GTAオンラインに「契約」アップデートが実装された。
今回のアップデートではストーリーモード（オフライン）の主人公キャラの一人だったフランクリンが本編の数年後という姿でオンラインモードに登場。プレイヤーはフランクリンの事業パートナーとなり、新たなビジネスやジョブに挑むという内容となっている。
■成功して「経営者」になったフランクリン
絶対に顔を合わせることはないと思われていたフランクリンとオンラインプレイヤーが握手を交わし、「パートナー」として協力する。熱い展開だ。
今回のアップデートで追加された新たなビジネス施設である「CSエージェンシー」をダイナスティ8のサイトで購入してエージェンシーを訪問するとフランクリンとの対面ムービーとなる。ミッション中の会話もだが、ところどころ本編でのネタを意識したセリフがあるのが面白い。
フランクリンとオンラインのプレイヤー、これまで決して出会うことのなかった両者が7年越しに出会い手を組む展開は結構熱いものがある。
なお、フランクリンはGTA5本編の後、ビジネスで成功して今の地位を掴んだという設定で、GTA5よりも若干年を重ねた姿で登場する。フランクリンの友人であるラマーも同様だ。
「最近はポリコレが厳しいからな」。本編でラマーが得意にしていた「挨拶」のセリフが省略されてしまった理由がコレか。
これまでのアップデートでも本編のキャラクター達が新ジョブの「指南役」として登場したことはあったが、その多くはムービーシーンのみの登場であった。しかし今回のアップデートで追加されたミッションではフランクリンやラマーと共闘したり、なんとフランクリンとラマーを操作するミッションもあり、しっかり彼らがミッション内にも絡んでくる内容になっている。
■多様な設備をもつCSエージェンシー
購入可能なエージェンシーの候補は4箇所。いずれもロスサントスの中心部に近い場所に位置している。
エージェンシー単体の価格はすべて200万$台であるが、オプションをつけていくと500万$以上になることも。
新たなオフィス・エージェンシーとして購入可能な物件は4箇所あり、プレイヤーはそのうちの一つを選んで購入することになるが、内部にはさまざまな設備が揃っている。
新たなミッションはプレイヤーのオフィスのPCから「エージェンシーのネットワーク」にログインして開始する。PCにアクセスするには公開セッションでボス、CEO、MCプレジデントのいずれかに就任している必要がある。
プレイヤーのオフィスの向かい側にはフランクリンのオフィスがある。オフィス内にはフランクリンのゆかりの品が飾られ、愛犬のチョップの姿もある。
最上層は「会社の裏の顔」、すなわち武器庫、ハッカー室などがある。見たことがあるような新ドリンクも飲むことができる。
エージェンシーはいずれもロスサントスの市街中心部にあり、景観もまあまあ。
エージェンシー内部にはフランクリンおよびプレイヤーのオフィスの他、会議室や休憩室など一般的なオフィス機能は一通り揃っている。内部は3層構造で結構広く、いずれもロスサントス市街地の中心に近く、景観も良い場所に立地している。
エージェンシーのオプション設備の武器庫。Mk.2武器の改造の他、通常の武器の改造や弾薬補充もできるうえに5%の割引がつく。これさえあればもうアミュネーションに行かなくて済む？
乗り物ワークショップでは通常のカスタムの他に今回のアップデートで追加された特定の車両に特殊改造を行うことができる。
エージェンシーは追加オプションで武器庫、宿泊設備、乗り物ワークショップを追加できる。これらは例によって後から改装で追加することもできるが、エージェンシーの武器庫ではMk.2武器以外の通常の武器もカスタムや弾薬補充ができ、5%ではあるが割引も受けられるお得仕様になっている。
エージェンシーには最初から20台分のガレージがついてくる。20台分のスペースとは別にフランクリンの車（バッファローSTX）とバイク（バガー）も置いてある。
エージェンシーに併設されている20台収容可能なガレージにはフランクリンのものとおぼしきバッファローとバガー（バイク）も置かれている（オブジェクト扱いでプレイヤーは乗車不可）。バッファローはモデルチェンジした新型だが、バガーは本編で手に入れた物をそのまま乗り続けているようだ。フランクリンの愛車がモデルチェンジしていることに時間の経過を感じさせる。
