お正月用に買ったシクラメンやパンジーは、春が近づくにつれて勢いづいてきた。
今日は強風が吹き荒れて凄く寒いよ。
簡単には春は来ないか・・・。
昨日、たぬ吉は愚弟の施設で書類に署名捺印するために出かけて行った。
ついでに、実家で探し出した愚弟が集めた鉄オタの資料、写真パネルなど大荷物を持って行った。
2月20日、ケアマネージャーさんが、「家に、鉄道の本や写真が一杯あるそうですね。今度持ってきてあげてください。」と言ったので、月命日の日に愚弟の部屋で色々探して一旦うちに持ち帰ってきた。
そして、昨日持って行ってやったのだ。
家に帰ったたぬ吉に、「喜んでたんじゃない?」と聞いた。
「『要らん!』と言って怒ってた。『パネルが地震とかで落ちたら困る。』と言ってた。もう、これ以上聞くな!」と機嫌が悪い。
えぇ~、苦労して持って行ってやったのにあんまりじゃないの!
ベットの上にパネルをかけた訳じゃなし、頭に当たることもない。
辞めていくケアマネージャーさんが最後の仕事として、少しでも愚弟が心を開いてくれればいいと思って言ってくれたことだった。
昨年、ベッドのマットが薄くて身体が痛いというので、マットを買ってたぬ吉は運んで行った。
「全然良くない。」といって、マットは外して部屋の隅に置いている。
ケアマネージャーさんが、マットを何種類か選んで、本人を寝かせてみて一番いいのに替えてくれた。
あの日、ニトリで買った「ボアの敷毛布は暖かい。」と言っていたと、ケアマネージャーさんから聞いた。
たぬ吉もホッとしていた矢先、昨日は、「マットを替えても身体が痛い。」と怒っていたらしい。
この間、「良くなった。」と言っていたのに、流石にケアマネージャーさんもビックリしていたそうだ。
いくら兄弟でも、たぬ吉も腹が立ったのだろう。
一体、何様?
迷惑かけても謝りもしない。
愚弟のことを思って、色々届けてもお礼も言わない。
来てくれるヘルパーさんをバカ呼ばわり。
その内、ヘルパーさんに見捨てられるよ。
ねこ吉は、とっくに見捨ててるけどね。
たぬ吉は、酷い目に遭っても愚弟の世話をする。許してやっている。愛情なんだろうね。
小さい時から、義母と愚弟を見ていて、マインドコントロール?トラウマ?かも知れない。
日曜日に最終回を迎えた「アイのない恋人たち」では、「愛とは許すこと」だと言っていた。
ドラマなどほとんど見ないねこ吉だけど、このドラマは心に刺さる言葉がたくさんあって珍しく毎週見ていた。ハッピーエンドだったしね。
主人公は、酷い目に遭わされた母親を許してやる。
母親は改心する。
許せば改心するのか・・・。
ドラマだからだよ。
現実は、何度も裏切られる。改心などしない。
ねこ吉には愚弟以外にも許せない事が一杯ある。謝ってほしい人が一杯いる。
ドラマを見ていて、ねこ吉が許さないからいつまでも苦しいのか?と思った。
イソップ童話の「北風と太陽」なのかとも思った。
しかし、現実は厳しい。愚弟は何も変わらない。
もし仮に、謝ってもらったら許さなければならない。
もう、謝ってなどいらない。
永遠に許してやらないんだから。
今日も、嫌なブログだな・・・。