(吉備津神社①から続く)

 

かつて備中国の一之宮として繁栄を遂げた吉備津神社。

 

 

中国地方最大級で、日本全国でも屈指の大きさを誇る本殿に参拝してから、境内をウロウロ徘徊してみました。

 

祀られている御祭神が桃太郎のモデルになった吉備津彦命という事で、

 

 

おみくじ売場など、あちらこちらに桃太郎の姿が見られます。

 

 

こちらでは5種類の「おみくじ」が引けるのですが、ネット上などで話題になっているのが「よろこびみくじ」。

 

こちらは性的な事や出産関係のアドバイスが記されている、いわゆる大人のおみくじ。

悦楽に溺れる…という方の「悦び」ですね。

 

ちなみに、川に流れてきた桃から生まれた、というのが現在の「桃太郎」ですが、元々の物語では桃を食べたお爺さんとお婆さんが若返り、久しぶりに「夜の営み」を行った結果、桃太郎が生まれたという話だったという説があります。

 

面白そうなので、私も引いてみたかったのですが、なぜか今回、その「よろこび」は見つからず。

 

誰かのクレームで撤去された訳ではないと思いますが…。

 

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拝殿・本殿の横から一直線に伸びる、約400メートルもの回廊。

 

 

拝殿・本殿の方からは下り坂なので、足取りも軽く進めます。

 

当然、帰りは上り坂になるんですけど。

 

そんな回廊の途中にあるのが、

 

 

南随神門。

 

本殿へと向かう南側の入り口になります。

 

南北朝時代に再建されたものとされ、この吉備津神社では最も古い建築物。

 

回廊の中からは屋根が邪魔するのに加え、左右から外に出る事も出来ないので、門の全体像が見えないのが難点ですね。

 

いや、神社の外に出れば、何の苦労もなく全体が撮影出来るのですが、単純に面倒くさいので断念(笑)。

 

 

南随神門を潜り、更に回廊を下っていくと、

 

 

えびす宮に到着。

 

恵比寿さんと大黒天さんが祀られており、招福と商売繁盛を祈願出来ます。

 

私が訪れたのは1月10日だったので、一年に一度の「えびす祭り」、しかもメインの「十日戎」の日。

 

そんな事とは全く知らずに訪れたので、参拝客で大混雑している様子と大音響で響く「商売繁盛、笹もってこい」の掛け声に困惑しながら、邪魔にならない場所から写真だけ撮影しました。

 

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菅原道真公、天鈿女神を祀っている一童社。

 

道真公は学問の神様、天鈿女神は芸能の神様なので、その両方の祈願が行えます。

 

 

時期柄、受験の合格祈願や、一年の成功を願う参拝者で賑わっていました。

 

 

社殿の横にある、おみくじの結び・納め所には、

 

 

強い思いを感じますね。

 

さらに、社殿の前にある「祈願トンネル」には、

 

 

多くの受験生が納めた多くの絵馬が。

 

これだけの「思い」が集う場所を抜ければ、強いパワーを得られそう。

 

吉備津神社の絵馬は、同然ながら…

 

 

桃太郎の絵柄です。

 

この絵馬を奉納すれば、色々な障害や難関にも打ち勝てそうな気がします。

 

 

再びコロナウィルスという「鬼」に侵攻されつつある日本。

 

桃太郎と吉備津彦命の力も借りて、一刻も早く打ち倒したいですね。