こんにちは。
家で仕事する日は歩数系アプリでポイント稼げない 辛口ヒーリング女医☆かんな です。
散歩すればいいんだろうけど集中するとつい。
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以前、外来にいらっしゃった
30代の患者さんのお話をしようと思います。
Aさんとしましょう。
Aさんの主訴は月経不順（生理不順）。
この日はたまたま時間に余裕があったので、
メンタル系の深堀りをしました。
外来では滅多にしないんですが(時間かけるから)、
こういうのもめぐり合わせっていうんですかね。
するとそこで、
どういう話の流れか忘れちゃったんですが、
「父親との関係」ってのが出てきました。
嫌いってわけじゃないけど
なんかイライラする、みたいな。
思春期の頃はそうじゃなかったのに
今はなんかイライラする、と。
「お父さんのどういうところにイライラするんですか？」
ってきいたら、
「なんでもかんでもひとりでやろうとする」
「協調性がない」
などいろいろと挙げてくださったんです。
そしたら。
イライラするところを挙げていってるAさん本人がふと、
こう言ったんです。
「あ。これ、私だ」
「私、ホントはひとりの方が好きなんです」
「私、ホントは誰かと同じはイヤなんです」
でも、
お母さんから
「みんなと同じように」って言われてた、って。
学生時代の女友だちは
「一緒にいるのが当たり前」
「なんでも一緒にやろうよ」
って子ばっかりだった。
ひとりが好き、って言うと
周りから浮いちゃうかもしれない。
周りの女の子から
お母さんから
変に見られるかもしれない。
だから
「一緒にいるのが当たり前」の枠に
無意識に
自分をはめようとしてました、と。
ほんとうは、ひとりが好き。
でも、
「ひとり」だと「独りぼっち」みたいに感じられて、
周りになじめない自分、みたいな氣がして
それもイヤだったんですって。
ま、これは
お母さんの価値観にもってかれたパターンですね。
そこまで言語化したところで
「じゃあどっちがイヤですか？」
「…ひとと同じ、のほうがキツイかも」
なるほど、
本来の自分とは違う自分を生きようとしてたから
ストレスで月経不順になったんですかね、
って話になったんです。
そしたら、
「そうじゃないかも」って
Aさん本人が言いだしました。
「普通のひとは順調に生理きますよね。
でも、生理が順調に来なければ
私は他のひととは違うってことですよね」
ですって。
すごくない？？
月経が順調に来る＝みんなと同じ。
みんなと違う私＝月経が順調に来ない。
なるほどー！あるかもー！って
お互いにめっちゃ納得しました。
私も新しい視点をいただきました。
…この話はカルテには残してないです。
（書きようがない）
「いろいろとお話して」の一言で終わってますwww
で。
Aさんの月経不順がどうなったか、
氣になりますよね。
実は、
わからないんです。
その後、外来に来なくなったから。
きっと、
Aさんの中では解決したんだろうな、
と思ってます。
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