2022年01月27日
三菱電機パワハラ年330件
三菱電機で1年間に330件のパワハラ相談
214件解決し懲戒処分8件しているが…
検査や監査、非常用発電機の不具合や施工不良等々、問題が相次いで露呈している三菱電機。
そもそも、そのような問題が続出するのは、企業としてのモラルやガバナンスに問題があると指摘されても致し方あるまい。
そんな三菱電機グループではパワハラも日常茶飯事となっている。
2020年度には三菱電機グループで330件ものパワハラ被害の相談があったことが明らかにされた。
パワハラ被害相談を明らかにしたのは、労働組合の電機・情報ユニオン。
小紙も2021年3月13日付けの手帳で「三菱電機社員死亡パワハラで労災」で、三菱電機の新入社員死亡は 「上司のパワハラ原因」で労災認定されたことをお報せさせて頂いたが、これこそ渦中の事件となっていた。
社内資料で330件の被害相談のうち8件でパワハラが認定され、加害側の社員が懲戒処分になっている。
そして、19年に20代の男性社員が自殺しているが、これが前述の記事で、上司によるパワハラが原因で21年に労災認定されている。
社内のハラスメント防止研修で使われた資料によるとパワハラ相談窓口に寄せられたのは三菱電機で111件、関係会社で219件で、三菱電機の人事部門が330件のうち238件を調べて、21年3月末時点で214件が解決済としている。
そして、懲戒処分について上司が部下を1時間以上立たせたまま大声で威圧するように説教したケースが挙げられている。
この他、「この数カ月、お前のアウトプットはゼロだ」「7時間もかかったのか。自分なら15分で終わる。お前はバイトか」などのパワハラも取り上げられている。
三菱電機は自殺した社員の労災認定が相次いだことから、20年からハラスメント研修の対象を全社員に広げているが、永年に亘り一般的にあってはならない不正や問題を改善しなかった企業体質が、パワハラの温床となっていたのではないだろうか。
214件解決し懲戒処分8件しているが…
検査や監査、非常用発電機の不具合や施工不良等々、問題が相次いで露呈している三菱電機。
そもそも、そのような問題が続出するのは、企業としてのモラルやガバナンスに問題があると指摘されても致し方あるまい。
そんな三菱電機グループではパワハラも日常茶飯事となっている。
2020年度には三菱電機グループで330件ものパワハラ被害の相談があったことが明らかにされた。
パワハラ被害相談を明らかにしたのは、労働組合の電機・情報ユニオン。
小紙も2021年3月13日付けの手帳で「三菱電機社員死亡パワハラで労災」で、三菱電機の新入社員死亡は 「上司のパワハラ原因」で労災認定されたことをお報せさせて頂いたが、これこそ渦中の事件となっていた。
社内資料で330件の被害相談のうち8件でパワハラが認定され、加害側の社員が懲戒処分になっている。
そして、19年に20代の男性社員が自殺しているが、これが前述の記事で、上司によるパワハラが原因で21年に労災認定されている。
社内のハラスメント防止研修で使われた資料によるとパワハラ相談窓口に寄せられたのは三菱電機で111件、関係会社で219件で、三菱電機の人事部門が330件のうち238件を調べて、21年3月末時点で214件が解決済としている。
そして、懲戒処分について上司が部下を1時間以上立たせたまま大声で威圧するように説教したケースが挙げられている。
この他、「この数カ月、お前のアウトプットはゼロだ」「7時間もかかったのか。自分なら15分で終わる。お前はバイトか」などのパワハラも取り上げられている。
三菱電機は自殺した社員の労災認定が相次いだことから、20年からハラスメント研修の対象を全社員に広げているが、永年に亘り一般的にあってはならない不正や問題を改善しなかった企業体質が、パワハラの温床となっていたのではないだろうか。