標高929mの御嶽山の山頂に鎮座します。
公共の交通機関でアクセスするとなると、最寄りの鉄道の駅はJR御嶽駅となります。そこからバスに10分程乗り、ケーブル下。御嶽登山鉄道ケーブルカー滝本駅からケーブルカーに乗り御嶽山駅。そして、25分歩きます。御嶽山駅から神社までの6~7分程の道は舗装されていますが、宿坊が並ぶ集落に入るとすぐ急な坂になり、約10分。そして、土産物店のあるところを過ぎると330段の階段となります。
東京都内とはいえ、緑豊かで、都心の喧騒とは全く無縁な空気感があります。登山コースも整備され、山歩きを楽しむこともできます。
紀元前91年(崇神天皇7年)の創建とされ、736年(天平8年)に行基が蔵王権現を勧請したといわれています。
1234年(文暦元年)に大中臣国兼が荒廃していた社殿を再興し、以降は修験場として知られるようになりました。関東の幕府や武士から多くの武具が奉納されています。1605年(慶長10年)には大久保長安を普請奉行として本社が、1700年(元禄13年)には幣殿と拝殿が建立されました。
明治に入り、神仏分離により、それまでの御嶽大権現から大麻止乃豆天神社に改称しました。延喜式に載せられている"大麻止乃豆天神社"に比定されたことからでしたが、大麻止乃豆天神社と比定される神社が他にもあったため(稲城市大丸にある大麻止乃豆乃天神社)、御嶽神社と改称しました。1952年(昭和27年)に武蔵御嶽神社と改称しています。
本社玉垣内に大口真神(おおくちのまがみ:おいぬ様)を祀る大口真神社があることから、犬を連れての参拝者もたくさん見られます。"愛犬祈願"も行われ、犬用のお守り、ペットお守りも頒布されています。
2016年(平成28年)11月15日拝受
武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)
御祭神:櫛眞智命(くしまちのみこと)
大己貴命(おほなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこのみこと)
廣國押武金日命(ひろくにおしたけかなひのみこと)[安閑天皇(あんかんてんのう)]
奥の院:日本武尊
御利益:盗難除け、魔除け、五穀豊穣など
近隣の駅:御嶽山駅(御嶽登山鉄道ケーブルカー)徒歩25分
受付時間:8時30分~16時30分
公式サイト