中国侵攻なら「戦う」台湾の8割に
世論調査で判明…危機意識高まる
中国から軍事攻撃を受けて戦争になった場合、「台湾のために戦う」と考える台湾人が、8割近くに上っていることが分かった。米台の急接近に反発した中国が、台湾海峡周辺で軍事演習を繰り返すなど武力威嚇を強めており、台湾でリスク意識が強まってきたからだ。
台湾人のこうした危機感の高まりについて、政治評論家の呉嘉隆氏は、「中国が(今年6月に)『香港国家安全維持法』を施行したことが台湾人に与えた衝撃は大きく、中国に併合されれば香港(への抑圧)のようになってしまうと危機感を感じた人が多い」と指摘。さらに、「トランプ米政権が武器売却などを通じて台湾を支援する姿勢を明確にしたことで、『台防衛』に自信を深めた人が増えた」とも分析した。 産経新聞