フランクリンのオフィスには愛犬「チョップ」の姿も。
チョップは普段はエージェンシーの中で気ままに過ごしていることが多い。プレイヤーのベッドで寝ていることも…。
チョップはなでることもできる。
フランクリンの愛犬「チョップ」も登場。ただしかなりの老犬のため、あまり動きたがらないらしいが、ミッションを進めるとムービーでは大変なことに…。
ちなみにチョップを「なでる」ことでアワードを獲得できる。
■まずは新ビジネス「セキュリティ契約」で顧客の信頼を獲得
手始めの「仕事」として「セキュリティ契約」を開始。公開セッションからしかできないように見えるが…。
エージェンシーのプレイヤーのオフィスにはパソコンが置かれており、ボス、CEOまたはMCプレジデントになるとアクセスできる。
このPCにアクセスするとフランクリンからエージェンシーのビジネスについての説明があるので、まずは「セキュリティ契約」を実行して顧客の信用を獲得し、最初はロックされている上位ジョブの「VIP契約」を受けられるようこの解除を目指していくことになる。
アップデート当初は公開セッションでなければPCにアクセスできなかったが、その後修正されて招待セッションでもアクセスできるようになった。
エージェンシーのPCまで行かなくともボスやCEOまたはMCに登録してからフランクリンに電話することでも「セキュリティ契約」を受注することができるが、この場合はミッションの種類を選ぶことはできない。
「セキュリティ契約」には「資産清算」「救出作戦」「乗り物奪還」などの種類がある。内容は毎度おなじみの、敵のアジトを襲撃しての物品破壊や殲滅、対象の物品または人を敵の襲撃から守る、乗り物を盗んで届けるなどの、要するに荒事全般だ。
倉庫や格納庫内など狭い場所での銃撃戦も多く、武装車両や空爆でケリをつけることはできないミッションは敵の数も多く結構めんどくさい。
今回のミッションでは敵の数や増援が多かったり、武装車両を持ち込めない建物内での戦闘が多かったりと難易度はやや高いものの、その分報酬は多めになっている。
また、セキュリティ契約ミッションをクリアした回数に応じてエージェンシーには定時収入が入ってくるようになる。
■ドクター・ドレーの依頼「VIP契約」ミッション
最初の大仕事である「VIP契約」のクライアントとなる「ドクター・ドレー」。ちなみに実在の人物である。
「セキュリティ契約」をこなして顧客の評判を得ると、より大きな「仕事」の話が舞い込んでくる。それが「VIP契約」で、初回はドクター・ドレーからの依頼で彼の盗まれた携帯電話（スマホ）を探すというものであり、こちらが今回のストーリーミッション的な扱いになっている。
まずはドレーの信頼を得るために、プレイヤーはフランクリンとともに早速一肌脱ぐことになる。
最初のフランクリンとの共闘ミッション。ゴルフ場からカートで逃げ出した客をゴルフカートで追いかけてどつき回して反省を促す。こちらのミッションも招待セッションからソロでプレイすることができる。
ドレーから正式に依頼を受けたらエージェンシーでの作戦会議の後、自分のPCにアクセスするとVIP契約ミッションの準備ミッションを開始できる。
VIP契約ミッションは、盗まれたドクター・ドレーのスマホを取り戻すために、まず準備ミッションとしてFIBの本部ビルに潜入してのデータ捜索、ついで盗んだデータをコピーした3人の相手を突き止めてそれぞれに対して2回の調査ミッションを行い、コピーされたデータのありかが判明したらそのリークの阻止のための奪還ミッションを行う。3つのコピーの奪還に成功すると最後にデータを盗み出した張本人が判明するので最終お仕置きミッションへ…という流れなので結構長い。
それぞれの調査ミッションの後の奪還ミッションと最終ミッションは、通常ミッションや強盗フィナーレと同じくジョブ専用の独立したセッションで開始されるが、調査ミッションはボスジョブなどと同じようにフリーモードで開始される。アップデート実装当初はなぜか公開セッション強制のミッションだったが、ミッション目的地まで行って銃撃戦を行い、さらに最終目的地まで妨害を受けずに移動するのは難しかったので、招待セッションでもプレイ可能に変更されたのは当然の判断だろう。
フランクリンとは因縁深いFIBビルに潜入し、サーバールームからデータを盗み出す。本編をクリアした人なら朝飯前！？
