カルク=エラートの練習曲 Op.107に挑戦 メモ用

久しぶりにエチュードに挑戦しようと思い

数年前に買ったエチュード

カルク=エラートの30の練習曲 op.107

の練習を始めた。

練習を始めるのは今回が初めてではなく

何回も挫折しているので

今回は挫折防止ということでブログに書くことにする。

メモと聴いた音源のメモ用。

練習メモ

エラートのエチュードの録音を終えた。

1番の公開が20219月なので、30曲録音するのに10か月かかった。

エラートのエチュードは難しく

ある程度のレベルを維持していないと、録音ができない。

レベルを維持するために

普段やっているタファネルゴーベールの音階練習に加えて

ケーラーのOp.33の一巻を吹いてから

エラートのエチュードを練習するようにしたら

大きく崩れることがなくなったので

これからも、この方法で練習を続けて

レベルを維持する事など、試行錯誤をみようと思う。

 

 

 

YouTube再生リスト
30の練習曲 /カルク=エラート

2022年8月8日
30曲目投稿で完成。

楽譜

フルート カルク=エラート/30のエチュード (ISE Collection International S)

 

参考音源

 

楽語 意味

1番
・Tempo giusto 正確な速さで。
・rallemtando だんだん遅く。

2番
・Un poco mosso,ma non brillante 少し速く、しかし華やかにならずに。
・amabile

3番
・Allegro alla Händel(non troppo brillante) 速く、ヘンデル風に。
・grazioso 優美に。
・senza risoluzione 後打音なしに。

4番
・velocissimo e brillante 速く(急速に)、華やかに

5番
・Allegro giusto 速く、正確なテンポで。
・quasi eco エコーのように。

6番
・Appassionato e stretto 情熱的に、だんだん緊迫して速く

7番
・Moto perpetuo 常動曲 常に動きをつけて

8番
・con molto brio とても活き活きと

9番
・Rapido e brillante 速く、華やかに

10番
・Leggero e veloce 軽やかに、俊敏に(速く)

11番
・Velocissimo e molto leggero 極めて速く、軽やかに

12番
・Leggero.grazioso e veloce 軽やかで優美に、そして速く

13番
・Leggerissimo e grazioso とても軽やかに、そして優美に

14番
・Moto perpetuo 常動曲 常に動きをつけて。
・il piu presto possibile できる限り速く。

15番
・Mosso e leggerissimo とても軽快に。

16番
・Un poco mosso.umoristico 少し速く、ユーモラスに。

17番
・Leggero veloce,giocoso 軽快に速く、楽しげに。

18番
・Adagio (quasi cadenza) ゆっくりとしたテンポで(カデンツァのように)
・allargando だんだん強く遅く
・vivace 活発に

19番
・vivacissimo,scintillante 非常に活発に、きらめくように
・aguzzo とがった、鋭い

20番
・Ardito capriccioso ed assai mosso 大胆に気まぐれに、そして非常に速く
・umoristico ユーモラスに
・sempre piu affrettand 常に急いで
・a rigore di tempo 正確なテンポで
・precipitando molto とても速く

21番
・In tempo di Walzer ワルツのテンポで
・grazioso 優美に
・morbido 柔らかく
・scherzoso おどけて、戯れるように

22番
・Agitato ed appassionata 激しく、そして情熱的に。

23番
・Adagio appassionato(quasi recitativo) 緩やかに(テンポ)情熱的に(レチタティーボのように)

24番
・Rapido quanto e possibile できるだけ速く。
・ironico 風刺的な 皮肉な
・calando,ma sempre a tempo 和らいで、しかし常に元のテンポで。

25番
・un poco vivace e capricioso 少し活発に、気まぐれに。
・kapriziös 気まぐれな。

26番
・capriccioso,con civetteria 気まぐれに、人目を引くように媚, 媚態(びたい)

27番
・Un pochettino mosso ほんの少し速く。

28番
・Sciolto,elegante e rapido 流れるように優美に、速く。
・appassionato 情熱的に。
・precipitando 性急に、速く。

29番
・Velocissimo e frizzante 非常に速く、きらめき(ちくりと刺す)

30番
・Chaconne 穏やかで荘重な三拍子を特徴とする変奏曲。
・leggiero 軽やかに。
・Veloce e brillante assai 急速に、とても華やかに。
・ancora piu mosso もう一度それまでより速く。
・Presto il piu possibile 急速に、できるだけ速く。
・allargando だんだん強く遅く。
・Sonoro 朗々と響かせて。
・stringendo だんだんせき込んで。
・stringendo con agitazione だんだんせき込んで興奮する。
・Rapidissimo とても速く。
・con molto slancio とても性急に(衝動的に)。
・immer glanzender とてもきらびやかに。

 

練習メモアーカイブ

2021年
8
13
1

20
22小節目を取り出して練習。アーティキュレーションを守る。
2

27
28小節目だけ取り出して練習。跳躍が難しいがムキにならないように気をつける。唇のリラックスと息の使い方。

814
3

3小節目のアーティキュレーションと跳躍の練習。
8小節目と9小節目の低音を丁寧に吹く。低音のフォルテは楽器がしっかり鳴っているのを確認してから息を入れる。
11小節目の交互に出てくるフォルテとピアノの差の練習。
16小節目のアクセントの付いたトリルは、音の立ち上がりと、速いトリルになるように気をつける。
25小節目だけ取り出して跳躍の練習。口が硬くならず柔軟に。息の使い方に注意する。

