ラッセルズリザーブ ☆ シングルバレル ♪ | 燃える ☆ 美食 ♪

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 皆さん、ごきげんよう。


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 見ただけで “ 重厚 ” 、と分かるオーラをまとったバーボンを発見した( 笑 )。



 それわ・・・、





 ラッセルズリザーブ☆シングルバレル( 笑 )




 昨年末に実家へ帰省した時寄った某やまやで出会った( 笑 )

 左側のもう1本はジャケ買いした “ イーグルレア ” で、こちらも美酒

 このラッセルズリザーブは、ワイルドターキーのマスターディスティラー( 最高蒸留責任者 )親子、ジミー・ラッセル氏( 父 )とエディー・ラッセル氏( 息子 )の共作で、ワイルドターキーが販売するウイスキーの中では唯一そのブランド名が付かないバーボン

 と言うより、数多のバーボンは創始者等の人名が付く事が多いから、こちらが王道なネーミングであり、しかも気合いを感じる

 最近のワイルドターキーは息子さんのエディー氏が監修する物も多く、特徴としては長期熟成で口当たりがマイルドで滑らかで甘く円やかという感じだけど、このラッセルズリザーブに関してはお父さんのジミー氏の技が多く反映されたと思われる逸本🔥

 ジミー氏の世代は禁酒法以前のバーボンの味、力強く、且つ濃厚な味わいを復活させる事に力を注いだ職人が多くて、このラッセルズリザーブも最近流行りの甘さで誤魔化す飲み易い系とは逆行する、ハードパンチャーだ( 笑 )

 これでは親子の意見が対立しそうだよね。

 そこは推測だけど、長期熟成派の息子エディー氏の提案だったと思われる。

 ⇨ “ バーボンの熟成は最短で6年でピークに達して、8年以降は味が劣化し始めて、飲める品質に耐えるのは、せいぜい10年 ” というジミー氏のポリシーに対して、『 じゃあ父ちゃんの腕ッぷしで最高の10年熟成を作ってみてよ( 笑 ) 』的なノリでプロデュースされたのではないか?

 と、Ken-G. は勝手に楽しく推察している( 笑 )。




 先ずは実家でストレート:いきなりバニラ & ドクターペッパー香、美味さを確信する香り

 キャラメルの甘味の後からアルコール刺激、余韻にドクターペッパー、これぞワイルドターキー( 凄 )

 ハードパンチャーなのに、つい飲んでしまう( 凄 )





 加水1滴:フルーツ香が咲く、味も同様🎵

 そこに数滴加水すると、更にバニラ香広がる

 アルコール刺激が強いのに甘く、切れ味が良いのに重厚な余韻が長い( 笑 )




 トゥワイスアップ( 2倍希釈 )ではフルーツ香と黒糖・ハチミツの香り咲いて、アルコール刺激弱まり、心地良い苦味♪




 ロックでは冷えると更にワイルドターキーの香りが “ 残る ”( 凄 ) 

 アルコールのアタック感は健在だけど、その刺激と甘さ、ドクターペッパー風味のパンチが癖になる( 笑 )


 ジミーの拘り炸裂

 “ 10年でもこれだけのパンチを出せる! ” というワイルドな美味さ( 笑 )

 対してエディーは “ ワイルドターキーでも長期熟成が出来る ” という方向性。これはビーム家も同じかな( 笑 )。




 ただ円やかで飲み易いだけではない、濃厚かつストロングな美味さ

 これぞワイルドターキーだ【 笑 】!!




 ベイカーズと並べて呑るのは、単なる贅沢だけではない。

 ジムビームの先代マスターディスティラー、故ブッカー・ノウ氏が仕込んだバーボンでもあるこのベイカーズは、やはり味わいがラッセルズリザーブと同じベクトルに在り、同じく禁酒法以前の力強いバーボンを目指して作られたという共通点が見られるから

 それからこんな噂を聞いた事がある。

 ブッカー氏の葬儀の参列者の中で、最も号泣したのは他ならぬジミー氏だったそうな。

 禁酒法廃止後からバーボン界を立て直した両者は、互いの苦労も知り合っていた事は想像に難くない。

 それが分かるからこそ、最大のリスペクトが双方に在ったが故の出来事。

 こんなストーリーを夢想しながら呑るラッセルズリザーブとベイカーズは、また別格の美味さになる

 これもウイスキーの楽しみ方の神髄の1つではないか( 笑 )




 酒の飲み始めの頃からワイルドターキーという癖の強いバーボンを好んでいたおかげで、『 バーボン党の Ken-G. には無理かも』とまで言われていたヘヴィリーピーテッドのアイラウイスキー:アードベッグも1発で癖になってしまった( 笑 )

 “ 後天的味覚 ” を育ててくれたワイルドターキーには感謝もしている🎵




 現在:2本目、このボトル並ぶと荘厳だナ( 笑 )




 55%という高アルコール度は、コークハイでも負けない美味さ( 笑 )
 



 個人的にはシングルバレルやカスクストレングス等の強いウイスキーは、ミスト( クラッシュアイス )でタップリめに飲むのが好み


 週末にゆっくり飲みたい時、ラッセルズリザーブはガツンと Ken-G. の心を癒やしてくれる、頼れるバーボンだ( 笑 )。

 酔いが目的ではなく、バーボンを味わいたい時に、また大事に飲もう