【北辰物産D-station】スタッフの声

北辰物産オンライントレードスタッフによるブログ。取引画面の便利な利用方法の紹介など様々な角度から情報発信致します。

金の上昇はまだ続くのか?

2023-03-29 15:24:43 | 相場情報

商品先物取引のリスクについて



こんにちは。

東京では3月14日ごろから桜の開花が始まっており、
私の地元でも満開の桜一色から、葉桜の緑が混ざり
始めております。

寒く長い冬に耐えて、一気に開花するものの、その
期間は非常に短くはかなさを感じますが、それが
古来から桜が日本人に親しまれる理由なのでしょうね。

さて、株式会社大阪取引所で上場されている金標準
取引は、3/14にこれまでの史上最高値8,160円を突破し、
その後6営業日連続で史上最高値を更新して3/22には
8,436円まで上昇しました。

その後、上昇一服となっておりますが、29日の11:30
時点でも8,300円台前半で推移しており、高値圏を
維持しております。

昨年4月に史上最高値を付けた時は、ロシア軍による
ウクライナ侵攻を受けて、安全資産として買われた他、
天然ガス、原油などのエネルギー資源高などを受けて
世界的にインフレ圧力が強まったため、インフレヘッジ
として金が買われました。

さらに、昨年3月以降、急激に円安が進んだため、国内金
にとっては3つの強力な買い材料が揃ったことが、当時
の史上最高値示現に繋がったと考えられます。

今回の国内金の最高値更新については、ドル円相場は、
昨年の4月20日に比べると2~3円程度円安水準にありますが、
ドル安と米欧の金融システム不安に伴う安全資産として
の金買いが相場を大きく押し上げた要因になっている
ようです。

現在、金融当局等の迅速な対応や、他金融機関が破綻
した銀行や経営危機に陥った金融機関の買収を行った
ことで過度な警戒感は後退しておりますが、根本的に
懸念が払しょくした訳ではないため、この後も再燃する
危険性も孕んでおり、安全資産としての金買いは、まだ
続く可能性があります。

また、今回の金融システム不安を受けて、FRBがこれまで
のような積極的な金融引き締めに動きにくくなったこと
も米金利先高観を低下させて、金の買い材料になる
可能性もあります。

2000年初頭に1g=1,000円程度であった国内金価格が、
現在8倍以上になっております。

世の中の動きが複雑になればなるほど、これまでには
なかったようなリスクが表面化してきて、市場の不安心理
を高めることになるため、安全資産としての金の必要性は
さらに増していくのではないでしょうか。

さて、現在弊社では
商品アナリストが読む『貴金属・原油夜間立会のポイント』
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予めご了承の上お申込み下さい。

それではまた・・・K







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