日暮らし通信


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イギリス in 1977 (その10)

2022年10月02日 09時03分16秒 | 日暮らし通信

発信元:  赤とんぼ






● この項のタイトル: 英国雑感 ●

私たちはロンドン南西20キロほどのファンボローと言う所のホテルに滞在していた。

この地は田舎の雰囲気のある所で人々も優しく接してくれた。英国は世界各地に植民地を持っていたのでいろいろな人種も混じっていたが日本人を初めて見たと言う人がいたのには驚いた。

ロンドンの町中へ行ったら何事にも注意するように言われていたのだが田舎の人は日本と同じように親切であった。


ある日、ホテルの駐車場に留めておいた私たちのレンタカーに誰かが接触したようだが、車には名刺が貼り付けてあり、お詫びと電話番号がメモしてあった。日本だったらそんな行為にお目に掛かれるであろうか。


西暦1977年はエリザベス二世女王陛下が即位してから25年目であった。第二次世界大戦後、かつて栄華を誇った大英帝国も翳りが見えてきたようだが当時はまだ王室内のスキャンダルも聞かれず平穏な空気であった。

私は毎日ホテルに戻ると鶴を折った。

折り紙がなかったが機内でもらったBA航空の情報誌を細かく裁断して折り紙代りにしてせっせと折り続けた。

そして日本に帰る時、現場でお世話になった人へそれを贈った。1977年に因んで10本の糸に7個ずつ通した77個の立派な折り鶴であった。

余談だが折り紙は好評で私の三倍もあるような大きな手で英国人が必死に鶴を折っている姿は和やかな雰囲気で、最も安らいだ時でもあった。英語では鶴のことをクレーンと言う。

このページで書いたことはもうだいぶ前の話し。当時と今とではずいぶんと変わったことだろうが、私が初めて外国へ行った時の印象は何年経っても忘れることのできない素敵な想い出として残っている。 (この項終わり)

今日も洋ランの写真をアップしました。白い洋ランは清純で清楚で見る人に落ち着きを与えます。
学名の Angraecum は、マレー語で 「着生ラン」 を意味しています。
         (神代植物公園・大温室内にて撮影 2018.1.18)







★ 写真の上でクリックすると拡大されます ★




 




 





      写真説明:  洋ラン

      撮影場所:  神代植物公園・大温室にて  (2018.1.18)






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