野球の球種
大谷の大リーグを見ていても最近の球種の多さについてゆけない。
子供の頃のプロ野球はストレート、カーブ、ドロップ、シュートくらいのものだった。
江夏豊の頃は140キロ台の速球を快速球と言っていた。
ピッチングマシーンが普及して高校生でも140キロ台のストレ―トは打つ。
怪物と言われた松阪もPL戦は結構打たれて一点差で勝った。
投手がヒットやホームランを打たれないためには
- バットに当たらない快速球を投げる。
- 緩急でタイミングを外す
- ボールをバッターの手前で曲げて芯に当てさせない
- バッターの手前でボールを落とし芯に当てさせない 空振りさせる。
前回のWBCのアメリカチームの投手を見ているとストレートも変化いたので真芯で捉えられなかった。
ボールの持ち方、縫い目の位置、縫い目の指の掛け方、手の離し方で変化を付けている。ストレートと同じ投げ方で変化する球を投げる。
球種
ストレート系
シーム(seam)は縫い目、縫い目に指を掛けて投げる 縫い目の数で球は変化する。
- フォーシーム 一回転する間に縫い目を四回通過する握り 大谷の得意な球
- ツーシーム 一回転する間に縫い目を2回通過
- ワンシーム 一回転する間に縫い目を一回通過させる握り 菅野の得意な球
- ストレート 縫い目のないところを握る
曲がる球
- カーブ 比較的、球速遅く曲がり落ちる。左右に縫い目が来るように握りリリースの時に指先で弾き回転させる。工藤公康、SB武田が印象に残る。
- スライダー 比較的球速があり鋭角に曲がる、落ちる ストレートの握りと投げ方も変わらない。指先で変化を与えるのは人それぞれ 田中将大のスライダーは高校生に手がでず。
- ドロップカーブ カーブと同じ巨人の堀内の得意球
- シュート 右バッターのインコースに食い込む球。大洋の平松のカミソリシュート
お落ちる球
- スプリット スプリット フィンガーファーストボール(SFF)
中指と人差し指に挟み親指で支える。大谷の三振を一番取れる球
- ホークボール 中指と人差し指に挟んで投げる。ホークのように見えるからアメリカでは言わないそうだ。野茂英雄、佐々木の決め球
その他
- カットボール ストレートの握りで指を中心からずらす、僅か球ひとつ変化する。打たせて取る球、三振だと球数多くなる。大谷も省エネ投法で投げ出した。
- シンカー 中指、人差し指で挟み5本の指を使い握る。落ちる球、サイドハンドの投手が投げやすい。ヤクルト高津の決め球
- チェンジアップ 五本の指で鷲掴みする。落ちる球と遅い球でタイミングを外す。ストレートと同じ軌道で投げる。
- スクリュボール 中指、人差し指で挟み5本の指で握る。落ちる球、中日、山本昌の得意球