市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

自宅で一人の時、急に倒れたら・・・

2022-06-03 | 健康・医療
救急医療情報キット」って、ご存じですか?

駆けつけた救急隊員に、持病やかかりつけ医、緊急連絡先等の情報を伝えるために、
あらかじめ用意しておくものです。
私も8年前に本会議で取り上げたことがあるのですが、
当時に比べて、いま全国で多くの自治体に広がっていますね。

市原市でも、小学校区単位で福祉ネットワークの皆さんが、
独居の高齢者の見守り支援の一環として、医療情報キット「みまもりくん」の配布を行っています。
現在、見守り対象者は市内に約1200名とのことです。

筒型の容器に、医療情報を記入した用紙と保険証などのコピーやお薬手帳などを入れ、
自宅の冷蔵庫に入れておきます。
万一の場合には、救急隊が冷蔵庫を開け「みまもりくん」を持って搬送するという流れです。


(市原市HPより)

さらに市原市では、在宅医療を受けている方向けに、
記入に際して医療・介護の専門職による確認がなされる
ひまわりシート」という情報伝達ツールもあります。
こちらは現在約40件ほど利用しているそうです。

さらにさらに、「これはいいね、見守り対象世帯以外にも広めたいね」と、
町会で独自に取り組んでいるところもあります。

こちらは、実際に取り組まれている町会のお宅の写真です。
救急隊員がすぐ気づくように、このように玄関ドアの内側や冷蔵庫の扉にシールを貼って


冷蔵庫のドアポケットにキットを配置。




こちらの町会では、この取り組みを消防局に報告してあるそうです。
前もって救急隊員が把握していれば、なお安心ですね。

高齢者じゃない、独居じゃない、持病もない、町会で取り組んでない、
でもキットがあれば安心なのにな・・・
という方は、個人で用意すれば良いわけで。
こんなサイトもありましたよ  吹田市「自分で作る医療情報キット」
要は、救急隊員がわかればいいのですからね。

・・・本当は、
「リビング・ウイル」(人生の最終段階を迎えたときの医療の選択についての意思表示)
の記載もなされるのがベストだとは思うのですが・・・
なかなか簡単にはいかない問題ですね。


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