光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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中古ショップの増加に思うこと

2024-04-28 05:05:30 | 思いつくままに・考察
 ここ1年ほどの間にわたしの現住地にも次々に中古ショップがオープンし、それなりに賑わいを見せています。

 これは現住地だけにとどまらず、帰省で訪れる故郷とか、遠出で出かける静岡や東京なんかでも似たような傾向でして遠出をするたびに中古アイテムのお土産ばかりが増えるという珍現象が現出していると言ったところですね。

 以前なら「現住地では売っていない新作アイテムを買う」というのが遠出のパターンだった事を思えば一種隔世の感があります。
 おそらくですが、わたしの周辺で(条件的に)これほど中古モデルが買いやすくなったのは空前の出来事ではないでしょうか。

 これまでにも当ブログでそれらのオープンセールで入手したアイテムを紹介する機会が増えているのですが、中古モデルを扱う店が増えるのに反比例して格安でコンディションの良いいわゆる「掘り出し物」に当たる機会は減っている気もしています。
 (また、あるチェーン店では鉄道模型に関する限り「店が増えても一軒当たりの扱い品の数が減っていて実質プラマイゼロだった」なんて笑えない現実もあったりするのですが汗)

 以前ならローカルな店なんかではそういう掘り出し物に当たる機会もそれなりにありましたが、ショップのチェーン店化に伴い全国的なアイテムの情報共有が進んだ結果どこの店でも「秋葉原相場」レベルの値付けが増えたり、ネットオークション販売の普及に伴い買う側も次々に入札で値を吊り上げる傾向が進んでいるのを実感させられます。

 要するに、もはや以前の様な虫のいい買い物は難しくなっていると言えると思います。

 と同時に(ある意味当たり前の事ですが)「安価なモデルは大概訳ありのコンディション」という常識というか傾向も知れ渡ってきていると言うのが現状なのでしょう。

 そういえば現住地で古くからやっているショップでは鉄道模型の売り場に「購入に際しては必ず状態をチェックして納得してから買ってください」と言った意味の張り紙を目にしたりしています。
 他の売り場ではここまで書かれた掲示をあまり見ませんから「単に安いからという理由でアイテムのコンディションをろくにチェックしないで購入して後からクレームをつける層」が一定数いたのではないかと推察されます。

 当たり前の事かもしれませんが、中古品の場合「なぜそれが安いのか」「その理由(専ら瑕疵や性能の低下)がユーザーの手に負えるレベルなのか」を見抜くスキルと覚悟が買う側にも要求される時代ではあると思えます。
 (まあ「外箱がなかった」とか「後付けパーツが取り付け済みだった」とかのモデラーや運転派には割とどうでもいい理由で安価なケースもあったりはするのですが)

 まあ、それでも選り好みしなければ過去最高のレベルで中古モデルが買いやすくなっているのは確かなので、定期的なショップ巡りでアイテム漁りができる楽しみがあるのはありがたい事ではあります。
 (尤も現住地の様な田舎ではそれすらが「欲しいものが無いのを確認する」という不毛なツアーになる事が大半ですが汗)

 (写真は本題とはあまり関係ありません)


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