2020年9月5日土曜日

シャープとジャパンディスプレイ


最近液晶テレビを買い替えました。

液晶テレビと言えば世界に先駆けて開発したシャープ。
そのパネルも開発製造しているシャープ。
そして、パネルメーカーとして一時は最競合であったジャパンディスプレイ(JDI)。

このJDIが石川県白山市にある白山工場の土地と建物を400億円前後でシャープに売却するとの発表がなされた。
但し、工場の設備はアップルに売却する方向で調整しているそうです。

業績不振のJDIは過剰設備を整理し経営再建を進め、一方シャープはアップルのスマートフォン「iPhone」向け液晶パネルの供給拠点として活用する方針で、三重県亀山市で造っているiPhone向け液晶パネルの生産を白山工場に集約させるそうです。

シャープでは大口顧客であるアップルへの供給を続けると共に、亀山工場では自動車や医療機器向けなど新たな顧客向けのパネルの生産を増やすとみられます。

また、微細な発光ダイオードで画像を表示する「マイクロLED」など、高精細な次世代ディスプレーの開発を進めており、この次世代ディスプレーの開発と生産に向けた戦略に向けた布石のようです。

一時期、ジャパンディスプレーよりもシャープの方が会社存続の危機ににありましたが現在は逆転してしまいました。

巨額の投資と新規技術開発が将来の成長に必須な業界であるだけに、どちらも頑張って欲しいものです。

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