Yassie Araiのメッセージ

ときどきの自分のエッセイを載せます

朝日記200812  競合があるコロナウィルスのモデルと私の8月の絵

2020-08-12 22:33:56 | 自分史

朝日記200812  競合があるコロナウィルスのモデルと私の8月の絵

猛烈な暑い日がつつきますね。 

きょうは午後に雷があって驟雨がありました。すこし涼しかったですね。

今日の絵は地獄見物です。

じこく見物

徒然こと  競合があるコロナウィルスのモデルについて

 

今月中に 所属学会投稿用の論文に仕上げ取り組んでいます。コロナウィルスに

関連するものを書くと宣言したため目下 奮闘中です。

  1. 感染モードを いったん化学反応速度論のまな板にのせて どうみえるかを

データを集めて鉛筆をなめなめ研究中です。

  1. SARSや初期武漢ウィルスなど新型コロナの先輩たちとの間で

彼らの世界での生存競争もしくは競合生存の説がでています。

これは京都の某教授の主張で、かれは西洋と東洋の感染モードの違いを

これで説明しています。

  1. かれはSpearmannの要因順位相関という統計を使っています。

彼の説の「競合」する反応ということが正しければ、初歩的な化学反応速度論が教える特徴がデータに表れているであろうと想像し、いくつかの国でのデータを眺めました。

  1. 化学反応は 大別して二つがあり 一つは1次反応というもので、反応物が単体として時間経過に対して指数関数的に増大もしくは減少するもの反応です。これらは 反応物を対数目盛の縦軸と時間を横軸にとると 直線関係に乗ります。半減期の大きさによって反応の特性が論じられます。原子炉の放射線の減衰や、通常の細菌などの増殖変化など多くはこの反応です。
  2. もうひとつは 2次反応というものでひとつの反応物が反応変化をするときに、関わる相手がいてその反応物との影響のもとで進行するものです。この反応がある場合にデータ上で特

徴があり、対象の相手は具体的にわからなくとも 反応物の量的;X変化として 1/Xつまり逆数が時間に対して直線に変化する領域が存在すというものです。

そういうことを、最近のマッカーリ・サイモン「物理化学」のテキストをひさびさにながめて教えられました。

  1. そこで ダメ元で、スウェーデン、英国、米国、イタリア、フランス、ドイツ、日本、韓国、シンガポールについて 1/Xグラフを当たりました。 すると上の国で日本まで7つは、みごとに1/X線が見られるではあいませんが。 韓国とシンガポールは1次と2次の混合中間的なモードでこれ自身興味はありますが今回は別とします。 
  2. うえのスウェーデン、英国、米国、イタリア、フランス、ドイツ、日本については、縦軸1/Xと横軸t の直線の勾配が反応速度定数k1で感染の定量化を与えることになります。(スウェーデンについては自然抗体をねらった防疫戦略で今後の経済的立ち上げ時の参考になる国として重視しています)

このk1のについて たとえば英国と日本で比べることから、競合している反応物(感染酵素)の違いが判明できることになる。

  1. もうひとつ、見ておく大事なデータは死亡数(率)です。

上の各国について 当たってみますと、なんと ここの死亡数Pについても、1/P つまり競合反応的なデータが得られました。ここで得られる反応速度定数k2とk1の差異や類似から

疫学上の数学モデルが構築されます。ここは腕のみせどころかもしれません。(私見では あの有名な生化学反応であるMichaelis-Menten酵素モデルとなることを予見します)

  1. この段階でモデルシミュレーションで感染予測と有効制御となればしめたものですが。

すでに誰かが挑戦しているかもしれませんが、右顧左弁していていてもつまらないので自分としての方向で進めています。

  1. 上のモデルはコロナウィルスの疫学的反応モデルですが、一方、生化学の分野では遺伝子次元での生体高分子酵素反応モデルとの接点があります。これについては、学術界からの研究成果が期待されます。 上の疫学反応モデルの検証という意味もありますが、人類にとっては喫緊の科学課題でありましょう。

 

今回の論文はそのような切り口でのほんの序論に過ぎないのですが、志しの方は、現代非平衡非線形熱力学でのエントロピー発生と現象安定問題へと目次だけは出来上がっていますが、日暮れて道遠しです。 小さくてもよいから、努力が切断することのなきことを願って、この夏の人踏ん張りとしたいと扇風機をまわして それこそねじり鉢巻きで過ごしています。

安倍さんの10万円で Windows10のPCを買いました。数式タイプの入力について 長らく思いとどまっていましたが、手書きを印字化してくれる道具を買い手習い中です。

食欲はあります。牛乳とオレンジジュースに安らぎを大いに賞しています。

 

また書きます。

以上近況まで。

荒井康全 2020/08/12

 

=====

Unknown (敬愛する森下さんからのコメント)2020-08-13 22:34:12荒井 康全殿
 
 何時も貴殿よりのメール誠に有り難うございます。

この度の内容は完全に理解してませんが、

非常に面白い内容でした。

 兎に角、良いワクチンが出来上がるのを

心待ちにしております。

     森下  拝 


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 朝日記200809  KateElwoodさ... | トップ | Asanikki 200818   Arai Appl... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (敬愛する森下さんからのコメント)
2020-08-13 22:34:12
荒井 康全殿
 
 何時も貴殿よりのメール誠に有り難うございます。

この度の内容は完全に理解してませんが、

非常に面白い内容でした。

 兎に角、良いワクチンが出来上がるのを

心待ちにしております。

     森下  拝 

コメントを投稿

自分史」カテゴリの最新記事