資格マニアの品格

取得資格107個のスイスポ乗り      by Y.M

LEGACYのフロントパイプ

2021年02月13日 | 資格

先月の下旬に、HKS製メタルキャタライザーが届いた。
触媒一体型のフロントパイプである。

インプレッサWRXやレガシィに搭載される、スバル社の水平対向型エンジンEJ20は
基本特性として、排圧が高い。
というのは、著者Y.MのGT Spec.BのようなEJ20ターボ仕様は、
排気系のレイアウトが特殊であり、配管が複雑であるのに加え、
キャタライザー(触媒)とタービン排気側ハウジングの繋がっている部分が、
あまり効率の良い形状ではないため。

また、スバル社の純正キャタライザーは、排ガス規制をクリアできるよう
安全マージンが大きく取られているらしく、
セル密度(cpsi)が大きい構造となっていることも排気抵抗の原因となっている。


HKS製メタルキャタライザーは、触媒部分の網目セル数を
浄化機能を損なわずに減少させることにより、排気抵抗を小さくしたスポーツ触媒であり、
パイピングの形状も排気効率の良いものとなっている。



純正触媒+フロントパイプの質量は9.5kgなのに対し、
HKS製メタルキャタライザーは8kgと、軽量化にも貢献している。

部品持ち込みで、コクピット・テクニカに交換を依頼した。
マフラー交換などと異なり、長時間の難儀な作業になるらしい。

交換後は、二次加速(ブーストの立ち上がり)のタイミングが早まったうえ、
エンジンの吹け上がりも良くなり、歴然と高レスポンス化されている。
EJ20は排気系の部品ひとつで、こうも変わるものなのか。

朝6時過ぎ、某所にて0-100km/hを計測。
スタート時はエンジン回転速度7000rpmにてクラッチミート。
さすがはAWD、まったくホイールスピンしない。

結果は4秒70と、好タイムであった。
(なお、手動ストップウォッチにて計測ゆえ、微々たる誤差は生じる。)
クラッチを摩耗劣化させたくないため、1トライで終了。

0-100km/hの4秒70は、既にシビック タイプR(DBA)の5秒台後半を凌ぎ、
WRX STI(CBA)と同等といったところか。
やはりAWDは強い。
(そもそもタイプRはFFゆえ、スタートダッシュには不利。)
この調子だと、ブーストアップ後には4秒台前半が予想される。


HKS製メタルキャタライザー BL5後期用(D型~F型)は高価なものだが、
値段相応のメリットは十分にある。


ターボ車のパワーアップに際し、メジャー志向のマフラー交換やエアークリーナー交換に比べ、
フロントパイプ&触媒の交換は軽視されがちのようだ。
しかし、EJ20のエンジン特性に限っては、
フロントパイプ&触媒の交換は、何よりも重要な意味を持つ。

一般的に『排気の抜けの良さ』と『低速トルク』には、負の相関があるように思われるが、
排気ゼロから閾値に至るまでは、正の相関となる。
つまり、『抜けの良すぎる排気系パーツを取り付けることにより、低速トルクが失われる』
という場合とは異なり、EJ20は、抜けの良いHKS製メタルキャタライザーを取り付けることにより、
局部的な排気の抜けの悪さ(気流的なアンバランス)が解消され、
低速トルクが増すということだ。

HKS製メタルキャタライザーを装着した副産物として、
スバル・エンジン特有の『ドコドコ・サウンド』も、多少なり大きくなるだろうという
密かな期待とは裏腹に、これといって差異はみられない。
やはり、リアピース交換は必須か。

HKS製メタルキャタライザーには自動車試験証明書も付いており、
車検時には、これを提出する。
(必要ないかもしれないが。)


次は、つい先日届いたウイングの話をしよう。


ABS樹脂製のWRX(CBA後期オプション)純正ウイングである。
これがレガシィB4 (BL5)にピタリと適合する。


部品持ち込みで、塗装・取り付けを『Car Factory Pittura』に依頼。
快く引き受けてくれ、代車も用意してくれたうえ、
仕上げに洗車のサービスもしていただいた。
良コスパで、個人的にもこのお店の評価は高い。


休日、朝のM川沿いにてWRXウイング装着後のレガシィを撮影。
ちなみに著者Y.Mは、心置きなくその日を満喫したいがため、休みの日も5:20起きである。

装着の目論見として、もちろんダウンフォースもあるが、
カー・ルッキズムの方が圧倒的に強いと言えよう。
WRXウイングは、走行時のメンタル面にもプラス的変化を与えてくれる。
周りを走る車への差別化、地上の戦闘機を操る意識、優越感の高まりなど。


『観られ感』も強く、著者Y.Mのドライビング・プレジャーは確実に高まった。
主観のまま無遠慮に語れば、WRXウイング付きレガシィの外観は、
エボやインプのように『戦闘力の高い車』の象徴であり、私の乗りたい車の本来のスタイルである。
そういえば、昔S13やR32などの
ウイング取り外しが流行ったころもあったが、
それはそれなりに良いと思う。


WRXウイング付きの外観は、周りを走る車の戦意を喪失させる効果も持つ。
自然界に生息する、ある種の生物が、威嚇的な容姿・身構えにより
外敵を寄せ付けず、戦わずして勝利するように。


WRXウイングの質量(約3.9kg)に
塗料を加え、約4kgとしよう。
(下地処理の工程もあり、僅かに軽くなるが、これは無視する。)
これにフロントパイプ交換の1.5kgを減じても、2.5kgの加増となってしまう。

そこで、マイカーの増量を忌諱する著者Y.Mはスペアタイヤと工具(約15.8kg)を撤去し、
現今は約13.3kgの軽量化となっている。
ゆくゆくは、後部座席の撤去なども実践したい。

どことなく大人びた、オブシディアンブラックパールのボディにボンネットダクト。
これにWRXウイングが加わり、わが家のレガシィは、
見事に戦闘的なスタイルとなった。


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