海外出張者に選ばれたのは名誉なことだが、普段着で行く訳にも行かず、困ったと思ったがそれを助けてくれたのは妻の計らいだった。
お金もかかるが、当時会社からは支度金が10万円支給されたので少しは助かった。
まずは三つ揃いのスーツを二着作ることにした。
しかし、今のように紳士服専門店もないので、いつもお世話になっている知り合いの洋服店に頼んで作ってもらった。
またコートも必要だから妻と池袋の西武百貨店に行き、パーバリのコートを買ったが、ついでに革靴を二足買った。
だいぶお金もかかったが、総計幾らだったのかは妻しか知らない。
だがその他持っていく物もほとんで新しく整えたので、その準備も大変な事だった。
その他、いろいろと用意する物も多く、パスポートを申請したり、運転免許証を国際免許証に切り替えるために府中の運転免許試験所へ行ったりと忙しく毎日が過ぎた。
その当時、私はスカイライン 2000GT に乗っていたが、不在中は時々エンジンを掛けるようにと妻にスタート手順を教えたが、これが難題。
覚えてもらうのに一苦労した。
私的に準備する物も多かったが、公的にもいろいろと社内の準備も多忙だった。
今日の花はまだ元気に咲いているアサガオです。
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