いま伝えたいことがあります。
 

 

気になったタイトルを見つけて興味のあるものから読み進めていただきたい。

気になった言葉にマーカーで色をつけて、そのとき思いついた言葉を書き込んで欲しい。私が書いた文字と文字の間には、書ききれなかった私の想いが隠れている。その余白は、読者が読者の言葉で埋めて欲しい。そうすることで書かれた文章が自由に歩き出し、読者の世界と繋がる。文章ってそんなものだと思う。

 

コラムのひとつひとつはパズルのピースのようなものです。ピースは、形も大きさもばらばらで、隣り合わせに繋がるとも思えない。でもいつかはどこかでピッタリとはまる隙間が生まれるような気がする。
 

出来上がった「パズルの絵」は何だろうか? 今はわからない。でも分かったとき、見えてきたとき、自分の人生が終わる気がする。

パズルは、もともと出来上がった絵を様々な形と大きさのピースに分断する。だから最初に誰かが書いた絵が存在する。でも人生のパズルはどんな絵が描かれているか、最後まで本人にはわからない。最終の絵を知っているのは神様だけかもしれない。


歳をとって分かったことといえば、何枚かのピースがつながってきたことだ。二枚つながったもの、三枚つながったもの、そしていまだにどこにもつながらない一枚のピースもある。一枚のピースにも意味を込めたらしい、綺麗な柄が施してある。この先何枚のピースがつながるか、どんな絵が見えてくるのか、命が尽きるまで楽しめる。

生きたいと思う気持ちがパズルのピース(一片)なら、千枚のピースが繋がった「パズルの絵」は、探していた、私が生きる理由かもしれない。

 

 

今までブログに書いてきたものを、「いま伝えたいこと」としてまとめています。読み続けると、違うタイトルの中に同じフレーズが出てくることがあります。それは、私の過去のひとつの点が新しい点とつながって来たためです。その点たちもぜひ探して欲しい。点と点が繋がり一本の線になり、線が三本集まって一片のパズルのピースになる。

 

「いま伝えたいこと」はこれで終わらない。来年になれば、またそのとき伝えたいことが生まれる。書いて考えて、気づいてまた書く、その繰り返しです。

今まで目に留まらなかったものに光をあて、そこから得られる意味を見つけて、自分の人生を楽しんで欲しい。