VIP契約ミッションの準備ミッションにあたる「調査」ミッションでは、フリーモードで目的地まで移動し、激しい銃撃戦の後で最終目的地まで移動してようやくクリアとなるパターンが多い。こんなのを公開セッションではやっていられないので招待セッションでもプレイ可能になったのは当然か。
VIP契約ミッションは初回は難易度がイージーで固定されるが、それでも後半の敵は数が多く固い奴が多い。エージェンシー内で弾薬やアーマー、スナックを補充できるので装備を整えて臨み、危なくなったらすかさずアーマーやスナックを使用したいところ。
装甲車両を使用できるミッションもあるが、カットシーン後に強制下車させられていたり、建物内での戦闘も多いので有効に活用することは難しい場合が多い。
ドクター・ドレーのVIP契約ミッションでは最終ミッションをクリアするとエンディングになるが、ここでドクター・ドレーからプレイヤーへのプレゼントがある。ゲーム内世界と現実をリンクさせたかのような、粋なはからいだ。
■フランクリンからの「暗殺」依頼ミッション
車で街を走っていると、突然近くの公衆電話が鳴り出す。どんだけデカイ音で鳴っているのか。
一方、「セキュリティ契約」を3回クリアすると、フランクリンからの「公衆電話からの指示」ミッションも解放される。これはプレイヤーが街なかを移動していると、突如近くの公衆電話が鳴り、プレイヤーが電話に出るとフランクリンからの「暗殺依頼」ミッションを開始できるというもの。
フランクリンからの公衆電話を通じた指示でプレイヤーは暗殺ミッションを行う。普通に狙撃してもクリア扱いになるが、現場をよーく観察して事故に見せかけて始末できる手段を見つけて利用したりできると報酬にボーナスが追加される。
この「公衆電話からの指示」ミッションはGTA5本編にあった、レスターの暗殺ミッションを意識したもので、制限時間内にターゲットを依頼どおりに始末すると報酬がもらえる。この「依頼どおりに」というのがポイントで、特定の手順を踏んでターゲットの暗殺に成功すると、通常の報酬に加えてボーナスがつく。このボーナス報酬が結構おいしいので、余裕があれば積極的に狙っていきたいところだ。ボーナス報酬獲得のための条件はミッション中に右キー長押しで確認することができる。
このジョブも招待セッションでソロで行うことができ、こちらからフランクリンに電話して受注することもできる。
■新しい乗り物のほか多くの追加・変更点も
今回のアップデートで追加された新車両。さらに追加車両があることが予想されている。
こちらはバッファローSTX。バッファローの新型で、フランクリンもこれに乗り換えたようだ。
当然、今回のアップデートでも新たな乗り物や服などが追加されている。乗り物は今後さらに段階的に追加されるものと思われる。
他に今回のアップデートでの歓迎すべき変更点としては、
「ビジネス施設購入勧誘電話の大幅減少」と
「施設の維持費・人件費の大幅減少」
が挙げられる。
これまではオンラインに参加する度に、いろいろな人物から「○○の施設を購入してビジネスを始めろ」「ビジネスをやれ」的な電話がひんぴんとかかって来て非常にウザかったのが、今回のアプデでそれらの迷惑電話がほとんどなくなった。（ゼロではないが）
また、オンラインに参加後、ゲーム内時間で1日（現実時間で48分）が経過すると、各種不動産や物件の維持管理費が自動的に差し引かれるのだが、以前はこの金額が地味に大きく、フルに不動産物件を所有していると、1日で引き落とされる維持管理費が1万$を超える場合もあった。
しかし今回のアップデートで不動産物件の維持管理費やスタッフの人件費が大幅に見直し（減額）された。
これまでは「高額な家賃と人件費を少しでもケチるために、オンラインにイン後48分以内でゲームをやめる、またはオンラインからいったん退出する」はケチケチソロプレイヤーには必須テクだったので、この変更はありがたい。
■フランクリンの「家族」とは…？
フランクリンの豪邸の前に彼の家族のものらしき高級車が2台置かれている。そのナンバープレートには…。
最近はアップデートで既存の施設にも変更が加えられることが多くなったが、ストーリーモードでフランクリンが暮らしていたバインウッドの豪邸にも変化が起きている。