その他
練習の休憩時、YouTubeのサムネ用画像を探す。

815

4
1719小節目だけ取り出して練習。
間違えながら全体を数回通す。

5
7小節目の中音から高音へのスラーの跳躍を練習。
22小節目から最後まで、アーティキュレーションに気をつけて練習。

826
エラートのエチュードの練習が三日坊主になってしまって中断したが、ブログにメモを書き留めていると練習が再開しやすい。

エラートのエチュードに気持ちを向けるために、ケーラーのエチュード Op.33の一巻から一曲選んで練習してからエラートのエチュードを練習することにした。難しい曲に取り組む前に比較的易しい課題をやって回転数を上げていくような感じ。

 

もちろん、やりたくないなと思えば無理してやらない。

エラートのエチュードをやる時のルールは

いつでも中断してよい
気が向けば始めればよい

にしよう。

6
ワンフレーズを3回ずつ練習。
1216小節目を取り出して練習。和音の変化と高音のコントロールを意識して。
22
24小節目の高音ソ♭への跳躍の練習。

 

827

7
6番と同じようにワンフレーズずつ練習。58小節目や910小節目のように、リズムは同じ形で和音が変わっていくところを取り出して練習

828
8
冒頭の2オクターブのアルペジオを流れが止まらずに吹けるように練習。
1316小節目まで、アーティキュレーションに気をつけて練習。アーティキュレーションは守るが、流れは止まらないように気をつける。

9
リズムパターンで区切って、同じリズムパターンのところを練習。

831
10
2小節目の高音ファの響きに気をつける。1小節目からの息の流れが止まらないように。
15小節目の跳躍の練習。口が硬くならないように、出来るだけリラックスをして。
17小節目からのアーティキュレーションに気をつけて練習。リズミックにタンギングが出来るように意識する。

9月1日

11
基礎練習の時にダブルタンギングとトリプルタンギングの練習をする。
112小節のダブルタンギングが硬くならないように。流れを大切に。
13小節目からのトリプルタンギングのとこだけを取り出して練習。
ムラができないようにメトロノームを使って練習する。

 

92

練習メモのアーカイブが長くなってきたので目次の作り方を調べる。
12
2小節目や6小節目の低音のスタッカートの練習。
息のコントロールとタンギングに注意する。低音は息のスピードを落としてタンギングをはっきり。
4小節目のスタッカートは硬めに発音するが、音楽の流れが止まらないようにする。
12小節目だけ取り出して跳躍の練習。
17小節目の高音はオーバーブローになってないか気をつけながら吹く。

 

94

1番を録音。
マイクを前にすると体が硬くなり、1小節目の低音ミや9小節目の低音ドなど、力んで音色が潰れやすい。
大きな音を出す時ほどリラックスを忘れずに。大きな音というよりは、響いた音を出すようにする。

98

13
二声部を意識する。
上のパートは明るい音、下のパートはしっかりとした響きになるように意識してみる。
音楽の流れが止まらないようにフレーズを大切に。

9月9日
2番の録音。
大きい音ではないが鋭い音を目指す。27小節の跳躍が難しい。

910
3番の録音。
拍子が4/4だが、大きく2拍子で吹くように意識してみる。2325小節が難しかった。

911
4番の練習。
冒頭4小節間の音域が2オクターブと広いので、アンブッシャを柔軟に。
フレーズ流れが止まらないよに、指のリラックスを意識して。指が止まる箇所は、テンポを落として頭の整理をする。

14
譜読みを終えてテンポを上げていく練習。
テンポを上げる時は1、2拍と3、4拍を分けて、上手くいけば12拍と3,4拍を繋げる。
1小節と2小節を分けて、上手くいけば1小節と2小節を繋げる。

小節を半分に分けたり、1小節ごとなど、ブロックで分けて上手くいけば繋げ、上手くいかなければブロックを分解するのを繰り返す。

9月14
15
音楽の流れを大切に。流れが止まらないように、息や指の動きに注意。
音楽的になるようにフレーズの始まりと終わりを意識する。

16
低音域のスタッカートの音色がまろやかにならないように、息の量とアパチュアに気をつける。
低音は息を出し過ぎないように。息は少なく、タンギングははっきり。
4小節目の装飾音符は、響きが潰れないように。装飾音も大切に響かせて。
14小節目は4拍目にむかってクレッシェンド。クレッシェンドの時に力まないように。

915
4番の録音。流れを止めないように意識したが、テンポのキープが難しい。
録音を進めていくと、指に力が入って動きが悪くなってしまう。
リラックスをすることは大切。

10月~11

心が折れては、ダラダラ練習の繰り返しで中々録音まで行けず。

難しい曲に挑戦する時は

どういう風に練習するか

というより

どうやってモチベーションを保つか

が、大事なことか。

高くジャンプをする前にはしゃがむもの。

まさにこれで

今自分はしゃがんでる時なんだと認識するところから始める。

焦らずに、何回でもしゃがんで、何回でもジャンプする。

20225

モチベーションとレベルを保つこと。

エラートのエチュードが難しく、調子に波があると録音までたどり着けない。

今回試しているのは

いつもより音出しやスケール練習に時間を割く。

技術的に難しくないエチュードを1、2曲練習してからエラートのエチュードに取りかかる。

焦らずにエンジンの回転数を上げてトップスピードまで持っていくイメージで。