こんにちは。
東京では3月14日ごろから桜の開花が始まっており、
私の地元でも満開の桜一色から、葉桜の緑が混ざり
始めております。
寒く長い冬に耐えて、一気に開花するものの、その
期間は非常に短くはかなさを感じますが、それが
古来から桜が日本人に親しまれる理由なのでしょうね。
さて、株式会社大阪取引所で上場されている金標準
取引は、3/14にこれまでの史上最高値8,160円を突破し、
その後6営業日連続で史上最高値を更新して3/22には
8,436円まで上昇しました。
その後、上昇一服となっておりますが、29日の11:30
時点でも8,300円台前半で推移しており、高値圏を
維持しております。
昨年4月に史上最高値を付けた時は、ロシア軍による
ウクライナ侵攻を受けて、安全資産として買われた他、
天然ガス、原油などのエネルギー資源高などを受けて
世界的にインフレ圧力が強まったため、インフレヘッジ
として金が買われました。
さらに、昨年3月以降、急激に円安が進んだため、国内金
にとっては3つの強力な買い材料が揃ったことが、当時
の史上最高値示現に繋がったと考えられます。
今回の国内金の最高値更新については、ドル円相場は、
昨年の4月20日に比べると2~3円程度円安水準にありますが、
ドル安と米欧の金融システム不安に伴う安全資産として
の金買いが相場を大きく押し上げた要因になっている
ようです。
現在、金融当局等の迅速な対応や、他金融機関が破綻
した銀行や経営危機に陥った金融機関の買収を行った
ことで過度な警戒感は後退しておりますが、根本的に
懸念が払しょくした訳ではないため、この後も再燃する
危険性も孕んでおり、安全資産としての金買いは、まだ
続く可能性があります。
また、今回の金融システム不安を受けて、FRBがこれまで
のような積極的な金融引き締めに動きにくくなったこと
も米金利先高観を低下させて、金の買い材料になる
可能性もあります。
2000年初頭に1g=1,000円程度であった国内金価格が、
現在8倍以上になっております。
世の中の動きが複雑になればなるほど、これまでには
なかったようなリスクが表面化してきて、市場の不安心理
を高めることになるため、安全資産としての金の必要性は
さらに増していくのではないでしょうか。
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それではまた・・・K