なんと入り口に「The Clintons」の表札が掲げられ、ガレージの外には2台の高級車が置かれ、車のナンバープレートはそれぞれ「FRANKL1N」と「TAN1SHA」になっている。「クリントン」はフランクリンの姓、「タニーシャ」はGT5本編におけるフランクリンの別れた彼女の名前である。さらに中庭には子供用の遊具が置かれている…。
玄関わきには「The Clintons」の表札が。前はこんなの無かったよな。
中庭には子供向けの遊具やおもちゃが。フランクリン、子供いるんだ…。
なお、フランクリン邸の中庭にはメディアスティックがあるので見物に来たついでに回収しておこう。
■カヨ・ペリコ、LSカーミーティングに続く良アプデ
GTAオンラインの近年のアップデートでは、これまで「公開セッションでないと実行できないビジネス」と、それに関連してプレイヤー間の抗争を煽る「PvP要素」を強調したアップデートが多かった。
だが、「カヨ・ペリコ強盗アップデート」あたりからこの方向性に変化があり、前回の「LSカーミーティング」で公開セッションなしでも参加可能でプレイヤー同士が協力できるジョブが多数追加されるなど、これまでPvP路線が主だったアップデート内容に変化が生じている。
PvPジョブや公開セッションでのPKなどのプレイヤー間の争い事に興味のないプレイヤーにとっては歓迎すべき変化ではあるものの、今回の「契約」アップデートではメインミッションともいえる「VIP契約」ミッションは公開セッション強制形式のジョブに戻ってしまっている。（アップデート後数日で修正され、現在は招待セッションでもプレイ可能になった。）
それでもGTA5本編を意識したようなフランクリンからの依頼ミッションは招待セッションでソロでもプレイが可能であり、何よりついにオンラインにもフランクリンが登場し、プレイヤーが彼と共闘できるという、本編からプレイしていた人にとっては魅力的なアップデートになっている。
例によって今後も数週にわたり新たな乗り物の追加などが行われると思われる。また、年末に向けての報酬ボーナスや期間限定アイテムの復活もあるかもしれないので、最近はすっかりロスサントスから足が遠のいてしまったというプレイヤーもフランクリンに会いに行くのを口実に戻ってみるのもいいかもしれない。
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今回のアップデートではストーリーモード（オフライン）の主人公キャラの一人だったフランクリンが本編の数年後という姿でオンラインモードに登場。プレイヤーはフランクリンの事業パートナーとなり、新たなビジネスやジョブに挑むという内容となっている。
■成功して「経営者」になったフランクリン
絶対に顔を合わせることはないと思われていたフランクリンとオンラインプレイヤーが握手を交わし、「パートナー」として協力する。熱い展開だ。
今回のアップデートで追加された新たなビジネス施設である「CSエージェンシー」をダイナスティ8のサイトで購入してエージェンシーを訪問するとフランクリンとの対面ムービーとなる。ミッション中の会話もだが、ところどころ本編でのネタを意識したセリフがあるのが面白い。
フランクリンとオンラインのプレイヤー、これまで決して出会うことのなかった両者が7年越しに出会い手を組む展開は結構熱いものがある。
なお、フランクリンはGTA5本編の後、ビジネスで成功して今の地位を掴んだという設定で、GTA5よりも若干年を重ねた姿で登場する。フランクリンの友人であるラマーも同様だ。
「最近はポリコレが厳しいからな」。本編でラマーが得意にしていた「挨拶」のセリフが省略されてしまった理由がコレか。
これまでのアップデートでも本編のキャラクター達が新ジョブの「指南役」として登場したことはあったが、その多くはムービーシーンのみの登場であった。しかし今回のアップデートで追加されたミッションではフランクリンやラマーと共闘したり、なんとフランクリンとラマーを操作するミッションもあり、しっかり彼らがミッション内にも絡んでくる内容になっている。
■多様な設備をもつCSエージェンシー
購入可能なエージェンシーの候補は4箇所。いずれもロスサントスの中心部に近い場所に位置している。
エージェンシー単体の価格はすべて200万$台であるが、オプションをつけていくと500万$以上になることも。
