近年では女性だけでなく、男性も脱毛しているとよく聞きます。そして脱毛を始める年齢もどんどん若くなっているような気がします。
そこで今回は当たり前になりつつある脱毛の仕組みと皮膚に与える影響が気になったので調べてみました。
「医療脱毛は生えてこない!」とよく聞きますが、「発毛組織を破壊しているから」と多くのサイトで書かれており、その影響も少なからず副作用として表れているようです。
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●毛が作られる仕組み リンクより引用
毛を作り出しているのは、「毛根」です。球状に膨らんだ毛根の根元は「毛球」と呼ばれ、毛球の内側にあるのが「毛乳頭」です。毛乳頭は、毛細血管が運んでくる栄養分を取り込み、毛球内部にある「毛母細胞」に与えます。栄養分を受け取った毛母細胞は分裂を繰り返し、次々に細胞を押し上げ、毛が成長します。
毛には一定の寿命があり、発毛と脱毛を繰り返しています。これを毛周期と呼び、「成長期」→「退行期」→「休止期」の大きく分けて3つの段階を経ます。

脱毛の仕組み リンクより抜粋・引用
①医療脱毛ではレーザーを、エステサロンでは特殊な光を脱毛したい部位に照射する②毛が成長するのに不可欠な組織に熱が与えられる③発毛組織が破壊される、または弱る④今生えている毛が抜ける
というのが毛が抜ける仕組みである。
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●光(サロン)脱毛
光を照射し、毛根にダメージを与え制毛・抑毛する。
幅広い波長の光を利用し、紫外線などの有害な波長をフィルターでカットしながら照射。
発毛に関わる組織の集まりである毛根にダメージを与える。一時的に細胞が弱ることにより毛が生えなくなる。
医療用レーザー機器と比べるとパワーは弱く、あくまで毛根にダメージを与えるにとどまるが、痛みを感じにくい。

●医療(レーザー)脱毛
医療レーザーを照射し、発毛組織を破壊する。(発毛組織の破壊は医療行為となるため、医師や看護師が在籍する医療機関のみで行える脱毛方法。)
毛乳頭・毛母細胞・バルジ領域といった毛根にある発毛細胞を破壊。いちど失った毛の生産機能は再生しないため永久脱毛が目指せる。
アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・ヤグレーザーといった805~1064nmの波長を単一照射(機械によっては2~3波長同時照射)。
強いエネルギーでの照射だがメラニンのみに反応するため、肌へのダメージを最小限にしてピンポイントで発毛組織に作用。

●脱毛が皮膚へ与える影響 リンクより引用
医療脱毛では、発毛組織を破壊して発毛機能そのものを奪っています。そのため副作用として肌の乾燥、やけど、ニキビ、炎症、毛嚢炎が起こることもあるとされています。
レーザー脱毛で用いるレーザー光はメラニン色素にしか反応しないといわれていますが、その他の部分にも少なからずダメージが加わってしまいます。
このダメージによって肌の表面は荒れ、結果的に乾燥が促されてしまいます。
他にも脱毛によって患部にダメージが加わると、その部位の免疫力が極端に低下していきます。この状態で毛包という毛穴の奥部分に汚れや雑菌が溜まってしまえば、普段は起きないような炎症が発生していきます。これが毛嚢炎やニキビとして表にあらわれていくわけです。