モガディシュ 脱出までの14日間

「モガディシュ 脱出までの14日間」

「ベルリンファイル」のリュ・スンワン監督によるアクション大作。

1990年ソマリアの首都モガディシュ。

国連加盟を目指す韓国と北朝鮮両国の間では、

妨害工作や情報操作が頻発していた。

そんななか、政権に不満を持つ反乱軍による内戦が激化する。

(キネマ旬報からの抜粋)

北と南の後半の緊張感が、面白かったです。

韓国映画は、いつも緊張感の中に

ユーモアなどを(息抜き)

挟むのが多いけど、

この作品もそんな作品でした。が、

この映画に限っては、もう少し減らした方が良かったかなと。

 

NHKのBSで、

“レジェンドの目撃者”という番組があります。

たまに観るのですが、

この前は、”張本勲”さんでした。

”あっぱれ”や”喝”でお馴染みですが、

最近の若い人たちには、どうも煙たがられているみたいですね。(笑)

でも、この人の生い立ちをよく聞いていましたから、

ワタクシは、味方です。

実際、失言も多いですが、時代も含めて、

この方の腹の座った精神、根性には多くの人はかなわないと思います。

ハングリー精神の塊みたいな人でしょう。

第2次世界大戦の末期、世界で最初に原爆を落とされた広島市。

ワタクシの母の実家も張本さんと同じ、広島市の猿猴川の近くの段原町です。

ただ、比治山のこっち側と向こう側(在日朝鮮人の町)。

母の姉も張本さんの姉も原爆の犠牲者です。

在日でもあり、しかも、幼い時に焚火に突っ込み左手が不自由。

自然に性格は荒れ放題。間違いなく広島ヤクザの筆頭になるのは

間違いなかったそうです。しかし、そうならなかったのは、

周りの人々のおかげと、野球に出会い

打ち込んだからだそうです。

その後の活躍は誰もが知っていますが、

在日朝鮮人ということで、あの力道山に可愛がられた話も

印象的でした。

それと、このエピソードは詳しくは知らなかったのですが、

フライヤーズからトレードで

本当は、阪神タイガースに決まっていたそうです。

それを、いつもの手で(笑)ジャイアンツが横から失礼したという事らしいです。

長嶋さんから言われれば断れませんよね。

ただ、タイガースの当時の吉田監督に断りの電話を入れた時に、

吉田さんが”良かったな、頑張れよ”と言われたそうです。

それを聞いた張本さんは涙を流して感謝したそうです。

(余談ですが、うちの親父は、ヨッさんと江夏とひげ辻と麻雀をした仲でした)

でも、あの当時、タイガースに入っていたら

田淵、ブリーデン、ラインバック、藤田平とともに凄い打線になり、

プロ野球の歴史も変わっていたでしょうね。

しかも、宝塚に土地まで買っていたそうですから

びっくらぽんです。

 

あの張本さんと同世代の門田さんが亡くなったそうです。

門田さんと言えば、王さん、野村さんに次ぐ本塁打数、打点共に歴代3位。

凄い人なのですが、野村さんや張本さん、落合さんなどは

パ・リーグからセ・リーグに移られ

光が当たった時もあったのですが、生涯あの当時のパ・リーグで

終えられていますから、地味だったなあという

印象はぬぐえません。ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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