DIYでなんちゃんって板金にトライしてみたの巻 | 鯖が行く!ゴルフ(+camp +ski +Diving)あっちこっち

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鯖家の愛車、「フォレスター」のボディに鯖のポカで付けてしまった「凹みキズ」をDIYの板金でなんとかしてみよう~!という記事でございます。

 

  

↑こんな凹みと塗装汚れはなんとかなるか?

 

結論から言うと、「ま、多少マシになったかな…」ぐらいの微妙なオチなのですが、どなたかの一助になればといいな、と思いながら記事にしてみました。参考になれば幸いです。

 

事の発端は、2か月くらい前。自宅の車庫ではなく、諸事情により近所のコインパーキングに停めていた鯖家のフォレスターくんを、出庫の際にパーキング内のガードレールにコスってしまいました…。

ああ、なんてヘボい鯖の運転術…。

 

低いパイプ状のガードレールが左側にあることに気付かず、内輪差でガリガリ!とコスってしまったのでした。結果、後席ドアの下あたりが微妙に凹んでしまいました。オーノー!

その低いガードレール、かなり多くの車がコスってきたようで、もうかなりの傷がついていました。

 

車体についた凹みとキズは場所的に下部なので、それほど目立つものではないけれど、よく見てると、あー、なんか凹みと塗装汚れが付いてますねーという感じ。

 

早速、ディーラーに持っていくと、実はけっこうな凹みになってるそう。内部のなんかが張り出しているとかなんとか。で、こうなると板金で直すのではなく、「ドアの全とっかえが必要」、とのこと。なーにー!!

その場合は35万かかる。まーじーかー!!

 

保険を使うことで免責で5万円いくらかで出来るが、等級が下がる関係で、実質的な出銭は7万円相当になるそう。うーむ、あの程度のキズで7万か…。

 

保険ナシで近所の板金屋さんに持ち込むと、修理費17万!とのこと。(嫁ゴン太調べ)

正直なところ、見た目のキズからはちょっとありえない出費になるため、検討した結果、全とっかえプランは止めました。

 

ならば、DIYでやれるだけのことはやってみよう!という作戦に切り替えました。

鯖なりにネット検索であれこれ研究したり、前述したスバルの担当ディーラーさんにも相談しました。

 

が、担当氏曰く「今時の車はとっても硬くて、しかもプレスライン(デザイン的にフェンダーに折れ線があるような部位)周辺は特に硬くて、そこを素人のDIYで板金なんてやるだけ無駄かと…」てな内容で、やんわりと「止めた方がいい」と諭されました。

 

それでもアホなわたくし鯖さんは、「やるだけやってみるっぺ!」と、DIY板金にトライすることを決めました。ま、しくじっても目立たない場所からええだろうと。

 

凹みを直すのは、「デントリペア」というもので、この手の修理セットが鬼のようにAmazonには踊っています。けっこう需要があるのだなあと思われました。↓こういうの。

 

 

 

で、鯖もそれらを検討、吟味しつつ、YouTubeやらネット記事やらを参考にして、以下のような手順でDIY板金(デントリペア)をやってみました。

 

①塗装面の脱脂処理(タブがしっかり接着する)

②タブにグルーガンでホットボンドを乗せる

③タブを凹みに付けて接着

④タブをクールスプレー?で冷却して固定

⑤タブをスライドハンマーでガンガンひっぱって凹みを戻す

⑥タブをアルコールなどで剥がす

 

てな感じ。板金しやすくするために、ヒートガンなどで修理箇所をアツアツするといい、って何かで読んだので、DIYの鬼であるゴン爺からヒートガンを借りました。

が、タブを素早く固定するため、スプレーで冷却するので意味がないと気づきました…。

 

では上記の流れの詳細メモ。

 

 普通にタオルでふきふきしたあと、タブがしっかり接着するために油分を取り除く「脱脂」という下処理で、けっこう大事。ガラスコーティングとかで使ってた「シリコンオフ」スプレーで鯖はやりました。↓こんなやつ

 

 

②・③タブと呼ばれる樹脂のポッチに、グルーガンでアツアツトロトロのホットボンドを乗せます。で、脱脂してキレイにしてあるボディにペタっと付けます。

 

 

↑付属のタブは、大きいのしか使わなかったです

 

↑こんな感じで接着させる

 

↓鯖が買ったグルーガン。スタンドが付いてるので自立して便利です。

 

 

デントリペアのセット品には、たいがいグルーガンが付属しているのですが、ちょっと製品精度的にどうなのかなあと思ったのと、肝心のグルーの接着強度を考えて、今回はぜんぶバラバラで購入しました。

冷まして固定化するために、冷却スプレーをかけます。今は熱中症対策グッズとしてドラッグストアでわんさか売ってます。エアサロンパスとかより安いだろうと。これで一気に冷やしてタブの固定時間を短縮させます。

 

↓こんなやつ。鯖は近所のドラッグストアで買いました

 

 

 

タブとスライドハンマーにひっかけて、ガンガン重しをぶつけるようにして引っ張ります。けっこうな音が出てしまうので、作業する時間帯とかは考えたほうがいいかと。

 

↓鯖が買ったのはこれ。スライドハンマーとタブだけのセットでこんな風に接続

 

 

 

ガンガンやってると、どっかのタイミングでタブが車体からボン!と外れます。グルーが中途半端に固まった状態だと、キレイに外れないので、冷却と多少の「待ち」があったほうがいいです。ま、それでも1分ぐらいか。(常温だと5分以上はかかるみたいです)

 

↑こんな感じで重しをガンガンやって引っ張る

 

タブについた固まったグルーを外すのに、水抜き材(イソプロピルアルコール)が安くて良い、とのこととで、これを小さな100均のスプレー容器に入れてシュッシュとやるとペロンとキレイ外れます。

 

今回の施工では、ボディのほうにグルーが残ることはなく、ぜんぶタブに着いたままでしたね。

それでもこの水抜き材では気持ちよく外れて快適です。

 

*******

 

上記の②~⑥を、微妙に接着場所を変えながら貼ってはガンガン、貼ってはガンガンを繰り返していくと、「多少」凹みが減ってきました。1時間はやってないかなー。

ただ、完全にすき間をなくすほど引っ張りきれませんでした…。硬いです、やっぱり。

 

こうなると、Amazonにあるようなデントリペアでは、レバーで引っ張るような、「デントリフター」という器具の引っ張りパワーがどれくらいあるのか気になります。

もしかしたら追加購入して、追記するかも…。

 

そんなわけで、完全に元に戻すのはやはり容易ではないようで、音もガンガンとうるさいので、とりあえず一旦これでおしまいとしました。

 

そして、コスった際についた、ガードレールの黄色っぽい塗料跡は、ディーラーから2000円くらいで買ったタッチアップ塗料でヌリヌリ。これでまあ、遠目にはあまり目立たない状態になったかな?(ホワイトぬって、クリアをさらに重ねて完了)

 

 

↑最終的にこんな感じに。     ↑(施工前)凹みはだいぶ軽減できた?

 

とまあ、実質7000円ほどをかけてのDIY板金修理の記録でございました。

この手のは「自己責任で」というしかありませんが、グルーが車の塗装面を傷つけたりすることは今回は一切なかったので、ま、特段失うものはなかったとみています。

 

この程度の出費でそこそこ改善出来るならば、DIY板金も「アリ」じゃん、と思った鯖でした。今度ディーラーさんに見てもらったらなんというでしょうか…。ハハ