新たなオフィス・エージェンシーとして購入可能な物件は4箇所あり、プレイヤーはそのうちの一つを選んで購入することになるが、内部にはさまざまな設備が揃っている。
新たなミッションはプレイヤーのオフィスのPCから「エージェンシーのネットワーク」にログインして開始する。PCにアクセスするには
プレイヤーのオフィスの向かい側にはフランクリンのオフィスがある。オフィス内にはフランクリンのゆかりの品が飾られ、愛犬のチョップの姿もある。
最上層は「会社の裏の顔」、すなわち武器庫、ハッカー室などがある。見たことがあるような新ドリンクも飲むことができる。
エージェンシーはいずれもロスサントスの市街中心部にあり、景観もまあまあ。
エージェンシー内部にはフランクリンおよびプレイヤーのオフィスの他、会議室や休憩室など一般的なオフィス機能は一通り揃っている。内部は3層構造で結構広く、いずれもロスサントス市街地の中心に近く、景観も良い場所に立地している。
エージェンシーのオプション設備の武器庫。Mk.2武器の改造の他、通常の武器の改造や弾薬補充もできるうえに5%の割引がつく。これさえあればもうアミュネーションに行かなくて済む？
乗り物ワークショップでは通常のカスタムの他に今回のアップデートで追加された特定の車両に特殊改造を行うことができる。
エージェンシーは追加オプションで武器庫、宿泊設備、乗り物ワークショップを追加できる。これらは例によって後から改装で追加することもできるが、エージェンシーの武器庫ではMk.2武器以外の通常の武器もカスタムや弾薬補充ができ、5%ではあるが割引も受けられるお得仕様になっている。
エージェンシーには最初から20台分のガレージがついてくる。20台分のスペースとは別にフランクリンの車（バッファローSTX）とバイク（バガー）も置いてある。
エージェンシーに併設されている20台収容可能なガレージにはフランクリンのものとおぼしきバッファローとバガー（バイク）も置かれている（オブジェクト扱いでプレイヤーは乗車不可）。バッファローはモデルチェンジした新型だが、バガーは本編で手に入れた物をそのまま乗り続けているようだ。フランクリンの愛車がモデルチェンジしていることに時間の経過を感じさせる。
フランクリンのオフィスには愛犬「チョップ」の姿も。
チョップは普段はエージェンシーの中で気ままに過ごしていることが多い。プレイヤーのベッドで寝ていることも…。
チョップはなでることもできる。
フランクリンの愛犬「チョップ」も登場。ただしかなりの老犬のため、あまり動きたがらないらしいが、ミッションを進めるとムービーでは大変なことに…。
ちなみにチョップを「なでる」ことでアワードを獲得できる。
■まずは新ビジネス「セキュリティ契約」で顧客の信頼を獲得
手始めの「仕事」として「セキュリティ契約」を開始。
エージェンシーのプレイヤーのオフィスにはパソコンが置かれており、ボス、CEOまたはMCプレジデントになるとアクセスできる。
このPCにアクセスするとフランクリンからエージェンシーのビジネスについての説明があるので、まずは「セキュリティ契約」を実行して顧客の信用を獲得し、最初はロックされている上位ジョブの「VIP契約」を受けられるようこの解除を目指していくことになる。
アップデート当初は公開セッションでなければPCにアクセスできなかったが、その後修正されて招待セッションでもアクセスできるようになった。
エージェンシーのPCまで行かなくともボスやCEOまたはMCに登録してからフランクリンに電話することでも「セキュリティ契約」を受注することができるが、この場合はミッションの種類を選ぶことはできない。
「セキュリティ契約」には「資産清算」「救出作戦」「乗り物奪還」などの種類がある。内容は毎度おなじみの、敵のアジトを襲撃しての物品破壊や殲滅、対象の物品または人を敵の襲撃から守る、乗り物を盗んで届けるなどの、要するに荒事全般だ。
倉庫や格納庫内など狭い場所での銃撃戦も多く、武装車両や空爆でケリをつけることはできないミッションは敵の数も多く結構めんどくさい。
今回のミッションでは敵の数や増援が多かったり、武装車両を持ち込めない建物内での戦闘が多かったりと難易度はやや高いものの、その分報酬は多めになっている。
また、セキュリティ契約ミッションをクリアした回数に応じてエージェンシーには定時収入が入ってくるようになる。
