし、ヤブキリ君

他のシャクトリムシとかは食べたのですが

1種類だけ食べない。

 

幼虫は入れて置いた僅かな葉っぱを食べ

やがて蛹へ。

 

蛹になったのは良いのだけど

これ蛾の蛹ではないぞ。モンシロのでもない

 

なんだ?何が来てたのだ?

調べてみたらツマキチョウ。うそ!来てたんだ!というか菜の花は食草なんだ!

 

今、思えばヤブキリも年1回の発生

ツマキチョウも年1回春だけの発生

お互い年1回しか発生しない者同士、お互い緑の者同士

心通じるものがあったのでしょね

 

狭い飼育箱の中でヤブキリの若虫とツマキチョウの幼虫の間に

生まれた熱き友情

共に成虫になろう誓い合った2匹

きっとツマキチョウが蛹になる時、ヤブキリの若虫は涙を流して見送ったのだろう

 

来年、絶対に成虫になれよ

 

あーお前もな、脱皮に失敗するなよ

 

あーん、実にいい話だ!

私が勝手に想像しただけど

結局、蛹は羽化しなかったのですが

 

私は、このヤブキリの思いの為にも

何としてでも、ツマキチョウの幼虫を育てなければならない

そう誓うmetalheratであった・・・・

 

という感じで前置きが長くなりましたが

 

そういった経緯で菜の花はツマキチョウも来る

ということで、

昨年は♀が飛んで来ていましたが、幼虫は現れず

今年も♀が飛んで来たのを確認したところで

 

今年こそは、結果を出したい

 

モンシロもツマキチョウも小さい蝶なので

幼虫も小さい。

いつもなら、ある程度目視で確認できるようになってから保護しますが

今年は積極的に、卵や幼虫を虫眼鏡を使って見付け

沢山育て、1匹でも・・・・ツマキチョウ

 

本日、モンシロチョウを送り出してから

幼虫の餌をあげると為、飼育箱を観察していたら

 

あれ?これちょっと。違うかな

緑色が濃いのと、ちょっと形も違う

小さいので撮影してみたら

 

 

 

 

 

 

 

 

ツマキチョウの幼虫だと思われます

 

見るところは、側面と縁。白くなっていて

頭の側面にも白いライン

 

 

こちらはモンシロチョウの同じくらいの大きさの幼虫

 

 

 

 

分かりにくいですが、ちょっと違いますよね

 

色も個体差はあるのかもしれませんが、ツマキチョウの方が濃い緑色で

モンシロチョウの幼虫の中にいても、パッと見で分かりました

 

ついに来た、やっと来た

羽化は来年の春なので、

大事に育てて、蛹を保管です。

 

ツマキチョウや4月の初め頃に卵を産んでいるので

この時期でやっと目で見て分かる大きさになっているかと思います

菜の花で出会えるかもしれませんね

 

 

 

 


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