おはようございます。
マルチタスクって必要にかられたからやむなく手に入れるスキルな気がする 辛口ヒーリング女医⭐︎かんな です。シングルタスクの方が質が高いと思うんだけどなー。
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タイトルにも書いた
「前駆陣痛」（ぜんくじんつう）。
ChatGPTできくと
妊娠中の女性が陣痛が本格的に始まる前に感じる軽い陣痛のことを指します。通常、前駆陣痛は陣痛が本格的に始まる数日から数週間前に発生します。
って答えてくれました。
前駆陣痛の役割は、ひとことで言えば
予行演習・準備運動です。
子宮は平滑筋という筋肉でできた袋です。
妊娠すると、子宮は
赤ちゃんの大きさに合わせて少しずつ大きくなります。
※ときどき風船みたいに「膨らむ」って思ってるひといるけど「大きくなる・成長する」が正解。
大きくなれば子宮の壁＝筋肉も成長します。
その役割は
赤ちゃんを守ることと同時に
赤ちゃんを外に出すことでもあります。
筋肉としては、
成長したはいいけど
実際赤ちゃんを外に出そうってときに
自分たちがちゃんと働けるのかはわからないわけです。
ひとのからだの中で
動かしたりせずにある意味勝手に成長する筋肉は
子宮しかないのでね。
だから、
本番に向けての予行演習・準備運動として
前駆陣痛って症状が出てきます。
赤ちゃんを外に出すためには
子宮が収縮することが大切。
筋肉がちゃんと動くか確かめる
筋肉をあたためる
というのが、前駆陣痛の役割です。
予行演習しとけば
いざ本番になってもスムーズに進行しますよね。
で。
予行演習→本番 までの期間は
短いと1日くらいなんだけど、
長いと２〜３週間あったりします。
だから、
「前駆陣痛きた！荷物準備しなきゃ！」
→「あれ？？ いつくるの？」
みたいなことが起こります。
逆に、
予行演習のつもりだったんだけどなんかいい感じだからこのまま本番に突入！
ってこともあります。
ただこれ、時期によってはヤバいんです。
早産の時期（〜36週6日まで）に
予行演習が本番になっちゃうと
うん、「早産」よね。
赤ちゃんが外に出てくるにはちょっと早い。
だから、少なくとも
妊娠36週6日までに「前駆陣痛かも」って思ったら
一度病院で確認しとく必要があります。
予行演習だよね？
本番になりそうとかないよね？
の確認ね。
ちなみに「本番になりそう」なのが
切迫早産です。
ごっちゃになるんで
早産の時期の前駆陣痛は「切迫早産」って言ってます。
そういえば昔
妊娠32週くらいの妊婦さんが
「１週間前からおなか痛いんですけどこれって前駆陣痛ですよね」
とニコニコ妊婦健診に来たけど
「子宮口開いてます！母体搬送で！」
って医者もスタッフもドタバタになって
「前駆陣痛は赤ちゃん生まれないから大丈夫だと思ってた」って真っ青になった
ってのがあったなー。
前駆陣痛はあくまでも
「陣痛」の「前」。
陣痛がきてもいい時期じゃなかったらヤバい
ってことだけは知っててくださいね。
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