【北辰物産D-station】スタッフの声

北辰物産オンライントレードスタッフによるブログ。取引画面の便利な利用方法の紹介など様々な角度から情報発信致します。

米債務上限問題の行方は!!

2023-05-25 19:12:19 | お知らせ

商品先物取引のリスクについて



こんにちは。

今月も残すところあと僅か。
ちょっと前までGWの話題で盛り上がっていたのに、
アッという間に5月も終わってしまいますね。

6月に入ると梅雨が待ち受けております。
毎年のことながら、気分が憂鬱になりますね。

さて、現在米連邦政府の借入限度額である「債務上限」問題が
市場の警戒感を強めております。

現在、債務上限引き上げに向けてバイデン政権と野党共和党の
協議が続いておりますが、交渉は歳出削減を巡ってこう着状態
が続いております。

債務上限引き上げ関連法案を、共和党が多数を占める下院を
含め議会が通さなければ、6月1日にも政府の支払いが滞る
可能性が高いとされております。

米国が史上初めてデフォルト(債務不履行)に陥れば、金融市場
が大混乱に陥り、世界経済が打撃を受けるのは必至とみられます。

そのような事態が想定される中で、なお協議が進展していない
のは、来年の米大統領選に向けた民主党、共和党のパフォーマンス
によるものとも考えられます。

それだけに、デフォルトは土壇場で回避されるとの楽観的な見方
もあるようです。

しかし、格付け大手フィッチ・レーティングスは24日、米国の長期
外貨格付けを「AAA」は維持しましたが、格付け見通しを「ネガ
ティブ・ウオッチ」としました。

実は、2011年にもバラク・オバマ元大統領ら民主党と、下院の過半数
を占める共和党が債務削減案を巡って対立。

期限当日の8月2日に債務上限引き上げ法が成立し、デフォルトは
ぎりぎりで回避されましたが、米国の格付け機関スタンダード&
プアーズ(S&P)が、米国の財政赤字の削減への対応が不十分で
あるとの認識を示し、8月5日に米国の長期発行体格付けを「AAA」
から「AA+」に引き下げたと発表しました。

これが世界全体に影響を及ぼし、8月8日には世界同時株安が発生する
事態となった経緯があります。

この経験を踏まえて、米両院ともに最終的には法案を成立させると
思われますが、与野党の駆け引きは期限ぎりぎりまで続く可能性が
ありますので、月末まで金融市場は波乱含みとなりそうです。

それではまた・・・K







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