■ドクター・ドレーの依頼「VIP契約」ミッション
最初の大仕事である「VIP契約」のクライアントとなる「ドクター・ドレー」。ちなみに実在の人物である。
「セキュリティ契約」をこなして顧客の評判を得ると、より大きな「仕事」の話が舞い込んでくる。それが「VIP契約」で、初回はドクター・ドレーからの依頼で彼の盗まれた携帯電話（スマホ）を探すというものであり、こちらが今回のストーリーミッション的な扱いになっている。
まずはドレーの信頼を得るために、プレイヤーはフランクリンとともに早速一肌脱ぐことになる。
最初のフランクリンとの共闘ミッション。ゴルフ場からカートで逃げ出した客をゴルフカートで追いかけてどつき回して反省を促す。こちらのミッションも招待セッションからソロでプレイすることができる。
ドレーから正式に依頼を受けたらエージェンシーでの作戦会議の後、自分のPCにアクセスするとVIP契約ミッションの準備ミッションを開始できる。
VIP契約ミッションは、盗まれたドクター・ドレーのスマホを取り戻すために、まず準備ミッションとしてFIBの本部ビルに潜入してのデータ捜索、ついで盗んだデータをコピーした3人の相手を突き止めてそれぞれに対して2回の調査ミッションを行い、コピーされたデータのありかが判明したらそのリークの阻止のための奪還ミッションを行う。3つのコピーの奪還に成功すると最後にデータを盗み出した張本人が判明するので最終お仕置きミッションへ…という流れなので結構長い。
それぞれの調査ミッションの後の奪還ミッションと最終ミッションは、通常ミッションや強盗フィナーレと同じくジョブ専用の独立したセッションで開始されるが、調査ミッションはボスジョブなどと同じようにフリーモードで開始される。アップデート実装当初はなぜか公開セッション強制のミッションだったが、ミッション目的地まで行って銃撃戦を行い、さらに最終目的地まで妨害を受けずに移動するのは難しかったので、招待セッションでもプレイ可能に変更されたのは当然の判断だろう。
フランクリンとは因縁深いFIBビルに潜入し、サーバールームからデータを盗み出す。本編をクリアした人なら朝飯前！？
VIP契約ミッションの準備ミッションにあたる「調査」ミッションでは、フリーモードで目的地まで移動し、激しい銃撃戦の後で最終目的地まで移動してようやくクリアとなるパターンが多い。こんなのを公開セッションではやっていられないので招待セッションでもプレイ可能になったのは当然か。
VIP契約ミッションは初回は難易度がイージーで固定されるが、それでも後半の敵は数が多く固い奴が多い。エージェンシー内で弾薬やアーマー、スナックを補充できるので装備を整えて臨み、危なくなったらすかさずアーマーやスナックを使用したいところ。
装甲車両を使用できるミッションもあるが、カットシーン後に強制下車させられていたり、建物内での戦闘も多いので有効に活用することは難しい場合が多い。
ドクター・ドレーのVIP契約ミッションでは最終ミッションをクリアするとエンディングになるが、ここでドクター・ドレーからプレイヤーへのプレゼントがある。ゲーム内世界と現実をリンクさせたかのような、粋なはからいだ。
■フランクリンからの「暗殺」依頼ミッション
車で街を走っていると、突然近くの公衆電話が鳴り出す。どんだけデカイ音で鳴っているのか。
一方、「セキュリティ契約」を3回クリアすると、フランクリンからの「公衆電話からの指示」ミッションも解放される。これはプレイヤーが街なかを移動していると、突如近くの公衆電話が鳴り、プレイヤーが電話に出るとフランクリンからの「暗殺依頼」ミッションを開始できるというもの。
フランクリンからの公衆電話を通じた指示でプレイヤーは暗殺ミッションを行う。普通に狙撃してもクリア扱いになるが、現場をよーく観察して事故に見せかけて始末できる手段を見つけて利用したりできると報酬にボーナスが追加される。
この「公衆電話からの指示」ミッションはGTA5本編にあった、レスターの暗殺ミッションを意識したもので、制限時間内にターゲットを依頼どおりに始末すると報酬がもらえる。この「依頼どおりに」というのがポイントで、特定の手順を踏んでターゲットの暗殺に成功すると、通常の報酬に加えてボーナスがつく。このボーナス報酬が結構おいしいので、余裕があれば積極的に狙っていきたいところだ。ボーナス報酬獲得のための条件はミッション中に右キー長押しで確認することができる。
