アイアンクロー

「アイアンクロー」

1980年代初頭のプロレス界でその名を轟かせた

フォン・エリック ファミリーを

描く伝記ドラマ。

大きな手で相手の顔を鷲掴みにする”アイアンクロー”を

得意技とする元AWA世界ヘビー級王者フリッツの

息子たちは、

父の教えに従いプロレスの道に進むが・・・・・。

(キネマ旬報からの抜粋)

懐かしさと共に、エリック家に起こった現実に

涙した。

しかし、演出には、残念ながら、キレがなく、深みもない。

79点  (ちょっと、おまけ!)

本当は、6人兄弟らしい。

そのうちの5人が事故死と自殺とは・・・・・。

昔の価値観などは、少し、

うちの一族、嫁方の一族によく似ている。

ただ、あの頃は、そういう家は多かったような。

映画ファンには、何故かしらプロレスファンも多い!

人生は、華やかな部分もあるが

汚くて、駆け引きだらけで、

思うどおりにはならない。

まっ、そんなところですか(笑)

ハーリー・レイス、ダスティ・ローデス、テリー・ファンクが

お気に入りでした。(いずれもデビューの頃ですが)

 

大谷選手、絶好調!

 

 

 

 

 

 

オッペンハイマー

「オッペンハイマー」

原爆を開発した科学者オッペンハイマーの半生を

実話に基づき、

「TENET テネット」の

クリストファー・ノーランが映画化。

第2次世界大戦下の米国で

世界初となる原子爆弾の開発に成功したオッペンハイマーだったが、

投下後の惨状を聞き、

深く苦悩するようになる。

(キネマ旬報からの抜粋)

82点

 

まず最初に感じたのは、白人は相変わらず、差別する人種だなと。

 

作品としては、オッペンハイマーの人物を描くのがテーマだから

よく出来ていると思いました。見応えは十分。上映時間は3時間ですが、

長くは、感じませんでした。

確かに原爆の恐ろしさが、いまひとつ伝わらないという意見もありますが

それは仕方のないところです。

ただ、物語としては、いつものノーラン流の時系列の組み立て方が

少しややこしかったのも確かです。(ノーランにしては、わかりやすい?)

ボクは、先祖が広島でもあり、

近現代史はある程度興味があり、知識もあったので良かったのですが

観る前にある程度の予備知識は必要な映画ではと思いました。

真っ新な状態で観るのが僕も多いのですが

この作品に関してはちょっと調べておいた方が良いみたいです。

だから、トルーマンが出てきた場面が一番、腹が立ちました。

オッペンハイマーはあくまで発明者の一人であって

使用した張本人はトルーマンです。

このブログでも、ちょいちょい意見は言わせてもらっていますが、

戦争はほとんど終わりかけだし、

一歩譲ったとしても、なぜ、2発も落とす必要があるのか!

違うタイプの爆弾の効果、威力を試す実験だったし、

高いお金も使っているし、戦後のソ連に対しての威嚇もあるだろうが、

何といっても、有色人種に対しての差別としか思えない。

特に、日本人はサル扱い。いまだに、そんな扱いが見え隠れするように感じます。

ユダヤ人の復讐としたいドイツは早々と降伏してしまい、

日本に落とすしかなかったのですよね。

ノーランとしての、又、オッペンハイマーとしての(赤狩り事件を含めて)

作品としては、本当によく出来ているとは思いますが、

個人的には、改めて差別というものを感じる映画でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

止められるか、俺たちを

「止められるか、俺たちを」

2018年 白石和彌監督作品

119分

門脇麦  井浦新 出演

大島渚、赤塚不二夫や篠原勝之などなど

1970年前後の個性的な人々が画面を

大いににぎわせています。

白石監督の師匠でもあり、

独特なピンク映画を作り出していた故・若松孝二の

若き日を描く青春群像劇。

確かにあの頃は、あんな感じだったような(ワタクシは中学生でした)また、

日本の青春時代でもあったような?

評価は高いけど、何か遠慮があるような作り方に感じました。

楽屋落ちというか、

前半は面白かったのですが。

 

タイガース、好調!

