●潰瘍性大腸炎2)出血部位と色 | 潰瘍性大腸炎 & クローン病&過敏性腸症候群の改善・完治・根治

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▼ 出血がサイン

潰瘍性大腸炎の初期症状は、粘液とわずかな出血だったという人は多いのでは。

ぢと似ているため、見逃す人が多い。ローカルの病院だと、ぢと診断され治療が遅れることも。

なかには、いきなりトイレで大量出血し、病院に駆け込むケースもあります。

なんで潰瘍性大腸炎になると、出血するのか。

 

▼ たくさんの動脈とつながる大腸

下図は、大腸に直結する動脈です。大腸の内側でぐるりと丁寧に接続している。日本人は、横の結腸が長い人が多く、S字結腸は図に描かれているものよりも長いので、接続部分はもっと増えます。

なぜ、あちこちくまなく血管と接続しているのか。

 

動脈は豊富な酸素と栄養を運びます。大腸の細胞を育て活性化するために。

静脈は、ここには描かれていませんが、動脈の隣にあることが多い。二酸化炭素、腸内細菌が作り出したわずかながらも貴重なビタミン類、微小なごみを収集します。

 

大腸の最終部分の直腸は、ほかの部位に比べると、血管の数が少ない。なんでだろう。

憶測:

ほかの部位は、ぎゅっと筋肉を縮めじゃばら状になっている。ひだを伸ばすと、1.5メートルが2メートル長くなる。なので、より酸素や栄養が必要。

直腸は、ひだがほとんどない。なので、動脈との接点が少なくても良いのかも。

 

 

▼ 大腸の部位によって異なる消化物の色

下図は、出血した部位によって、消化物の染まり具合が違うことをあらわしています。

小腸を通過し、右手側(上行結腸)から入った消化物は、排出するまで12時間~24時間~48時間かかります。出血したときは鮮血色ですが、時間がたつにつれて酸化し黒に近くなる。

 

胃腸内で出血した血液は、14時間たつと黒っぽくなる。かなり黒いのは、遠い胃の出血かも。

直腸は、出口間近なので真っ赤です。

 

 

上記の図だと、鮮血は直腸だけということになります。濃いほど全大腸炎に近づく。

みなさん、茶系の出血、経験したことありますか?