このジョブも招待セッションでソロで行うことができ、こちらからフランクリンに電話して受注することもできる。
■新しい乗り物のほか多くの追加・変更点も
今回のアップデートで追加された新車両。さらに追加車両があることが予想されている。
こちらはバッファローSTX。バッファローの新型で、フランクリンもこれに乗り換えたようだ。
当然、今回のアップデートでも新たな乗り物や服などが追加されている。乗り物は今後さらに段階的に追加されるものと思われる。
他に今回のアップデートでの歓迎すべき変更点としては、
「ビジネス施設購入勧誘電話の大幅減少」と
「施設の維持費・人件費の大幅減少」
が挙げられる。
これまではオンラインに参加する度に、いろいろな人物から「○○の施設を購入してビジネスを始めろ」「ビジネスをやれ」的な電話がひんぴんとかかって来て非常にウザかったのが、今回のアプデでそれらの迷惑電話がほとんどなくなった。（ゼロではないが）
また、オンラインに参加後、ゲーム内時間で1日（現実時間で48分）が経過すると、各種不動産や物件の維持管理費が自動的に差し引かれるのだが、以前はこの金額が地味に大きく、フルに不動産物件を所有していると、1日で引き落とされる維持管理費が1万$を超える場合もあった。
しかし今回のアップデートで不動産物件の維持管理費やスタッフの人件費が大幅に見直し（減額）された。
これまでは「高額な家賃と人件費を少しでもケチるために、オンラインにイン後48分以内でゲームをやめる、またはオンラインからいったん退出する」はケチケチソロプレイヤーには必須テクだったので、この変更はありがたい。
■フランクリンの「家族」とは…？
フランクリンの豪邸の前に彼の家族のものらしき高級車が2台置かれている。そのナンバープレートには…。
最近はアップデートで既存の施設にも変更が加えられることが多くなったが、ストーリーモードでフランクリンが暮らしていたバインウッドの豪邸にも変化が起きている。
なんと入り口に「The Clintons」の表札が掲げられ、ガレージの外には2台の高級車が置かれ、車のナンバープレートはそれぞれ「FRANKL1N」と「TAN1SHA」になっている。「クリントン」はフランクリンの姓、「タニーシャ」はGT5本編におけるフランクリンの別れた彼女の名前である。さらに中庭には子供用の遊具が置かれている…。
玄関わきには「The Clintons」の表札が。前はこんなの無かったよな。
中庭には子供向けの遊具やおもちゃが。フランクリン、子供いるんだ…。
なお、フランクリン邸の中庭にはメディアスティックがあるので見物に来たついでに回収しておこう。
■カヨ・ペリコ、LSカーミーティングに続く良アプデ
GTAオンラインの近年のアップデートでは、これまで「公開セッションでないと実行できないビジネス」と、それに関連してプレイヤー間の抗争を煽る「PvP要素」を強調したアップデートが多かった。
だが、「カヨ・ペリコ強盗アップデート」あたりからこの方向性に変化があり、前回の「LSカーミーティング」で公開セッションなしでも参加可能でプレイヤー同士が協力できるジョブが多数追加されるなど、これまでPvP路線が主だったアップデート内容に変化が生じている。
PvPジョブや公開セッションでのPKなどのプレイヤー間の争い事に興味のないプレイヤーにとっては歓迎すべき変化ではあるものの、今回の「契約」アップデートではメインミッションともいえる「VIP契約」ミッションは
それでもGTA5本編を意識したようなフランクリンからの依頼ミッションは招待セッションでソロでもプレイが可能であり、何よりついにオンラインにもフランクリンが登場し、プレイヤーが彼と共闘できるという、本編からプレイしていた人にとっては魅力的なアップデートになっている。
例によって今後も数週にわたり新たな乗り物の追加などが行われると思われる。また、年末に向けての報酬ボーナスや期間限定アイテムの復活もあるかもしれないので、最近はすっかりロスサントスから足が遠のいてしまったというプレイヤーもフランクリンに会いに行くのを口実に戻ってみるのもいいかもしれない。
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