天猫国際に出店している外資企業

 

前記事でもご紹介しましたが、今や中国における越境ECの勢いは留まることを知りません。越境ECの規模は今後も拡大が見込まれていて3年後の2021年には2兆8000億円余りと、昨年の2倍以上に拡大すると予測されており、日本の企業にとって大きな伸びが期待できる有望な市場となっています。

 

中国の越境ECの代表的なプラットフォームと言えばアリババの運営する天猫国際です。

国別の売上では日本はアメリカを抜いて3年連続1位となっています。

 

 

・国・地域別 流通総額ランキング:
1位 日本 2位 アメリカ 3位 韓国 4位 オーストラリア 5位 ドイツ

 

 

中国消費者の間で日本製品はとても人気があることがよくわかりますね。

 

 

「天猫国際(Tmall Global)」とは2013年に開設された越境EC専門のプラットフォームです。天猫(Tmall)との一番の違いは、天猫国際は現地法人を作らずとも出店できるという点です。

現在74の国と地域の18,000ブランドの商品が販売されています。購入者の46%は新中産階級、50%以上が30歳以下となっています。

(アリババジャパンHPより https://www.alibaba.co.jp/service/tmall/ )

 

 

 

今日は越境ECにいち早く目をつけて天猫国際に出店した日本企業をご紹介しましょう。

 

 

①キリン堂

(kirindo海外旗舰店 https://kirindo.tmall.hk/ )

2014年とかなり早い段階で天猫国際に出店した「キリン堂」。2015年のW11では4億5000万円と日本ブランドで当時売上1位を記録しています。

 

 

 

 

②ミキハウス

(MIKIHOUSE海外旗舰店 https://mikihouse.tmall.hk/ )

 

日本国内でも高い人気を誇る老舗の子供服ブランドですね。

ベビーシューズはかなり高額であるものの圧倒的な人気を誇っています。

 

 

 

③三越伊勢丹

(三越伊勢丹海外旗舰店 https://mitsukoshiisetan.tmall.hk/ )

 

日本の百貨店として初めての出店です。訪日中国人旅行客の間では言わずと知れた人気のショッピングスポットですので、日本の店舗に来店した人をECサイトでのリピーターにつなげることや来日する機会のない人にも訴求することで新規顧客の開拓などができるでしょう。