 

 

 

 

 

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」

Ⅿ・スコセッシ監督、L・ディカプリオ主演によるサスペンス歴史劇を

AppleTV+配信に先立ち劇場公開。

同名小説を原作とし、

1920年代のオクラホマ州で

石油により富を得た先住民が

被害者となった実話を基に、

思いもよらないロマンスを通して描く。

(キネマ旬報からの抜粋)

「ウインド・リバー」を、思い出しました。

「オッペンハイマー」もそう思いましたが、

白人というより、悲しいことに

本来の人間の汚さ、

特に、差別と暴力。気持ちの良いものではありません。

音楽と役者の演技は素晴らしいです。

ただ、ちと長い。

 

今回の朝ドラの”虎と翼”も

面白いですね。

さすが、伊藤沙莉ちゃん、適役です。

 

 

 

 

 

ゴールド・ボーイ

「ゴールド・ボーイ」

平成”ガメラ”3部作の金子修介監督が

岡田将生を主演に迎え、

殺人犯と少年たちの心理戦を描いたクライム・サスペンス。

総再生回数20億回の

大ヒットを記録した中国の配信ドラマの原作、

スー・ジェンチンの小説”The Gone   Child”の舞台を

沖縄に移して日本で映画化。(キネマ旬報からの抜粋)

79点

さすが、職人、金子監督。

上手い演出で、飽きさせない作品でした。(上から目線で、すんません)

ただ、もう少し、濃ゆいというか、

例えば、残酷的なとは言いませんが、テレビでは表現できないような、

ウっというような場面が欲しかったような感じです。

岡田将生さんは、相変わらず

こういう役が似合うし、上手い。

子役3人も達者。

黒木華は、当然の演技。(昨年度の賞の少なさに、びっくり不思議!)

だから、

適役な方が多かったです。

監督さんの娘さん(金子由里奈さん)も、

監督をされていて、

この間のシネフェスでお会いし、お話もさせて頂き

サインとお写真も撮らせていただきました。(感謝、可愛らしい監督さんでした)

そして、

この作品も、今回のシネフェスで脚本賞をお取りになった

港岳彦さん。(やっぱり、乗ってますね)

面白かったです。

 

先週、弊社お隣の信用金庫の100周年の記念ということで、

大阪のホテル阪急インターナショナルで

竹中平蔵さんの講演会に寄せてもらいました。

500人以上の方が来られ

盛況でした。

やはり、お話も面白く、勉強させていただきました。

世界の情勢、これからの日本経済。

株価の動き、国内政治の動向。

何をするにしても、風に乗っていかなければいけないなど、

多岐にわたり、テレビでは言えないことなど、ユーモアを交え、

2時間近く、楽しく拝聴させて頂きました。

前回の須田慎一郎さん(ファンです)も

面白かったですが、

今回の方が役に立ちそうです(笑)

 

 

 

 

 

別れる決心

「別れる決心」

パク・チャヌク監督 6年ぶりの最新作にして、

カンヌ国際映画祭コンペティション部門監督賞を受賞した

サスペンス・ロマンス。

崖から転落死した男の妻ソレと、

その女の調査を始めた生真面目な刑事ヘジュン。

疑惑が深まるほどに

二人は惹かれ合っていく。(キネマ旬報からの抜粋)

品のある?映像と演出。

まさに隙のないドラマ?

ただ、僕個人といたしましては、

もう少しベタでお願いいたします。(あくまで個人として)

でも、それじゃあ、この作品、台無しですよね!?(笑)

 

K製薬さん、大きな問題になっています。

私個人としても、以前、いろいろ関わり合いがあったのですが、

会社の方針とか、方向性の違いでしょうか。

 

桜、きれいですね!

心が、穏やかになります。

頑張りましょう!

私のことです(笑)

 

 

 

 

 

 

 

Gメン

「Gメン」

小沢としおの人気コミックを映画化した

青春アクションエンターテインメント。

問題児だらけの私立武華男子高校1年G組に転入してきた門松勝太。

まっすぐなその性格に惹かれた仲間たちと

楽しい日々を過ごしていた勝太に、

凶悪組織・天王会の魔手が忍び寄る。(キネマ旬報からの抜粋)

ボクは50年以上、キネ旬を愛読しているのですが・・・・・・・

毎年、キネ旬のベスト10は、もちろん、楽しみにしております。

特に、読者のベスト10は、

評論家と違い、お金を払って劇場で観ている映画ファンの方たち。

そして、割と目の肥えていてエンタメと作家性が

程よく調和したベスト10。

それを

楽しみにしている読者のひとりです。

また、それを参考にして、前年に見落とした作品を観るための参考にもしていました。

(そういう選び方をしても、5本に1本ぐらいが

自分にとって当たりの作品です。)

そんな

見落としている作品の羅針盤でもあったのです。

改めて、申し上げますが、

これが、今年の読者選出ベスト1?

