2020年12月28日月曜日

トヨタ EV車用新型電池


ガソリンから電気へ激変している自動車。いかに高性能な電池を開発できるかが自動車産業の生き残りをかける状況となっており、そんな中にあってトヨタは数年後には全個体電池を搭載した車を販売する旨を公表しました。

該社は水素電池車の普及を目指していますが、EV車の本命とすべく全個体電池の開発を進めている模様です。

この「全固体電池」、電気自動車(EV)の次世代基幹技術として本命視され、政府から数千億円の補助金を受け官民共同で開発を進めています。

また、三井金属なども関連素材の生産準備に動いている模様です。

ところで全個体電池とは、現在主流のリチウムイオン電池の電解液の代わりに固体の電解質を使うことで、電池容量を示すエネルギー密度が数倍に上がり、しかも充電時間も現行EVの3分の1の10分程度で済むという次世代を担う電池といわれ、この電池を使えば小型EVでも車内空間の広さを犠牲にせずに航続距離を延ばせ、リチウムイオン電池を同じ条件で2倍超の500キロメートルの走行が可能になるそうです。

また、リチウムイオン電池は発火などのリスクが伴いますが、このリスクを低減し安全性を高められるメリットもあるそうです。

現在のリチウムイオン電池は、性能やコストの改善が限界に近づいているとの見方から、全個体電池への期待は高く、着々と開発が進められており、数年後には明るい材料となると思われます。

0 件のコメント:

コメントを投稿