10月8日は二十四節気の一つ「寒露」
今日10月8日は二十四節気の一つ「寒露(かんろ)」です。
旧暦九月、戌の月の節気で、秋分の日から15日目に当たります。
毎年新暦の10月8日頃で、天文学的には太陽が横径195度の点を通過する時を言います。
「寒露」とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露の事をさし、秋の深まりを思わせる頃になるとは言われますが、今年はやっと朝や夕方が秋を思わせるようになりましたが、まだまだ秋が深まるとは言い難いですね。
この頃になると、各地で米や五穀の収穫がたけなわで、農家の方はお忙しい季節だと思います。
また、昼は短くなり始め、涼しい秋の夜長に虫の声が楽しめるようになりましたし、広葉樹の葉がそろそろ色づき初めています.
そんな季節の移ろいを、かわいらしい露に見ようとするところが面白いですね。
霜降までの七十二候
初候 鴻雁来(こうがんきたる)
雁が飛来するころ
次候 菊花開(きくはなひらく)
菊の花が咲き始める
※古い中国の七十二候には、(雀が海に入って蛤となる)と言うのもあったようです、古代中国人の発想は面白いですね。
末項 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
きりぎりすが、戸口で鳴くころ
※ 初候・次候・末項を見ると、季節感が感じられますね
※「山野に出かけて虫の声を楽しむことを、虫聞き」と言うそうです、
「虫聞き」とは優雅な響きですね、
でも、うちでは、山野に出かけなくても、うるさい程虫の音が聞こえます。