数年前にも、一度、こういう事がありましたが、・・・・・

吉岡、髙良、恒松さんらの演技は

確かにいつもの確かな演技に感心しましたが、

それだけ。

久しぶりに・・・・・な、映画を観ました。(失礼!)

 

タイガース、負けてるから、機嫌悪いぞ(笑)

 

 

 

 

 

 

トリとロキタ

「トリとロキタ」

少年トリと少女ロキタは、

アフリカからベルギーへ流れ着いたふたりの偽姉弟。

ドラッグの運び屋をしているが、

ビザを得るため、

さらに危険な仕事に手を染める。

新天地を目指す途中で出会ったふたりを追い詰めるのは

麻薬か、闇組織か、それとも・・・・。

(キネマ旬報からの抜粋)

ダルデンヌ兄弟作品 2022年 ベルギーとフランス合作  85分

余分なカットが無く、無駄のない作品だけに、

ドキュメンタリー調で

シビアに感じる映画でした。

ダルデンヌ兄弟の作品は、

いつも考えさせられます。

難民を受け入れても、この現実。

日本だったら、どうなるんでしょうか?

 

大谷選手の通訳解雇。果たして、

どうなるのでしょうか?

日本人、みんなが心配しているといっても

過言ではないのでしょうか?。

本拠地で、ヒット発進、 ひと安心?

頑張れ、大谷選手。

 

今日から、プロ野球も開幕。

頑張れ、タイガース!

 

今週のゴルフは、良い天気でしたが、

先週は、春の嵐の中でのラウンド。

皆さん、前半で帰られていましたが、

我々は最後まで、プレー。

えらい目にあいました。

 

 

 

 

夜明けのすべて

「夜明けのすべて」

月経前症候群で月に一度、感情をコントロールできなくなってしまう

藤沢さん。

転職してきた山添くんのささいな行動に、

怒りを爆発させてしまう。

しかしやがて藤沢さんは、

山添くんが

パニック障害を抱えていることを知る。

(キネマ旬報からの抜粋)

81点

上白石萌音さんって、こんなに上手かったっけって、

思うほどの熱演。(失礼!)

最近はやりの優しい映画。のひとつの答えではないかと思うぐらいでした。

今年を代表する作品になると思います。

「PERFECT DAYS」や

「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」などなどと比べても、

見劣りするどころか、好感の持てる作品でした。カット、カットも上手いし、

音楽も効果的で素晴らしかったです。

同じくプラネタリウムも効果的な演出でした。

早くもベストワン?(笑)

 

大谷選手狂騒曲、でもね、わかりますよね!

大相撲春場所、選抜高校野球も始まり、プロ野球もまもなく開幕。

政治は混乱し、プーチン露大統領は再選をし、第3次世界大戦を口にする。

トランプにも復活の兆しがあり、

果たして、今後はどうなることやら、・・・・・

誰にもわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

CLOSE クロース

「CLOSE クロース」

鮮やかな花畑や田園を舞台に、

無垢な少年に起こる残酷な悲劇と再生、後悔と孤独、

大人になるまでの痛みや軌跡を重ねる物語。

第75回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。

13歳のレオとレミは大親友だったが、

中学校に入学後、

その親密さを

からかわれて気まずくなる。(キネマ旬報からの抜粋)

映像も美しく、繊細な映画。丁寧に作られていると思います。

でも、ちょっと,いろんな意味でじれったくなるような作品。

ベルギー・オランダ・フランス合作

ルーカス・ドン監督作品。

 

米国アカデミー賞、

「PERFECT DAYS」は

惜しくも、受賞を逃しましたが、

「君たちはどう生きるか」

「ゴジラ-1.0」が受賞。

おめでとうございます!

アメリカ映画しか対象でなかった、このアカデミー賞も

近年、多様性の影響で

男女や人種、国籍の違いを超えて

評価されるのは喜ばしいことだと思います。(上から目線で、すんません)

特に今年は、多様性に加えて

戦争というキーワードが、多くを占めていました。

日本も3大映画祭や(ベルリン、ベネチア、カンヌ)

米国アカデミー賞で、

怪獣やアニメ以外はないのんかいと言われもしますが、

韓国などと違って国の後押しもないのですから、

よくやったとは思いますよね。

先達からの伝統は素晴らしいものがありますから、

これからの若い人たちの作品は

楽しみしかありません。